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2006年2月後半

2006/02/16

普通の一日。

 朝から電車が大幅に遅れる。いつもと違う経路で仕事場へ行く。午後外出。夜は早めに帰宅。

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2006/02/17

移動の多い一日。

 午前中打ち合わせ。昼飯を食べて外出。夕方帰ってきて、30分くらいメールなどをチェックした後再び外出。また戻ってきて、21時過ぎまで仕事。あるシステムに入るパスワードを忘れてしまい、何度かトライしていたらロックされてしまったのをきっかけに仕事を終了。
 夜は泡盛のお湯割。

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2006/02/18

休日。

 休日につき雑用を片付けて、音楽を聴くなどしてのんびり過ごす。週末になったら行こうと思っていた映画は、結局面倒くさくて出かけられない。夜、飲みに出かける。

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2006/02/19

『オルタード・カーボン』『ゲームの名は誘拐』

『オルタード・カーボン』リチャード・モーガン アスペクト 『ゲームの名は誘拐』東野圭吾 光文社文庫  『オルタード・カーボン』(リチャード・モーガン アスペクト)を読了。
 ものすごく面白かった。ウィリアム・ギブソンを初めて読んだときの衝撃とジョージ・アレック・エフィンジャーを読んで快哉を叫んだときを思い出す。独自の設定に、読んでいるこちらも刺激されて、同じ世界を舞台にした物語のアイディアが次々に思い浮かぶ。そういう雑念も楽しみつつ、次々と起こる出来事にぐいぐい引き込まれていく。読むのにかかった期間は二週間くらいだが、不本意ながら細切れ読みになってしまったからで、実質はずっと短い。
 著者のリチャード・モーガンは『オルタード・カーボン』が一作目の小説らしい。が、既に二作目、三作目を書いていて、うち一冊は『オルタード・カーボン』と同じタケシ・コヴァッチが活躍する話だという。ものすごく読みたい。翻訳の予定はあるようなことが訳者あとがきにはあるのだが、いつ訳されるのだろう。

 続いて、『ゲームの名は誘拐』(東野圭吾 光文社文庫)を読み始める。『game』というタイトルで映画化もされた東野圭吾作品。ちょっと読み始めたところではなんとなく軽いノリだがどうだろう。

 このところ、毎週一回のまとめ書きになりつつあるが、今週は過去分を遡って書くこともどうしようかというところ。とりあえず、今日の日記をアップ。

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恒例のまとめ更新。

 とりあえず、月曜から土曜までの数行日記をまとめ更新。意味がない気がするが、意味なんて後から生まれてくるものだ。でもこんな数行の日記なら毎日書けばいいんだよな。その日に書けばもう少しましなことがかけるはずなんだから。

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2006/02/20

『ゲームの名は誘拐』

『ゲームの名は誘拐』東野圭吾 光文社文庫  朝から山手線の線路の確認で大騒ぎ。上野で乗り換えようとしたら、人が一杯でホームにもたどり着けない。地下鉄で迂回して仕事場へ。22時半まで仕事。このところずっと一日が高速で過ぎていく。それでいて、一週間が終わるのにはものすごく時間がかかる。今日はまだ月曜日じゃないか。もう週の半ばの気分。

 昨日から読み始めた『ゲームの名は誘拐』(東野圭吾 光文社文庫)だが、比較的軽めのノリであっさりと読了。もっと重厚な方が好みだが、悪くはない。巻末の藤木直人のエッセイによると、映画版の『game』は全く違う展開らしい。それもまた気になるので観てみたい。

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2006/02/21

埼玉全36酒造大試飲会

 埼玉県酒造組合の「埼玉全36酒造大試飲会」に行ってみた。

 実は日曜日新聞を眺めていて偶然知った企画なのだが、ちょうど今日はさる事情で仕事を休む予定だったので都合がいい。参加費は500円とあったのだが、サイトで詳細を確認したら、割引入場券を印刷して持っていくと300円だという。夜、2リットルの烏龍茶を近くのコンビニで買ったのだが298円。烏龍茶1本並みの値段だ。

 36酒造ということで、各酒造が何種類かの酒を用意しているので軽く100種類を超える酒が試飲できた。小さな試飲用の猪口を入り口で渡されて、各酒造のコーナーで1cmも満たないくらいずつ注いで貰っては舌で転がす。それでも全部飲めるわけはなくて、純米吟醸とかその酒造の自慢の酒などを味わう。

 平日の昼間だし、そんなに混んでいないだろうと思っていたし、年配の方が中心なのかなと思っていた。ところが入り口を入るともう身動きできないくらい満員で、しかも老若男女いろんな人がいた。

 いろいろ飲んで、ちょっと気に入ったお酒があった。買うには酒蔵に直接注文するしかないみたいなので、今度注文してみようと思う。

 15時から19時まで随時参加可能ということで、15時半くらいに行ったのだが、さすがに17時くらいでもういい気分。家に帰る。21時くらいにはちょっと眠くなって、3時間ほど眠った。0時に起きてこれを書いている。さて、そろそろ寝るか。

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2006/02/22

0時起床?

 昨日の日記にも書いたけど、昨日は酔っ払ってお子様タイムの21時から眠った。0時に起きて、風呂に入ったりして、さて寝なおそうと思ったのだが眠くならない。ベッドの中でいろいろ考え事をしていて、いつもならそのまま眠りに落ちるのに、気がついたら30分以上経っている。

 あれ、もしかして眠れないのかと思ったらもうジッとしていられない。眠れないときに眠ろうと努力することほどバカバカしいことはないと思うので、起き出して好きなことを始める。眠くならなきゃ、本を読んでもビデオを見てもいい。気になるのは、いくら早起きとはいえ0時起きは早すぎる。今日は朝から眠くなりそうだというのだけが気がかり。

 でも、全く眠気がないので、こりゃやっぱりビデオを観るしかないと思ってテレビをつけたらちょうどオリンピックのフィギュアの真最中。3時を廻っていたのだ。オリンピックには興味がないが(非国民)、日本の選手の情報が流れるかと10分くらい観ていたら眠気降臨。

 この眠気を逃してはいけないと、テレビを消して即ベッドへ直行。すっと眠りに入って、7時まで3時間くらい眠れた。

 7時半に出かけて、1時半帰宅。さて、3時までには寝ようっと。

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2006/02/23

ようやく木曜日。

 7時起床。なんか変な夢を見た。なんとなく、その夢の感じが寝過ごしたんじゃないかという気になるようなものだったので、枕もとの時計を見ようとしたら時計がない。携帯もない。どちらもリビングにおきっぱなしできたのだろう。

 嫌な予感を感じながら、慌てて起きてリビングに行って時間を確認すると7時だった。習慣っていやだなぁ。ちゃんと7時に目が覚めてしまう。

 今日もなんとも慌しい一日。やるべきことが、10個くらいマルチタスクで動いているのだ。一日中あちこち移動しながらタスクを片付けて、結局23時まで。まだ残っているが、また快速を逃すのは嫌なので帰宅。しかし数分の差で結局逃して、各停でのんびり帰ってきたので1時帰宅。

 なんかよくわからないけど、今日の朝一番の出来事がまるで昨日のことのようだ。今日は金曜かと思ったらまだ木曜日だったよ。
というわけで、明日も仕事。

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2006/02/24

とほほの金曜日。

 昨日と反対にずっと事務処理、事務処理、事務処理、事務処理、事務処理、事務処理、それでも事務処理、まだまだ事務処理、とずっと事務処理、事務処理を続けて一日が終わる。
 昼くらいに終わるつもりだったのに結局夕方までかかった。
 しかし少しずつ溜まっていたものがようやっと片付いたので、ほっとする。今日は早く帰ろうと思っていたが、18時から打ち合わせ。ここでまた議論白熱……というか子供のけんかになってしまい、結局22時近くに。とほほ。

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2006/02/25

映画を観る。

 昨日の子供のけんかみたいな話がどうもずっと頭から離れず、いろいろ考える。

 午後は、久々に映画鑑賞に出かける。観たのは新宿武蔵野館で『アサルト13 要塞警察』『三年身籠る』。映画選択の理由はいつものごとく時間の都合があったもの。『三年身籠る』については、もうひとつ『クラッシュ』という映画もほぼ同じくらいの時間に開始でどちらにしようか迷ったのだが、『クラッシュ』は既に席が大方埋まっているようだったので次回にした。

 レイトショウで『ギミー・ヘブン』をやっていたが、今日のところは二本にしておこうと思って、軽く飲んで帰る。久々に映画の話とか、いろいろ話す。
 今日の予告でもやっていた『初恋』という映画。『ギミー・ヘブン』でも主役の宮崎あおいが主演で、三億円事件の実行犯が女子高生だったという話で、観てみたい。あとジュリエット・ビノシュの出ている『隠された記憶』という映画がユーロで公開みたいで、これも興味あり。

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2006/02/26

日曜日

  目が覚めたら昼を過ぎていた。昨日ちょっと飲みすぎたかも。

 近所のパン屋の出来立てパンを買ってきて、朝昼兼ねて食事。

 まずはこまめに書こうとしてやっぱり週の後半に停滞していた日記を書く。土曜日分の途中で中断。

 最近、JavaScriptやJScript、AJAXとかに興味を持っているのでその手の本をよく読む。今日は、『JavaScriptハッカーズ・プログラミング』という本を読む。

 四月大歌舞伎の案内が来たが、どれが面白いのか全然判らない。時間的にやっぱり夜の部を観に行くか。

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2006/02/27

『フライトプラン』と『ギミー・ヘブン』

 『フライトプラン』『ギミー・ヘブン』を観る。を観る。

 『フライトプラン』は、予告編で「飛行機という密室の中で起こる誘拐」みたいで、アクション映画的な展開を予想していたのだが、何が起こったのかよくわからなまま、不安だけがかきたてられて静かに物語が展開するという、なんとなくホラーみたいなノリで始まる。
 そして、飛行機に乗り、なるほど子供が消え去ったと思ったら、その後の展開はサイコサスペンスみたいな感じな展開に。この展開はかなり面白かった。
 しかし後半、ちょっと肩透かしかな。観る人もいるかもしれないので、内容には触れずにおくけど。

 『ギミー・ヘブン』はこれも予想外の映画だった。アート系のなんていうんだろう、文学的な映画なのかと思っていたのだが、ホラーミステリみたいな感じ。まず殺人事件の現場から話が始まって、その雰囲気もちょっとテレビドラマみたいでかなり気が抜ける。
 つまらなくはないのだけれど、長すぎるし、いろいろと辻褄があわない部分が多すぎる気がした。
 それでも宮崎あおいは可愛い。特にラストの雨のシーンは感動的。その代わり後味が悪い映画である。

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2006/02/28

「アンフェア」と『推理小説』

『推理小説』秦建日子 河出文庫  寒いなぁと思ったら、ソファで目を覚ました。昨日、風呂が沸くのを待ってソファに転がってたら、そのまま寝てしまったようだ。時計を見ると6時半。寝なおす時間はないので、そのまま起きて朝風呂に入る。

 フツーに一日仕事して、夜は『クラッシュ』を観に新宿武蔵野館に行く。

 『クラッシュ』を観るまで時間があったので、一度映画館に行って入場整理券だけ貰って、ジュンク堂をぶらぶらする。テレビドラマ「アンフェア」原作の『推理小説』を見かけたので、ちょっと立ち読みというかパラパラみてみて驚いた。

 「アンフェア」って最近のドラマで珍しくちゃんと観ているのだが、ミステリならこの人が犯人であるべきという人がきっちり犯人だったので「この原作結構、質が高そうだ」と思っていて、常々読みたいと思っていた。しかもドラマではその犯人が「やっぱり」と思ったら、そこで終わらずにまだ次の展開をしていくので、この原作は連作短編みたいな作品なのだろうかと思っていた。
 そんなわけで思わず今日見かけて手に取ったのだが、立ち読みしてみたら、なんと原作の『推理小説』ではドラマ「アンフェア」のの前半部分で完結してるんだよねぇ。これは意外だった。

 解説も斜め読みしたら、同じ主人公の第二作も書かれていて近いうち発表されるとあるので、もしかしてドラマのストーリーが小説に先行しているのかもしれない。

 で、解説とか読んで驚いたのは、そもそもこの作者、秦建日子って「ドラゴン桜」とかの脚本家らしい。でもこの原作は2004年12月刊行なので、ドラマのノベライズの類ではないようだ。
 そうそう、もうひとつ驚いたのは、この秦建日子って、「はたたけひこ」って読むのね。もしかして男性だったんですか? いやたけひこって女性かもしれないけど(その後、友人に教えてもらったサイトによれば、秦建日子は男性で、本名だとか)。
 これって結構衝撃。別に作者が男性だろうが女性だろうが関係ないっていや関係ないんだけど、僕はどちらかというもの書きについてはつい男女差別してしまう。よくないとは思うんだけど。でもどうしても偏見かもしれないけど、女性作家のほうがずっといいものを書いているように思ってしまうんだよね。

 それから映画館に戻って『クラッシュ』を観る。この映画が予想以上によかった。
 人種の坩堝たるアメリカならではの映画である。しかも、たった一日の出来事の中で起こる人間群像というか、微妙にすれ違う人々がいろいろと関連しあっているという、ものすごく凝った脚本の映画。
 ちょっとソダーバーグの『トラフィック』を思い出したのだけど、あれほどはドキュメンタリータッチではない。
 エンターテイメントではなく、ちょっと真面目で重たい映画かもしれないけれど、かなりお薦め。

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