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2005年11月前半
午前中は休養。午後、適当に過ごして、夜になって映画サービスデーなので、映画館に行く。今週末で終わってしまうようなので、『SHINOBI』を観に行くことにする。
原作が山田風太郎の『甲賀忍法帖』(講談社文庫)である。公式サイト内の紹介には、例によって「映像化不可能といわれた傑作」とかいう紋切り型の表現が使われていて、「映像化不可能」とかっていつ言われたんだよといいたい。50年近く前に書かれたときの表現なら認めよう。しかし今の時代、CGで実現できる程度のものは「映像化不可能」なんていわないのだよ。
そもそも仲間由紀恵とかオダギリ・ジョーを主役に持ってきて、映像化不可能っていうより、端から映像化する気がないだろうと思ってしまう。出てくる忍者の数を十対十の20人から、五対五の10人にしているところも、2時間という尺に合わせて減らしたんじゃなくて、現代だと差別表現バリバリの原作を映画化する勇気がないんじゃないかと思ったりする。
というわけで、観る前に映画としては期待していなかったのだが、仲間由紀恵を観に行くだけでもいいかなと思って観に行ったのだけど。予想通り原作とは大筋を除いて全然違うのだが、出てくる忍者たちの特徴は思ったより原作を踏襲していた。夜叉丸の映像化に関しては、全く期待していなかったのでちょっと驚き。しかし伊賀組の筑摩小四郎が甲賀組にいるというのが納得いかない。どうせ筑摩小四郎にしても術は原作と違っているのだから、別の甲賀忍者の名前をつけて置けばよいものを。
というわけで、期待していなかったわりには意外に楽しめた。
ところで、本編前に『SAYURI』の予告をやっていたのだが、これがまたいろんな意味で面白そう。日本が舞台なのに主人公のさゆりからしてチャン・ツィイーで女優はほとんど中国人だし、日本人でも渡辺謙とか役所広司とか桃井かおりとか出てはいるけど全部台詞は英語っていう、ある意味非常に国際的なよくわからなさに満ちている。
読書は進まない。うっかり出先に『まぶた』(小川洋子 新潮文庫)を置き忘れてきたのだ。
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昨日書き忘れたけれど、『SHINOBI』は上映終了間近のせいか、映画サービスデーにもかかわらず、ガラガラだった。それでも全席指定の映画館は、窓口で席を選ばせる。なんだかなぁ。
座席表を示されて、「この辺りが観やすいです」といわれても、わかりゃしない。大体、観やすいとかいうのは主観でしかなくて、僕はスクリーンが視界一杯になるくらいの比較的前の方で観るのが好きで、だいたい観やすいといわれる位置だと後過ぎる。かと思えば、一番後ろの席でスクリーン全体を観るのが好きっていう人もいたりするわけだし。
その席から見ると、画面がどういう風に見えるかヴァーチャルで見せてくれるサービスとかやったらいいかも。でも、席は画面との距離と角度だけじゃなくて、前後左右に座る客層も重要なので、やっぱり全席指定なんてしないで、館内で自分の好きな席を選べるようにして欲しいな。快適でないときに移動できないのも困ったことだ。ガラガラなのに。
今回、「スクリーンが大きめですので、この辺りが見やすいです」といわれて、言われたよりは少し前寄りの薦められた辺りを選ぶ。一度前の方を選んだら、本当にスクリーンがでかくて観にくかったこともあるので。入ってみたら、まあ程よい位置。確かにスクリーンが大きくて、これより前の方だとだんだん観にくくなってくる。
しかし、これも好みがあるからなんともいえないけれど、これだけのスクリーンのサイズなら最前列はもうちょっと後でいいんじゃないかとか思った。これは映画館の作りの問題だけど。
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折畳み自転車が届く予定だったのだが、先週の土曜日の留守中に最初に届けに来て、そのあと合わせて3回不在票がはいっていた。休みまで受け取れないと思っていたので、連絡をしていなかったのに、2回も持ってきたみたいだ。
今日の昼過ぎに連絡を入れる。今日連絡して今日の配達はないと思っていたのだが、意外なことに今日中に持ってくるという。そんわけでようやく受け取ることができた。
思っていたより外箱の大きさが大きい。なんとなく車輪の大きさに畳み込めちゃうんじゃないかと思っていたのだが、やはりそんなに小さくはならない。早速組み立ててみるが、こまめにチョコチョコ組み立てたり、畳んだりして使うものではないのだな。
組み立てていたら、本体に注記のシールが貼ってある。
「この自転車は折畳み自転車としてレジャーサイクルとして使用するように生産されています。(中略)通勤・通学など高頻度での使用はお控えください」
そうなのか! そういうものなのか。まあ、使用頻度は低そうなので問題はないけどね。確かに、レバーで簡単に固定できるのは、組み立てていてこれで運転しているうちに外れたりしないのかなと不安になったりした。でもなぁ、たまにしか使わなければ大丈夫ということもあるまい。
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ユーロスペースからDMが届く。
「MOVING!」と書かれたそのチラシには、「1月中旬にユーロスペースは引越しします」と書いてある。新住所は、渋谷区円山町1-13(渋谷・文化村前交差点左折)。地図を見るとやはりこの間通りかかった工事中のビルが移転先。文化村前交差点とは角にラーメン屋があって、坂を登りつめるとO-WestやO-Eastなどがある道で、その途中にあるClub Asiaのちょっと手前あたり。
チラシに載っている地図がサイトにあるかなと思って見てみたが、ユーロのサイトには引越しのお知らせがなくて、スケジュールページに「引越しのために休館」とだけある。移転先のお知らせは大事なんだからちゃんとお知らせページつくろうよ。まあ、そんなのもあって、ちょっとおせっかいなお知らせをここで書いておく。
ところで、新ユーロスペースにも1と2があって、座席はそれぞれ1が92席、2が145席。スクリーンはどちらも同じサイズで、スタンダードなら2900mm×3973mm、シネマスコープなら2900mm×6815mmだそうだ。スクリーンの大きさは今の2と較べてどうなのかよくわからないけど、少なくとも1は今より大きくなるみたいなので嬉しいかも。縦3メートルもないよね、今の1。
11月14日からの閉館を前に、5日〜13日まで「LEAVING HOME」と題して特集上映がある。カラックスの『ボーイ・ミーツ・ガール』とかカネフスキーの『動くな、死ね、甦れ!』とかやるよ! 全部一日限りのレイトショウだけど、観たいなぁ。観られるかなぁ。
こっちはサイトのスケジュールにも載っているので詳しくはそちら参照!
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久々にケーブルで音楽番組を流している。MTVのJapan Chart Top 30とかスペースシャワーTVのSUPER HITS 50とか。たまに見ると面白い。槙原が宇多田の「Traveling」とか歌ってるのね、今。
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音楽番組を流しっぱなしにしていても、ほとんど意識はテレビに向かなくなるのだが、ときどきふと気になって画面を見てしまうのは何か気になる音楽がかかっていたとき。
テレビがついていたのも半分忘れたような状態だったのに、今おやっと思ってテレビを見るとYUIだった。新曲の「LIFE」という曲が流れていた。
YUIってデビュー曲からわりと好きだったのだけど、やっぱりいい。
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本田美奈子が白血病で38歳で死去。友人の日記等でも意外なくらい触れられていたのは、38歳という若さや、白血病も今では不治の病ではないという印象から急死は意外だったのだろうけれど、友人たちの日記に触れられていることが多かったのはやっぱり世代的に近いというのが理由かもしれない。
本田美奈子がデビューしたとき、歌がうまいわりに今ひとつパッとしなかったのでひそかに応援していたものだ。その後はなんとなくあまり好きじゃない方向に進んでしまったのが残念だった。最近はミュージカル女優として活躍していたみたいだけど、その辺の活動はよく知らない。でももともと歌がうまいと思っていたので、ようやく才能を活かせる居場所に到達したのだなと思っていた。
いろいろ思うところがあり、書きたいことはあるのだけれど、書きたいことはたぶん本田美奈子のことから離れていくので彼女の死を悼むことだけにしておこう。
画像は、最近活躍しているミュージカル系ではなくて、あえてアイドル時代のベスト盤をリンクしておく。そっちの方が個人的には馴染みがあるから。
サイトにリンクを張ろうと思ったら、本田美奈子のファンサイトはアクセスが集中してプロバイダからアクセス制限されてしまい、BBSのみの運用になっていた。というわけで、これもそっとしておこう。
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最近缶ビールとはすっかりご無沙汰なのだが、ずっと気になっていたサントリー モルツのザ・プレミアムを買ってしまう。家に帰って、「日本初最高金賞受賞ビール」なんていうのも聞いているので、ものすごく期待しつつ飲んでみたのだが、予想に反して「あれ?」っていう感じだった。
「華やかな香りと深い味わい」とあるけれど、妙に苦味だけが強く感じられた。これが「深い味わい」だというのだとしたら、ちょっと違うんじゃないかという感じで、普通のモルツの方がずっと美味しいんじゃないかと思った。今日の自分の舌がちょっとバカになってるとか、自分の問題なのかもしれないと思ったが、もう一巻あけて確かめるということはやめておく。
ということで、この感想は次回味わった後に訂正するかもしれない。
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『女は男の未来だ』を観る。面白かったのだが、最後の部分で本編とちょっとずれたところで別エピソードがあって、そのエピソードが、それでこれからどうなるのかと思ったらそのまま終わってしまったというところが、消化不良を起こしている。
この意味を考えだすとまとまらなくて、そういう意味ではいろいろ考えて楽しめる。しかし物語としてのすわりが非常に悪い。いわば、「起・承・転・結・起・承」という感じなのだ。
映画のあと、本屋へ。8日発売の『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』(西尾維新 講談社ノベルス)が並んでいたので買おうかと思ったが、付録の特典が9日配布予定というので、今買って本屋に行けなくて特典をもらえないのはもったいないと思い、買い物はやめる。明日以降、付録ができたことを確認してから買おうと思う。
他にも本屋の中をぶらぶらしたり、CDショップを覗いて物欲を刺激されるが、我慢して何も買わない。
それから行きつけのバーに行き、23時くらいまで飲んで帰る。
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昨日、買わなかった『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』(西尾維新 講談社ノベルス)を買おうと思っていたが、朝も夜も時間がなくて本屋には寄れなかった。
遅く帰ってきて何もできなかった一日。
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サッポロビールの株を買っている人が、株主優待の金券を持っているというので、それを利用して飲みに行こうと誘われる。忙しくてどうにもならない状態だが、どうにもならないものはどうにもならないと割り切って飲みに行く。持つべきものは株主の知人。
帰って仕事をしようと思ったが眠くてどうにもならないので、とにかく仮眠しようと眠ったらぐっすり朝まで眠ってしまう。
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5時起床。昨日仮眠のつもりで眠ったら、すっかり眠り込んでしまって、5時に目を覚ます。5時から7時まで仕事をして出かける。
一日中、ほんとに忙しく過ごす。夜、仕事を一緒にしている別会社の人との「打合せ」に誘われて飲みに行く。終電で帰宅。
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東京事変の『修羅場[Maxi]』が発売になって10日。ようやっとPVを観る。
というのも、最近iPodで音楽を聴くようになって、すっかりケーブルの音楽番組を観なくなってしまったから。広告で真っ白な椎名林檎が歌っているシーンは目にしていて、気になっていた。当然のごとくトップヒット系番組で流れるだろうと思っていたので、久々にスペースシャワーTVを流しておいたら観られた。
舞台から楽器も含めてメンバーすべて白。後半から少しずつ背景や楽器に血のようなスカーレットレッドの色になったカットが入るけれど、あとはそこで演奏しているだけのシンプルなものだけど、赤の印象が強いのでついついジッと見てしまう。曲自体は、まだほとんど記憶に残ってない。他の林檎の曲と同じくらいには普通にいいと思うくらいか。
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図書カード1000円分があったので、西尾維新の新刊を買おうと思って本屋に行く。そしたら、今ルミネカードで買うと10%オフの期間だった。よし、ルミネカードで買おうと思う。
ところが本屋で本を見ると、新宿MY CITYでみた特典がない。あれって、MY CITYの本屋(なんて店だっけ?)だけの特典だったのだろうか? 講談社の印刷遅れで配布が遅れるって書いてあったのだけど。でも貰えるものがもらえないのいやなのでMY CITYに行ってみようと思い買うのをやめる。(これだ。どこの書店でもそれなりの大きさならやってそうだな。)
他に面白い本はないかと見て廻り、二、三興味ある本があったのだが、未読本はたくさんあるし買う必要があるのかとか考え直して買うのをやめる。
以前だったら、10%オフだっていえば喜んでまとめ買いしてたのだが、さすが家計簿の威力はすごい。
手帳フェアみたいなのがあって、一角が手帳コーナーになっていたが、文房具屋ではないのでシステム手帳用中紙などはあまり置いてなくて、この間文房具屋でみかけて気に入った24時間目盛りのはなかった。
そんなわけで、結局何も買わずに店を出る。すごいけちけち人生。我ながら可笑しい。
実に本を最後に買ったのは9月11日なので2ヶ月我慢してることになる。そのあと雑誌(papyrus)を1冊買っちゃったけどさ。
でも、読みたい本を買わないのはあとで後悔するんじゃないかという気もする。一応、本当に必要なものには金を惜しまないと思っているので、今買わなくちゃいけないのか、本当にこれは必要なのかって自問してるんだが。
そうすると、別に買うまでもないという結論になることのほうが多いというのは、やっぱり無駄遣いが多いってことだろう。
でも減らそう思ってもなかなか減らないのが飲み代。毎月予算を1万円くらいずつオーバーしている。今月も先月の飲みすぎ分を差し引いてスタートして、はやくも1万3千円の赤字である。
文庫本1冊くらい我慢するより、飲みに行くのを1回控えればよっぽど効果的なはずなのだけど。そうもいかないのは、やっぱり付き合いってヤツか。
しかし本も飲みのどちらも、我慢しているだけじゃやっぱり減らないかもしれない。我慢しているとあとでリバウンドが来るし、そう考えると、計画が重要なんじゃないかと思う。けちけち人生を計画人生に変えなくては。
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戯言シリーズ完結作発売を記念した企画で、『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』(西尾維新 講談社ノベルス)を買うと、戯言パンフレットと栞がもらえるという話、結局講談社の企画だとわかる。
近所の行きつけの本屋新栄堂にはこれに触れた案内がなかったけれど、もう一度行ってみる。でもやっぱり店内のどこにも掲示が見当たらない。なのでレジで訊いてみると、この企画は特約店のみなのだそうだ。
講談社のサイトをもう一度確認してみるけど、本屋へ急げとか書いてあるけど、書店は特約店のみとか何も書かれていない。というわけで、代わりに気になっていた東野圭吾の『白夜行』(集英社文庫)だけ買って帰る。
大宮では売ってないのか、ついでにecuto内のビブロ(極小)と、そごう内の三省堂(結構広い)にも行ってみるが、どちらもやってないみたいだった。都内中心なのかな。サイトには特約店のみとか書いてないけどな。
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『TRICK 新作スペシャル』を観る。
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西尾維新の新刊『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』(西尾維新 講談社ノベルス)を記念して、戯言シリーズを買うと小冊子としおりがもらえるという企画があるのに、近所の本屋では特約店ではないのでその企画をやっていなかった。それで、出かけた帰り道、何軒かの本屋めぐりをしてみたのだが…。
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日曜日からちょっと調子が悪いと思っていたら、月曜日は喉に水を飲むだけで痛むような痛みと、左耳の痛みを感じる事態になっていた。どんどんひどくなっていくので、今日は休養日とする。
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