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2003年7月前半
いろんなところで、いろんな人が書いているんだろうけど、amazon.co.jpが今日からエレクトロニクスストアをオープンした。事前に知らなくて、今日何気なくamazonを見に行って驚いた次第。別に驚くほどのことではないのかもしれないが、amazonは本、CDとDVD、ゲームソフトとパソコンソフトと、あくまでソフトしか扱わないものだと思いこんでいたので、ハードを扱うというのはかなり意外な感じがしたのだ。
困ったことにクリックするだけで買えてしまうものが、増えただけでなく、値段も高くなって危険度がアップ。つい最近、気になるリストとしてあげたクリエのPEG-NX80V(amazon)なんかもあるのか見に行ってしまったが、ちゃんとある。で、思わずリンクしてしまった。それでもって酔っぱらって帰ってきた日なんかに、「よしいつまでも迷ってないで買っちゃえ!」とかクリックしちゃうと翌日とかにもう届いてるわけである。便利なんだかなんなんだか判らない。いや、便利なのは便利なんだろうけど。
今日も『スカイハイ プレミアDVD-BOX 初回限定版』(amazon)とか届いたばかりだし。このサイトのコンセプトは、ドメインを取って今の形にしたときから、自分ポータル、自分に便利ということなのだけど、こうなると便利すぎてまずい。
ちなみに、最近またサイトを改装したいと思っていると書いたが、それはこの自分ポータル度合いが中途半端かなと思い始めたからである。自分に最適化することで、自分と趣味の合う人にはいいだろうし、趣味が合わなければ見ないのでそれでいいという、非常に間口の狭いサイトというコンセプトのはずなのだが、やっぱり見に来てくれる人のことを中途半端に考えてしまっている。それなら、やっぱり見に来てくれる人本意のサイトにした方がいいんじゃないかとか思ったのが最近のサイト改装したいという思いの背景である。といいつつ、その見に来る人というのは自分をモデルにしているんだけど。
例えば、「アレハンドロ・ホドロフスキー DVD デラックス BOX」(amazon)の発売を知って、みんな(というか、趣味の同じ人)に知らしめたいと思って急いで「来るべきうたかたの日々」に追加したのだけど、これは予定リストなので日にちが過ぎると消えてしまう。「来るべきうたかたの日々」は元々は日にちが経てば完全になくなってしまうものだったのだが、最近ではそれを避けるために、うたかたの日々のログの右欄に残すようにしたのだけれど、それにしてもそんなところに移ってしまったらなかなか気がつかない。そういうのをもうちょっと親切なインタフェースにしようかと思っている。しかしこれって、欲望を刺激して、便利なのか迷惑なのか判らないな。でもそういうコンセプトということで。
とか、書いて後から思ったが、ホドロフスキーの映画は『サンタ・サングレ 聖なる血』しか観てないのであった。でも、『サンタ・サングレ 聖なる血』は非常に好きな映画。
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ジュエミリアの『ALL THE THINGS SHE SAID』(amazon)を聴いている。言うまでもなく、t.A.T.uのカヴァー。webでサンプルを聴いたときには、カヴァーの仕方が半端じゃないと思ったけど、CDでちゃんと聴いてみるとそうでもなかったり。「ALL THE THINGS SHE SAID」というコーラスもかなりインチキな発音だった。変だなぁ、サンプルを聴いたときにはすげーとか思ったのになぁ。でも日本語歌詞バージョンで日本語で歌うところとかは好き。
『クレシェンド』(竹本健治 角川書店 bk1 / amazon)はようやっと3分の2くらい読み終える。ホラー小説らしいと書いたが、突然心理学者の天野が登場。智久シリーズでおなじみのキャラだ。単に、いつものキャラを別の小説に出したというだけなのかもしれないが、もしかして不可解な小説として書いて、最後に明快な答えが出てきたりするのかなどとちょっと思う。でも、智久シリーズでも、不可解なまま終わるものもあって、むしろそういう混沌としたところが竹本健治の魅力かもしれないので、やっぱりホラーなのかもしれない。そんなことをつらつら考えながら読むのは楽しい。
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新コーナー「欲望のあいまいな対象」を作ってみた。まだ、どうするか試行錯誤中。いうまでもなく、amazon.co.jpにエレクトロニクスストアができたことに刺激を受けての新コーナーである。新コーナーの企画はあと2つほどあるのでそっちもぼちぼち作りたい。
「欲望のあいまいな対象」については、DVDなどの買いたいものリストみたいなものを比較的長期レンジで載せようと思う。欲しいけど買ってられないよな、みたいなものが多くなるかもしれない。あと、自分で買ったスグレモノについてオススメできるといいのだが。
まだいろいろ考え中なので、ナビには追加しない。トップからは移れるのでよいだろう。
加藤いづみのライヴの先行予約案内がディスクガレージから届いた。加藤いづみって聴いたことないのだが、どうなんだろう。
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気がついてみれば、新宿梁山泊の『唐版〜風の又三郎』東京公演が日曜日までだ。予約していないが、当日券で観に行こうかと思ったがくだらない用事で間に合わなかった。映画の時間もちょっとずれるので、1年半振りくらいに、よく行っていた蕎麦屋に行く。実はこのまえ、偶然その近くを通ったら、違う場所に店があって支店でも出したのか、それとも移転したのだろうかと気になっていたのだ。店の作りが以前の店より小さそうなので支店かなと思ったのだが、元の場所に行ってみると店は閉まっていた。新しく見つけた方の店に行ってみると、いつものおねえさんとかいた。1階は以前よりこぢんまりしているが、2階もあるので外から見るよりも意外に広いことが判った。帰りにいつ引っ越したのかなどとちょっと話をする。
蕎麦屋の帰りにsofmapによって、クリエ PEG-NX80Vを見る。先日、さくらやで見たときには、故障を避けるためだろうが、ウィングスタイルのディスプレイ部分が反転できないようにテープで固定されていた。回転できたからどうということはないのだが、スムースに折り畳めると、嫌いなはずのウィングスタイルもいいなぁとかよろめいたりして。解像度が上がって、フォントサイズがかなり小さくまでできるのでその辺も変えてみる。予定表部分については、フォントを最小にすると時間軸との文字フォントサイズが合わなくてその一つ上にしたほうがよさそう。
標準の予定表ソフトは、昔の低解像度ではかなり見劣りしたが、フォントサイズが小さくなって情報量が多くなるだけで使える気になるのが不思議だが、やっぱりいろいろ見てみると物足りなさを感じてしまう。そうするとソニーの解像度アップの独自路線で置き換えアプリが使えるのか気になるのだが、最近見に行ってなかったMuchy.comとか、久し振りに見に行ったらどんどん新しいアプリが対応しているのね。これでついに我慢の限界かなぁ。
酔っぱらって気分良く家に帰る。帰りの電車で『クレシェンド』(竹本健治 角川書店 bk1 / amazon)を読む。ようやく半分まで読み終える。なんていうスローペース。
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電車の中吊りで見つけた展覧会シリーズ第2弾(大袈裟)。「魔境を幻視するバリ島絵画 イ・クトウット・ブディアナ展」なのだが、中吊りにあったのは「オゴオゴ(四つ辻を守る魔よけの怪物)Ogoh Ogoh
」という作品。これが良かった。開催期間は、平成15年6月7日[土] 〜 7月21日[月・祝]、東京ステーションギャラリーにて。観に行きたいと思うが、例によって一緒に行く人募集。
夜、新宿梁山泊の『唐版〜風の又三郎』に行こうと思っていたが叶わず。明日が楽日。明日はなお行けそうにないんだよなぁ。
まいったなぁ。行きたい予定と、行けなかった報告の日記になってないか。
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昨日の「魔境を幻視するバリ島絵画 イ・クトゥット・ブディアナ展」だが、書き忘れたけど、「イ・クトゥット・ブディアナ」って見たとき、なんだか語感的にクトゥルーみたいだなぁと思った。案外、バリ島に棲んでいる奴らを絵にしたのではないか……、違うって。
読んだら日記で知ったのだが、『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)が発売になっていた。忙しくてすっかり忘れていたよ。
新宿梁山泊の『唐版〜風の又三郎』はやっぱり行けなかった。面白かったのかなぁ。
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『クレシェンド』(竹本健治 角川書店 bk1 / amazon)をようやく読了。なんとなく最後が肩すかしを受けたような感じがするのは、何故それが起こったのかがわからないから。まるで犯人は捕まったけど密室トリックの明かされない本格ミステリのような。でも、ホラーなんて理不尽なところが怖いのであって、理屈があったりしたら怖さ半減である。でもあんまり怖くないのだが。漢字で一杯なページはアイディアとしては面白いが、小説としてはどうなのか。『トリストラム・シャンディ』みたいな感じというか。感想を書く時間がないのでまたあとで。
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昨日、『クレシェンド』を読み終えたのに、今朝出かけるときに咄嗟に持っていく本が決まらず、何も持たずに出かけた。どうせ眠くて読めないだろうとか思ったのだが、そういうときに限って電車に2時間も揺られて手持ち無沙汰になったりする。
夜は食事を摂る暇がなかったので、1時過ぎにラーメン屋で冷やし中華を食べる。そういや、昨日の晩飯も同じラーメン屋で冷やし中華だった。
明日は原宿FABで原マスミ、くじら、ラブジョイのライヴがあるので行くつもりだったが、どうも無理そうだ。原マスミも聴きたいけど、ラブジョイも聴いてみたかったんだよなぁ。くじらも昔は聴いていたので懐かしい。
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先週の金曜から忙しい。電車の中で起きていられないのと、もの凄く読みたいという読書意欲が今ひとつ湧かず手ぶらで出歩いている。
昼飯後に本屋によって『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)を購入。読み始める。
明け方まで帰宅、30分だけ仮眠、風呂に入って再び出かける。一日の切れ目はどこなのか。
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一日の切れ目はどこなのかと昨日書いたが明らかに書きすぎ。起きたところから書こうとしたら昨日既に書いているではないか。まあ、それはよいとして疲れて帰ってきて、とにかく寝た。30分で起きられるか心配だったが、無事起きる。帰りの電車で寝ていたせいか意外と頭はすっきりしている。風呂に入って再び出かける。電車の中で50分ほど寝たので、合わせて2時間ちょっと寝たことになるだろうか。
昼間はずっとうち合わせ。気を抜くと眠くなるが、意外に辛くなかった。6時半頃夕食。今日の仕事は終わりということで生ビールを飲む。帰りの電車では『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)を読むが、ビールも飲んだのでさすがに眠くなり、今日は40ページくらいまで。
家に帰ってWebをざっと巡回して、昨日の日記を書いて、というほどの量も内容もないが、22時半くらいに寝る。
3時半頃目を覚まし、入浴して今これを書いている。ざっとWebを巡回して、見つけた面白いかったもの。こどものもうそう経由で知った欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞の『ピンポン』。紹介では「マトリックス風ピンポン」とあったけど、これまさに『ピンポン』のパロディだ。映画でもの凄く金かけてやってることを、チープだけどひたすら肉体技で再現しているのがおかしい。やった人たちはもの凄く映画が好きなんだろう。空気を泳いじゃう辺り、どう考えたってあれは『ルパン三世 カリオストロの城』だろう。
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試行錯誤中の「欲望のあいまいな対象」であるが、最初に書いたけれどamazon.co.jpのエレクトロニクスストア開設に触発されて作った。しかししばらく前から、「来るべきうたかたの日々」にDVDの発売日などを載せながら、発売日が過ぎてから見つけたために載せられないものとか、既に予定日を過ぎたが自分でメモしておきたいものとかいろいろ出てきて、そういうものを載せるコーナーを考えていたのだ。今日ひさびさにU5さんのモノログを見ていて、この発想に影響されていたかもしれないと思った。かなりやっていることは似ていると思うが、U5さんはU5さんでまた違うことをやっているような気がする。また会ったときにその目指すモノの違いとか話してみたい。
「欲望のあいまいな対象」にに載せているモノはまだ3つだが、こまめにちょこちょこ情報を修正している。内容を変えたときには更新を知らせた方がいいのか、表示順を上に上げた方がいいのかとか、いろいろ悩んでいる。デザインについても、日記と同じにするかもしれない。その辺はもうしばらく試行錯誤するつもり。
そして、こんなページを作ってしまうと酔っぱらった勢いで次々モノを買ってしまうんじゃないかと冗談めかして書いたが、素面の状態でついにCLIE_PEG-NX80Vをクリック。1日〜3日で配送されるらしい。問題は、便利だけれど安いのかということだが、amazon.co.jpではエレクトロニクスストアで最大15%還元というのがあって、クリエについていえば安い。送料も1500円以上なら無料だし。
もう一つ気になるエレクトロニクス製品といえば、Let's note LIGHT W2だが、こちらもようやくamazon.co.jpの取り扱いになった。しかしこちらはちょっと高め。amazon.co.jpより安く販売されているところがあったら知らせるページがあるので早速報告してみた。この結果がどうなるのか楽しみである。
ところで、Let's note LIGHT W2があんまり安くないのは何故だろうかといろいろ調べてみたのだが、最大15%還元の恩恵をあまり受けていないからだと気づいた。今の販売価格を15%オフにしたら、やっぱり余所より安いのである。しかし、この15%還元は、還元金額の最大が1万円で、7万5千円以上の製品はすべて1万円しか還元されない。まあ、7万5千円より高いものはあんまり気楽に変えない方がいいからちょうどいいかな。
夜、チャットでイ・クトゥット・ブディアナ展に一緒に行く人を確保。日曜日に見に行く予定。
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8時に起きる予定が1時間以上寝坊する。起きるとどうも左の肩凝りが酷く、若干頭痛を感じるくらい。それでも所用で出かける。しかし肩凝りと頭痛でどうも調子が悪い。
読書は『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)を読む。前半は前巻の続き。冥界へ行った顔回と子蓉の対決のクライマックス。どうなるかと思えば、さすが『後宮小説』の作者。死と背中合わせの舞台でエロチックな展開に。でも普通のセックスではない。
「人には九竅あり、女人には十竅ある。まずは目立ったそれを探り合う。(中略)相手の絹糸の束のような触手は顔回の全身を這っていた。上は耳の穴を見つけ、ぷつり、と鼓膜を震わせる音を伴って侵入した。下は尿道、肛門からもゆるゆると抜き入る。肛門あたりから入った触手は内側から骨盤に触れて、大腸ではなく仙骨から腰椎の方を探る。」なんて感じなので、異星人のセックスみたいだ。ファーマーか『スピーシーズ』か。後半は再び孔子を巡る政治的な話に戻る。半分ちょっと読んだところで中断。
さて、再び「欲望のあいまいな対象」の話。昨日amazon.co.jpでLet's note LIGHT W2の値段が高いので、もっと安い値段で売っているかお知らせくださいというフォームから送ってみた。今日アクセスしてみたら、価格はオープンプライスで「在庫切れまたは製造中止」になっていた。あらら。しばらくしたら安くなるのだろうか。またしばらく注視が必要だ。
明日はイ・クトゥット・ブディアナ展。もう何人か一緒に行く人がいないかと思ってたけど、増えなかった。ある人には「興味があったんだけどなぁ、メールをくれれば良かったのに」といわれた。ちゃんと計画的に誘わなくちゃいけないのだろうね。日記で公開募集っておおざっぱすぎるかもしれない。でも、面倒くさいのは嫌いなので、単純に観たい人で観に行ければいいのだけど。あんまり難しく考えず。
テアトル系映画鑑賞会は継続して参加者募集中。これ一回きりの企画ではなくて、観たい映画がテアトル系でやっている限り何度でもありなのでよろしく。あと、忘れないように掲示板に書き留めたのだけど、「宇野亜喜良トークライブ&サイン会」というのがある。平日の夕方なので行けるかどうかわからないから参加者は募らないけど、行きたいと思ってる。でも要電話予約なんだよなぁ。どこかで決断しなくては。
そういえば、説明してなかったが、トップページ右欄の「日曜日が待ち遠しい」は広い意味でのオフ予定欄。焼き鳥は主催じゃないし、やや個人的な感じになってきたのであげておくのは微妙に場違いかも。オープンなオフの予定と参加募集をするコーナーとする。
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昼頃起きて、食後出かける。もちろんイ・クトゥット・ブディアナ展を観に東京ステーションギャラリーへ。友人と待ち合わせて展覧会を観たあと、新しい丸ビルに初めて行ってみる。まさにおのぼりさん状態。喫茶店で話でもしようといっていたのだが混んでいて入れない。銀座までぶらぶら歩いて木村屋の喫茶店で話をする。しばらく振りにいろいろ話すが、本を持ってくれば良かったという話になる。読み終えた本の整理を兼ねて、本の交換会でもしようと話す。
友人と別れてから、本屋などをぶらぶら見て、昨日から公開の『ターミネーター3』を観て帰る。時間がちょうど良かったのでニュー東宝シネマで観たのだが、昨日公開なのにガラガラだった。変だと思ったのだが、始まったら日本語吹き替え版と出て納得。チケット売り場とかでも確認したのに何も書いてなかったので帰りにもう一度確認したが、やっぱりチケット売り場には書いてなかった。判らなすぎ。
行き帰りの電車で『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)を読む。読了。
家に帰ると、早くもCLIE_PEG-NX80Vが届いていた。金曜の深夜0時を過ぎてから注文したはずなのに、今日にはもう届いてしまった。早速、充電などして使う準備をする。平日にはいじってる暇があんまりないので、いつから持っていけるだろうか。
Webを検索していて、『鳥姫伝』(bk1/amazon)、『霊玉伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1/amazon)に続く三部作の完結編『八妖伝』(ハヤカワ文庫 FT)がようやく発売と知る。早川書房のサイトには7月11日発売とあるが、bk1にもamazon.co.jpにもまだラインナップされていない。本屋に足を運んでみるか。今日も本屋はぶらぶらしてたんだが、気づかなかったなぁ。
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「魔境を幻視するバリ島絵画」と銘打たれたイ・クトゥット・ブディアナ展を観に行く。電車の中で偶然ブディアナの絵を見たとき、そこに描かれたバリ島の神々の姿は、神というよりむしろ怪物的妖怪的な感じを受けた。今回展覧会で数々観るうちにさらに妖怪みたいな印象をうけたが、これは水木しげるの影響なんじゃないかと思った。水木しげるの妖怪の背景には単に日本の妖怪だけでなく、戦時中の南の島の経験によるものが多いように思っている。バリ島に限らず、あの島々の絵画の影響が水木漫画には根底にあるんじゃないか。そして、日本の妖怪に関しては昔からあるとはいえ、水木しげるによって形作られたというところがある。
絵画はポスター一枚から想像したものが緻密な描写で描かれていて、近くによってじっくり見たくなるものだった。館内でビデオ上映していて、その中で絵を描く過程を流していたのだが、ブディアナの絵は筆で書かれたのではなかった。竹の先を削って、ヘラ状にしたもので描く。ヘラを横に動かせば、細い線が描けて、写真には写しきれない緻密な線を描き出す。縦に動かせばもやもやとした霧とも煙ともつかないものを描く。その煙にある細かい線はまたヘラを横に動かして細かい線を描いていく。最後に筆で全体にタッチを加えていた。さらに最近の作品では、バナナの皮の繊維を用いて、立体感と筆とは違う筆致を残していて面白い。
ほぼ期待通りというか、期待以上に不思議な幻想的な空間とそれを維持する緻密な描写を楽しんだ。カタログはちょっと見てみたが、仕方ないとはいえ緻密な線が全然写っていない。それが普通の絵画よりさらに微妙過ぎてもう少し何とか写らないのかと思ったが、それでも絵画全体のイメージを持ち帰りたくて購入した。美術展でカタログを買うのは久し振りだ 。
一つ気になったのだが、キャンパスが弛んでいるものがあったこと。バリ島は暑くて、日本のしかも梅雨の季節に持ち込んだらキャンバスが伸びてしまったのだろうか。なんとか会場の湿度を調整するとかで対応できなかっただろうか。まさか元々弛んでいるってことはないよね。
[ イ・クトゥット・ブディアナ展 2003/07/13 東京ステーションギャラリー ]
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『ターミネーター2』が終わった時点で、これは絶対3が作られると思っていた。ハリウッド的な柳の下のどじょうというよりも、SF的な伏線でそう思っていて、自分ならこういう話にするとか思っていたのだが。しかし、キャメロンはそうじゃなかったらしく、今回の映画化では監督を降りてしまった。何かのよれば、キャメロンは2作ですべてを語り尽くしたと言って今回の作品についてはシュワルツェネッガーが要請にも監督を辞退し続けたとか。そんなわけで、3の監督はジョナサン・モストゥとなった。
ジョナサン・モストゥについてはよく知らないので、果たしてどうなのかと思ったが、キャメロンが降りた時点で2作目は超えられないかなと思ってはいた。結果、『エイリアン2』の結末をデイビッド・フィンチャーが3で台無しにしたのと同じくらい、2の結末をひっくり返している。ただ、こちらの3の結末は第一作からの流れにまさにはまるので、そうなるべき当然の帰結かという気もする。しかしこんな結末では納得できないので、4で作って本当に終わらせて欲しいという気がする。
映画自体は、シリーズのお約束を踏襲しているのは嬉しい反面、新しさがない。女ターミネーターという発想はいいが、さらに新型になって強くなったはずなのに、旧型のターミネーターにやられっぱなしという感じが情けない。不満はいくつかあるが女ターミネーターが弱すぎ。ターミネーターがやられて起こった展開はあまりに予想通りで、しかもその解決がダメすぎ。2作目の泣かせる展開と較べて、なめすぎてる。笑わせにかかってるのか、おい。
[ 『ターミネーター3』 監督ジョナサン・モストゥ 2003/07/13 ニュー東宝シネマ ]
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昨日、『八妖伝』(バリー・ヒューガート ハヤカワ文庫 FT bk1)がbk1にもamazon.co.jpでもまだ取り扱っていないと書いたが、今日検索してみるとbk1の方は取り扱っていた。しかし、待ちきれず近くの本屋にて購入。平積みになっていた気配はあるが、残り一冊しかなかった。そういえば、『陋巷に在り 9 眩の巻』(酒見賢一 新潮文庫 bk1 / amazon)もこの本屋で買ったのだが、やはり一冊しか残ってなかったのだった。
早速読み始めたと言いたいところだが、解説をちょっと読んだだけ。帰りは深夜タクシーで読書ができなかったから。そしてさらに、なんてバカなんだ。鞄に入れるのを忘れて帰ってきてしまった。今度ここに来るのは早くてあさって。あー、バカバカバカバカバカバカバカバカ。
昨日は、とにかく何とか書いて寝ようと思って急いで書いて、見直しも何もしなかったら、「てにをは」がやたらおかしい。最近、文章が乱れているなぁと思っていたが、ちょっと酷すぎて落ち込む。でも直す暇なく放置プレイ。
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日曜日に届いていたCLIEは昨日から持ち歩いている。セットアップはまだ終わらないが、何もしなくてもソフトがいろいろ入っているのでとりあえず、あれこれいじって試すことができるのだ。『八妖伝』を忘れてきたのもあって手ぶらで出かけたが、付属で入っていた電子ブックのPookのサンプルなんも読んでみる。前のCLIEでは電子ブック類は利用していなかったが、今度のCLIEは解像度がいいので電子ブックもよさそうだ。今日読んでいたのはサンプルなので購入しないと途中からマスクがかかっていて読めなかったが。他にもいろいろと機能をいじって試してみる。全くいいおもちゃだ。しばらくは暇つぶしに困らない。
そんなわけで、何もしなくても持ち歩く価値はあるのだが、スケジュールを取り込んでないと前のCLIEも持ち歩かなくてはならなくて不便である。今夜は珍しく早く、22時頃帰宅したので、早速スケジュールの取り込みを行う。前のCLIEを同期してスケジュールを取り込み、それをエクスポートして、そのあと新しいCLIEでそのデータをインポートするというのが手順らしい。前のCLIEというのが、一番最初のバージョンなので新しいPalmデスクトップとの接続がうまくいかず少し苦労する。結論からいえば、同期をかけてそのときにドライバが見つからないというメッセージが出たときに前のCLIEのCD-ROMのドライバを指定するだけでよかったのだが、前のバージョンのPalmデスクトップを入れてみたり、それでおかしくなったので削除してみたり無駄なことをしてしまった。考えすぎるとよくない。
とりあえず、スケジュール等を取り込んだので、自宅PCとCLIEの同期はこれでよい。しかし、移動先のPCとも同期を取れるようにしなくてはならないので、もうしばらくセッティングに時間がかかりそう。そもそも付属のクレードルは一つしかない。同期したいPCはあと2台あるので、クレードルではなくてUSB HotSyncケーブルというのを買おうかと思っている。
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最近はCLIEばっかりである。普通なら、CLIE日記と化すはずなのだが、忙しくてあんまりいじってないのでそういう迷惑な状況にはなっていない。別に迷惑じゃないか。
とりあえず、今日のCLIEライフの報告事項は、USB HotsSyncケーブル(PEGA-HS10)を購入したくらい。新宿西口地下にあるさくらやで買ったのだが、携帯の契約をする人で無茶苦茶混んでいて驚く。波があるのか、ほんの15分後には人がいなくなっていたけど、どういうことなんだろう。
インタネさんからリンクしていただく。感謝感激、雨霰。しかし、インタネさんも、なんでわざわざこんな面倒なリンクを作るのかなぁ。まあ、そこがインタネさんのインタネさんたる所以だと思うけれど。それにしても、リンクの末端でなかったことに喜びを感じたりして。
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