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2014年10月前半
今日もドラマ漬け。「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「フリンジ」シーズン3の14話、15話、「なぜ少女は記憶を失わなければならなかったのか?」を見る。
「フリンジ」シーズン3の15話は、主人公のオリビアやピーターの子供時代に何があったかという話だった。「フリンジ」は今一つと何度か書いているけど、この話はよかった。単発のエピソードで次回からは現在の話に戻るんじゃないかと思うけど、こういう話があると続きがすごく気になる。「フリンジ」シーズン1が1話完結のエピソードがメインなのがなんとなく物足りなかったのだけど、今回みたいな過去に登場人物たちに何があったのかとかそういう話の方が出てくると俄然面白くなる。しかし、オリビアとピーターって、子供時代に会っていたのかってツッコミたくもなるけどね。まあ、この手のドラマはシリーズを続けていく間に意外な展開にしていくので、最初の方と矛盾が出てくるのは仕方がないだろう。
「なぜ少女は記憶を失わなければならなかったのか?」は、「ザ!世界仰天ニュースプレゼンツSPドラマ」とか銘打っていて、要するに実際にあった仰天ニュースの再現ドラマを元ネタにドラマを作ったみたい。自ら記憶を失くしてしまうという心理学的な現象がテーマだったので見てみる。特にと驚きとか感動はなかったけどまあ面白かった。
今日も家計簿Excelの年間収支のシートをいろいろ加工する。そして年間収支計画を細かい点で見直しする。予算に収めるために無理やり削ったところに少し余裕を持たせたり、他の削れそうなところを削減してみたり。財政緊縮って、予算がはっきりしたことで簡単に諦めて削減できるころもあるけど、日常的な側面は無理しても続かないのでそういう部分は無理な計画にはしない。
とはいえ、お金がかかっているところもはっきりわかってしまったので、そこを削るしかないのは厳しい。具体的にいうと、生活費全体のうち、食費が21.4%、交際費が26.5%、小遣いが22.5%でこの3科目で70.5%だった。なので、全体の10%未満のインターネットやケータイなどの通信費をちまちま削って削減したつもりになっても意味がないことは明白なのである。
食費はいわば生きてくために必要な必要経費なので大きくは減らせないので、やっぱり交際費と小遣いを減らすしかない。交際費も冠婚葬祭とかは難しいけど、飲み会とかはここに入れているのでそういうのを削減しないとダメなんだよね。元々は、仕事の付き合いの飲みが多かったので飲み会は交際費扱いとしていたけど、科目の分け方自体をそもそも見直す必要もあるのかもしれない。そんなことを考えながらシートをちまちま修正。こういうのが好きなので、面倒ではなくて楽しい作業としてやってる。
ちなみに家計簿をつけるのが面倒くさい人もいると思うけど、記録をつけるのが好きなのでその点は全然苦ではない。それに記録といっても、レシートを見て、日付、科目(食費とか交際費とか)、摘要(買ったものの名称)、金額、支払い方法(クレジットカード、現金とか)を入力するだけなので、1レシートあたり30秒とか1分とかの話。気をつけるのは買い物したときに必ずレシートをもらうことくらい。レシートのないときとか、自動販売機で買い物したとかいうときは忘れないようにiPod touchで使っているmoneytreeというソフトに即入力する。
家計簿の方に入力すれば、財布の現金と1円単位で一致するようにしているので、万一忘れててもすぐわかる。家計簿と財布のお金が1円単位でピッタリ合うというと驚く人もいるのだけど、1円単位で合うようにしておくと入力ミスや入力漏れがすぐわかるのでむしろ便利である。計算はExcelが勝手にやるので別に面倒なことは何もなくて、手間といえば財布と金額があってるか確認するくらいか。
今日から10月なので、本格的に新しい収支計画で生活していく。次は年末か年始にうまくいってるかの確認だろうか。
Excelなどをいじっていると楽しくずっとそればかりやってしまうので、今日も読書しなかった。
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定例、「梅ちゃん先生」、「マッサン」を見る。
DVD空けのため、以前録ったドラマから「ウェイキング・ザ・デッド 迷宮事件特捜班」の1話、2話を鑑賞。かなり前に録ってずっと見てなかったもの。2話で前編・後編として話が完結する。
第1話は、迷宮事件特捜班が誕生し、過去の誘拐殺人事件の再捜査を始めると、その事件の再現と思われる同一犯と思われる事件が発生する。迷宮事件特捜班は試行として始まっていて立場は強くなく、集められたスタッフたちとの間にも不協和音が発生する。主人公にして特捜班のリーダーのボイドは解決できなかった過去の事件に対するトラウマもあり強引な捜査を進める。そして犯人側の描写もあり、何か理由があるようだがわからないまま話は進んでいく。
割と地味に捜査を描いていて派手さはないが結構面白かった。制作がBBCだったのでイギリスものか。地味で渋いのはイギリスものだからだろうか。
映画館でリーアム・ニーソン主演の『フライト・ゲーム』を観る。
今回のニーソンは、アル中の航空保安官。彼の乗る飛行機が離陸した後、携帯に20分以内に乗客を一人殺すというメッセージが届き、止めてほしいなら1億5千万ドルを指定の口座に振り込めという。もし本当の脅迫なら近い空港に着陸べきなので、同僚と機長には話すが悪戯じゃないのか、様子を見ようという話になる。そして20分後、殺人が起こるのだが、これがものすごく意外な殺人だった。ニーソンは主人公だけどアル中だし、もしかしてニーソンの幻覚や幻想ではないかというのまで含めて、いろいろわけのわからないまま刻々と時間が過ぎて殺人が起こっていくという物語だった。
ニーソンがダメ人間なので、応援しつつももしかして意外な犯人でニーソン自身が犯人もありそうな勢いで話が進む。なかなか気が抜けない。というわけで、結構面白かった。真相も意外だったし、最後いろいろとグッジョブがあってなかなかよかった。
今日も家計簿の修正をしたけど、昨日の日記にも書いた科目の見直しをやってみたら、さらにコストが増えているところがはっきりして、削減方針が明確になった。お酒の購入費と外に飲みに行くのはどちらも飲みに分類していたけど、もっと大枠では食費に入れていた。だけど、飲みは基本的に小遣い扱いにする。旅行の飲みなども同じ考えで分類しなおす。それによって、昨日まで考えていた計画と変わってきた。例えば旅行などはもう余裕資金があるときだけにするしかないかと考えていたけど、予算内で行ける方向に変わった。人生の楽しみがなくてなんで生きている意味があるのかと思うので、これはよかった。
日記BGMは、また「The Covers」のMANNISH BOYS(斉藤和義×中村達也)出演の回を流す。この番組わりといいな。
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昨日は日記を書いた後椅子に座ったまま寝落ちしてた。昔はよく椅子やソファで寝落ちしたけど、最近はあまりなくて久し振りのことだった。
最近は、どうなのかというと、眠くなってもうだめだと思うとそのままベッドに行くので、ベッドで寝落ちしてるのである。そういうのは自分で眠るのがわかってるんだから厳密には「寝落ち」って言わないのかもしれないけど、本能的に場所を移動するだけで、何もかもそのままで電灯もつけっぱなしだったりするので一応「寝落ち」なのだと思ってる。
寝落ちって明らかに眠いのに、何かを続けていているうちに我慢しきれずに目をつむったり、横になった途端、瞬時に眠ってしまうのだと思う。そのどうにも我慢できない瞬間に、何もせずそのままベッドに行ってぶっ倒れるというのがこの「ベッドで寝落ち」する方法なのである。これで何か片付けたりしていたら眠気は覚めてしまうし、そもそも例えばあと30分で終わるとか思って、中途半端な気持ちが強いから頑張ってしまって寝落ちするのだから止めるというのはできない。つまりベッドに倒れるのも、5分くらいのあくまで中断でしかない。でもそのまま1時間以上眠ってしまうわけだけど。
このやり方は結構うまくいっていると個人的には思っている。だって椅子で寝て気が付くと1時間経っていて、首がひどく痛むとかそういうのに較べたらずっといいでしょう。なのでこの技術をもう少しきわめて、電灯を消したりそのまま朝まで寝てもいい状態にして寝落ちできるようになろうと思っている。
うまくいったら「寝落ちの新技術」とか本が書けそうだ。
それはともかく寝落ちして4時過ぎにふと目を覚ます。DVDレコーダーをつけたまま寝てしまったので、ドラマの録画が失敗していると気づく。タイマー予約の仕組みが、予約時間になるとDVDレコーダーの電源を「切り替える」仕組みになっているらしく、レコーダーの電源が切れていると電源を入れて録画がスタートするのだが、レコーダーの電源が入っていると電源が切れてしまい録画が失敗するのだ。おかしな話だけど、これはケーブルテレビの受信機とレコーダーのインターフェースの問題でどうにもならない。というわけで、レコーダーの電源を入れると「フリンジ」の放送中。冒頭切れてしまったが、シーズン3の16話をそのまま見始める。5時に番組が終わり、もう一度寝なおす。
7時に再度起きる。どうでもいいが、今日のは起床時間は4時過ぎなのか、7時なのか。
天気の好い一日。なので、さいたまオクトーバーフェストに再び行く。この前飲んだのとは違うビールを3種類。つまみにチーズとポテトのフライ。
会場でワインの無料試飲をやっていたので味見させてもらう。三種類飲んで一つはとてもおいしかった。12本1ケース、もしくは6本1ケースで販売するらしい。それなりの値段のワインを6本買うのは即決できず帰る。好いワインでも味をみずに高いワインを買うのは冒険なので、味を知って買えるシステムというのはいいのかもしれない。でも酔っぱらっているときの判断で買うのはやめておく。
今日のドラマは「ブリッジ」シーズン2の4話。
このドラマの事件は最初から犯人側の描写があって、4人のテロリストグループの行動が描かれてた。前回でそのうちの二人が警察側から特定されて、まだ3話だというのに早い展開だなと思っていた。しかし犯人がわかることによって、新たな展開になるのだろうけどと思っていたが、今日の話では想像していたのとは全く予想外の展開。やっぱり「ブリッジ」は期待できるドラマだ。今後の展開が楽しみ。
このところ飲んでいたさつま島美人の在庫が切れたので、鍛高譚を開ける。4月から消費税増税前に買った24本の酒を飲んできたけど、ついに今日開けた鍛高譚いれてあと3本になった。。残っているのは、意図したわけではないけど、黒霧島と赤霧島だった。
買いだめ24本は6月くらいには飲みきっちゃうかと思っていたので、消費税対策は予想以上に効果があった。さらにこの3本を10月一杯もたせれば、7か月もったことになる。次の消費税増税を見越して、また買いだめしておくか。
日記BGMは東京事変。「ミラーボール」とか「キラーチューン」とか。
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「フリンジ」シーズン3は17話。今回も面白い。エピソードは死ねない人の話だが、物語全体の方のストーリーの方も前話の終わりの場面から新たな展開をしている。そしてその出来事と、今回のエピソードが関連するようなところがある。シーズン3は22話までなので最後に向けて急展開しているのか。
最終シーズンのシーズン5を近々放送するっていうCMが流れてる。シーズン3は結構面白いと感じたので、最終シーズンも見てみようかと思うが、その前にシーズン4の一挙放送はあるのだろうか。今回シーズン2からシーズン3の前半を飛ばしているので、シーズン4も飛ばしてしまうのもありだけど、できればシーズン4を見てからシーズン5に臨みたい。でもシーズン4を再放送したら、またディスクスペースの確保と消化に追われるのだろう。どちらがいいんだか。
空きDVDを探していたら、「拝啓、父上様」の最終回が見つかる。ニノこと二宮和也主演の神楽坂の料亭を舞台にしたドラマである。これも長いことHDに眠ってたのだが、しばらく前に見た。そうしたら面白くて、なんでHDに埋もれさせていたのかと思ったのだが、肝心の最終回だけ録画が残ってなかった。間違って、もしくはもう見ないと思って消したのだとばかりおもっていたのだが、どうやらHDが一杯になってしまい、直接DVDに焼いていたみたいだ。
というわけでかなり久しぶりに最終回を見る。面白かった。そして、ものすごく気になるところで中断していたので続きが見られてスッキリした。
『X-MEN』三部作を観る。『X-MEN』シリーズって登場人物が多くて、敵味方が途中で変わったり、時代も現代だけじゃなく過去から未来まであって、しかも最新作の『X-MEN:フューチャー&パスト』では過去へ戻って未来を変えちゃう話というわけで、結局どういうストーリーだったかよくわからなくなってる。
今回、三部作を一気に観ることで、そうだったと想い出したり、こんなことあったっけとすっかり忘れていたことを復習して、かなりスッキリした。でもその分、あのエピソードはいつのことだったんだろうとか、残りの話も気になる。
そもそも『X-MEN』って最初の三本で三部作として完結してたのだということを忘れていた。そのあとはウルヴァリンのスピンオフ作品があるけど、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からが新三部作なのね。この構成がわかったら物語の流れもだいぶはっきりした。
これでもう次回作は大丈夫と思ったけど、次の公開時にはもうわからなくなってるんじゃないかね。
夜、『X-MEN』三部作を一気に観たらくたびれてそのまま睡眠。
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最近NHKの視聴が多い。朝ドラの「梅ちゃん先生」「マッサン」を毎日見て、今日は大河ドラマの「軍師官兵衛」、プレミアムシネマで映画を観ることも多い。ドラマや映画は録画するので時間になるとテレビがついて終われば消えるのだが、追いかけ再生などをすると見終わった後もテレビがついている。またテレビをつけると最後に録画したチャンネルになっている。通常のチャンネルはCMがあるが、NHKだとCMがないのでかなりの確率で番組が放送中なのでなんとなく見てしまう。そんなわけで、意識的に見ようとする以外に自然とNHKの番組を見ている気がする。その偶然見る番組が意外と面白い気がする。「つまらなくはない」なのかもしれないが。民法の芸人やアイドルが騒いでいる番組が面白いと思わないので、日常ののんびりした生活の話などやっていると意外と見てしまったりする。
Eテレ(昔は教育テレビっていってた)は昔から面白いと面白い番組があると思っていたけど、NHK総合は別に面白いと思っていなかったんだけど、歳をとったということだろうか。
映画はゴジラ9作目『怪獣総進撃』を観る。
8作目まで、どんどんゴジラが恐怖の対象ではなくて正義の味方的な存在になり、内容もコミカルな印象が強くなってきていたが、『怪獣総進撃』は冒頭のタイトルが出るところから重々しく重厚な感じ。コミカルさを排除している。宇宙飛行士の宇宙服のデザインとかキラアク星人という宇宙人とか、今の感覚で見ると滑稽さはあるが意図してコミカルにしているわけではない。怪獣ランドにゴジラをはじめとする怪獣たちが管理されていて、しかしそれがキラアク星人の陰謀により世界の都市を襲うなんていうのは、『ジュラシックパーク』かと思った。
結末もゴジラが他の怪獣を倒してくれるという他力本願ではなく、あくまで人間がキラアク星人と戦って倒す(その中でゴジラも助けになるが)という物語の展開がよい。ゴジラシリーズでも出色の出来ではないかと思う。
特撮もよくできていて、特にマンダという巨大蛇のような怪獣がモノレールに絡みついて破壊するシーンなんか、ゴジラよりこっちに力入れているだろうとツッコミたくなるような素晴らしい出来だった。
「ルパン三世」の新作で峰不二子を主人公にして映像もストーリーもアダルトなものにした「LUPIN the Third 峰不二子という女」を夜中に一挙放送したのを1話から見る。正規の放送は少し前で、そのときに何話か見逃していたので、一挙放送ならもう一度一話から見てみようかと。とりあえず1話から3話で、それぞれルパン三世、次元、五右衛門が峰不二子と会う話。まだ三人が出会っていない。
イギリスの検察・法廷ものの「LAW & ORDER | UK」の第2話も見る。
子供が友だちを殺してしまう事件。弁護士は少年を無実にするために策を弄する。法廷の駆け引きのドラマ。弁護士の策はうまくいくかのように見えたが、その勝つための弁論に被告人の少年は傷つき、自ら罪を認め生きる希望を失くすという皮肉な結末になる。
前回今回と2話見た限りでは、事件が起こる、その裏に隠れた真実、裁判に持ち込む、弁護士側から予想外の反撃、それに対してどう対処するかという感じ。前半は事件の真相、後半は裁判の行方というか。
このテーマで1話完結というのはちょっと物足りない感じがする。今回の話などちょっと重いテーマだったので、これじっくりやると重くなりすぎるのかもしれない。でもなんとなく物足りない。
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台風が来ていて朝から暴風雨。だけど会社に行くというツイート多数。最近は台風などの災害時に早めの帰宅指示が出るようになったけど、出勤を調整する方はあまり浸透していない気がする。会社の問題というだけではないかもしれな。帰宅の方は会社に人がいるので状況から帰宅という具体的な指示を出すが、出勤に関しては明日の朝の様子を見て各自状況を判断するように指示するだけである。各自で状況判断といえば、多少の無理をしてでも行くのが当たり前みたいな風潮だろう。各自の状況判断でなく、午前中は自宅待機せよと明確に指示するようにならなければ、状況は変わらないだろうな。
映画はCSで録画した『桜の園』と『五福星』を観る。
『桜の園』はリメイク版の方。リメイクといってもストーリーは変わっているらしい。ただし監督は最初の作品と同じ中原俊監督。最初の映画は劇場公開時に観たけど、このリメイク版は初めて観る。
ストーリーは、ヴァイオリンに挫折した女の子がお嬢様学校に転校してくるが、そこで偶然見つけた「桜の園」の台本を読み、その上演をしようということになる。しかし「桜の園」の上演はかつて毎年その学校で上演していたのだが、ある事件のために上演中止になって以来、上演自体も禁止されていた。学外で上演しようと準備を続けるが、それが学校に知られてしまうのだった。中止を言い渡された主人公(福田沙紀)が仲間を集め、それでも上演しようと訴えるシーンは、「桜の園」のセリフを語り、それを受けて他の仲間たちも自分の役のセリフで応える。最初の映画の方、ほとんど覚えていないけどこのシーンは同じような感じじゃなかったっけ。このシーンはとてもいい。
少し残念なのは福田沙紀がバイオリンをやめるのが唐突で理由がわからないし、演劇を上演しようとするあたりもなんとなくピンとこない。前半のそういう微妙な感情が実感わかないので最後になんで学校に反対されてもやろうと思うのかも伝わってこない気がした。
『五福星』はサモ・ハン・キンポーの主演・監督の映画。観たことがあると思っていたけど初見だった。そもそもジャッキー・チェンも五福星の一人だと思っていたら、香港警察の刑事で、5人は泥棒などで捕まった刑務所の仲間だった。話もコメディーが半分で、マフィアと偽札をめぐる物語は半分だった。後半はそのマフィアとの格闘シーンで、サモ・ハン・キンポーがアクションで大活躍だけど、思っていたのと違ったせいか、それと中国系のコメディーの感覚がちょっと合わないのか今一つの感があった。結構ヒットしたような記憶があるけれど、コメディーとアクションのギャップが受けたのだろうか。
夜、アニメ「蟲師」の続章をCSで放送するというので、第1話から一挙放送していたのを見る。今夜は、1話「緑の座」、2話「瞼の光」、3話「柔らかい角」、4話「枕小路」、5話「旅をする沼」、6話「露を吸う群」の全6話。面白かった。「蟲師」は原作もアニメも数話かしか読んだり見たことがなかった。そのときいいと思ったけど、結局そのままになっていたのでこの一挙放送は嬉しい。
他にドラマで、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「ハゲタカ」の2話を見る。
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今日も「蟲師」一挙放送を見る。
今日は、7話「雨がくる虹がたつ」、8話「海境より」、9話「重い実」、10話「硯に棲む白」、11話「やまねむる」、12話「眇の魚」。
今日の話も面白かった。しかもはずれがない。大友克洋が監督した実写映画版の『蟲師』の元エピソードもあって、元の話はこれかと思った。映画版もこの一挙放送の流れでやるので再鑑賞しようか。以前にも録画しているが、DVDに焼いて保存してしまうと安心してついそのままになる。放送した機会に観る方がいいのかもしれない。
「フリンジ」シーズン3の18話、19話を見る。
シーズン3の終わりが近いからかここ数回にわたって物語が急展開していて面白い。しかも19話は、途中からアニメになるという奇抜さ。「フリンジ」はそれほど面白くないと言ったことをごめんなさいと言わなければならないくらい毎回楽しみになってる。
「フリンジ」は単発エピソードの間はあまり面白くなくて、シーズン通してのストーリーが主になってきてから面白くなってきた。でも、「蟲師」は単発エピソードだけど面白い。この違いはなんだろう。
この二つの物語ってある意味で似ている。というのは、「蟲師」も蟲という架空の存在が前提になっていて、その蟲の生態に合わせて何らかの解決をしようとする。つまり「フリンジ」流に言えば、蟲も「フリンジサイエンス」の一種の存在になるだろう。
前にも書いたけど、「フリンジ」の方は1話ごとの事件が今までにないような不思議な出来事なのにあっという間に原因がわかって、あっという間に解決してしまう。それを説明する「理屈」もあるがそもそも科学的にありえない出来事を科学的に説明しているところに無理がある気がする。
だけど、「蟲師」の方は各エピソードの解決に無理がない。この蟲の生態はこうだから、こうやって解決する。あるいはもはやどうしようもないという説明がある。そして何故という点については、その蟲の生態はそういうものだからと、それ以上深い説明がない。
つまり一方は説明できないものを無理やり説明してみせて納得感がなく、一方は説明できないものを説明できないままにすることで逆に納得できてしまう。うまく表現できていないけど、自分としてはこの違いがすごく腑に落ちて、なんで同じような系統の物語なのに一方は面白くなくて、一方は面白いのか判ったような気になっている。
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今日は皆既月蝕を観ようと思っていたが、起きたら21時で既に月蝕のピークは終わっていた。半分ほどまだ月が欠けていて、しばらくして見ると丸く戻っていた。欠けていくところは観られなかったが、戻ったところを観られたということか。
「起きたら21時」と書いたけど、最近の生活サイクルは、7時半〜11時くらいに起きて、1時から4時くらいに寝るという変なサイクルになっている。変ではないようだけど、起きる方が「午後」で寝る方が「午前」である。ちょうど普通と12時間ずれた感じ。
なので昨日(日付的には今日)13時頃に寝て、21時に起床。月蝕を見たりして23時から「蟲師」、4時から「フリンジ」シーズン3と続く。しかし日記の区切りを起床時間そのままにすると日にちが半日ずれるので、結局一日は午前5時くらいからで区切っている。今日という概念がなんだかわからなくなってくる。昨日が今日に浸食しているというか。
12時間ずれても、食事の時間は午前6時前後、12時前後、夜18時から24時の間の3回で、夜の食事時には飲んでいた。だけど、一日の始まりが夜だと、起きてすぐに飲み始めることになりどうも具合が悪い。普通、飲むのは夜で、晩酌とかいうわけだけど、夜飲む理由はそのあと活動しないからなのだと思った。当たり前なのかもしれないが、なんとなく、夜が飲むのにふさわしい時間帯だと思っていたのだ。
生活サイクルからすると、やはり夜に起きても起きてすぐに酒を飲んでしまうとその後の活動に差し支える。とすると、この生活サイクルだと、昼寝る前くらいに飲むのが正しいということになる。なんか廃頽的。
今日のアニメは「夏目友人帳 参」6話。
「蟲師」を見ていて、妖の類の出てくるアニメを思い出したがタイトルが思い出せない。出てきた妖の姿とか、登場人物のエピソードとかを元に検索して探していたら「夏目友人帳」だとわかる。「夏目友人帳」は原作は全く読んでなくて、アニメも数話しか見ていないのでまた見たいと思う。調べるとCSで「夏目友人帳 参」を放送中だったので早速予約したのが昨日のこと。途中からになるが、今日から見始める。
夜は「蟲師」一挙放送。今日は、13話「一夜橋」、14話「籠のなか」、15話「春と嘯く」、16話「暁の蛇」、17話「虚繭取り」、18話「山抱く衣」、19話「天辺の糸」。
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「フリンジ」シーズン3の20話、21話を見る。
いろいろ急展開して面白いので意識してなかったが、よく考えてみたら次回が最終回だった。終わるのは残念だが、それよりあと一回でどうやって終わらせるのか、全然収束していくように思えない。いや、いよいよピーターが謎の装置に入るのでそれですべてが解決するのかもしれないけど、まさか入ったからすべて解決じゃないよね。単発エピソードの解決が無理やりなのと同じようにシリーズ全体の終わりまで無理やりなのか。
「夏目友人帳 参」の7話を見る。
昨日見た6話と今日の7話で前後編となっていた。見始めたのが3期の途中からだったが、丁度2話完結の前編から見られたのはよかった。しかも、新しい登場人物(前にも名前などが伏線的に出ていたのかもしれないが、夏目とは初めて会う)が出てくるエピソードだったので、そういう点でもついていた。夏目友人帳も一話完結のエピソードが多いのではないかと思うので全話見なくても大丈夫だと思うが、こういうキーになる話はできれば見ておきたい。
「蟲師」一挙放送、20話「筆の海」、21話「綿胞子」、22話「沖つ宮」、23話「錆の鳴く聲」、24話「篝野行」、25話「眼福眼禍」、26話「草を踏む音」を見る。26話で1期完結。なかなか面白かった。このあと来週は特別編?の「日蝕む翳」、そのあと続章で11話あるので楽しみ。大友克洋監督実写映画版『蟲師』もやるので、前に放送したときにDVDには焼いているが、この際だからまた観ようかな。DVDに焼いてしまうと安心してなかなか観ないので。
あと「梅ちゃん先生」と「マッサン」もいつも通り見た。なんか昼間寝た方がよく眠れる。今日も16時半から23時まで6時間半くらい眠って他に昼寝(朝寝?)3時間くらい眠っているので9時間半くらい眠ってるかも。というか眠りすぎじゃないか。
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生活サイクルが反転した状態で安定するかとも思っていたが、今度は4時のドラマを見た後7時半くらいくらいまでの間がものすごく眠くなる。眠くなるので素直に眠る。
明け方にも寝ると、1日に2回睡眠をとるサイクルになっている。寝ている時間帯は、12時間表記にするとほぼ同じ時間帯がコアになっているので、考え方を変えると、1日12時間で生活しているといえる。
だんだん夜更かしをしていると、生活サイクルが少しずつ後ろにずれて、やがて一周するんじゃないかと思っていたが、実は短期間で反転する方が自然なんではないかと思った。つまり、3時から6時に寝て、15時から18時に昼寝をする合計6時間睡眠をすると、通常は15時から18時が昼寝と考えるが、15時から18時が本睡眠で、3時から6時を昼寝(朝だけど)と考えるのだ。そうすると3時から6時の睡眠を我慢すると生活が反転する。これによって、昼型から夜型、夜型から昼型にいつでもすぐに切り替わるんじゃないか。そんなわけないか。
それはともなく、日曜に飲み会があるので昼夜をもう一度反転させなくてはならないので、この方式で昼の睡眠を今日からやめてみる。昨日9時間以上眠っているのでそれほど苦労しなくても昼寝なしで耐えられるだろう。
今月のケータイ(ワイモバイル)の請求確定のメールが届いたので、サイトで確認すると今月は2654円だった。プラン変更で2000円くらい下がっているか気になっていたが、想定通りでよかった。気づかなくて半年ほど余計に払っていたけど良しとしよう。
最近、ワイモバイルからスマホに変更すると、端末代金も機種変更手数料も無料という案内がよく来る。今は2台目以降無料のキャンペーンで3台契約してるのだが、契約変更で2台目以上無料のサービスがなくなるはずなので変える気はない(3台で3千円未満なんて契約はもうありえないだろう)。それにワイモバイルでスマホというのはかつてのイーモバイルに変えるということだから電波の具合とか利便性の面でもいろいろ心配がある。
ただ、モバイルSUICAの便利さに気づいたので、おサイフケータイにしておけばよかったというのだけが残念。2台目以降無料のキャンペーンでおサイフケータイ機能のある端末をもう一台契約しておけばよかった。ウィルコムが、イーモバイルと一緒になってワイモバイルになってしまい、もはや2台目以降無料のキャンペーンはなくなってしまったのだ。
※10/13追記:2台目以降無料はケータイなら別の割引(家族割)で副回線9台までOKなのだが、スマホにするとプランが変わってしまうので契約しなおさなければならない。しかし今回の案内は、長期ユーザ優遇でプランが替わっても2台目以降無料は継続なのだとか。
夜、リニューアルオープンしたモリイチ京橋店に行ってみる。通常18時閉店だが、今日はイベントがあって20時までやっているという。この文具店のリニューアルには友人がコンセプトなどに絡んでいて、今日のトークイベントでも司会を務めていた。
久々に出かけたら乗り換えを間違える。上野行きの電車の前に新宿方面に行く新宿湘南ラインが来るので見送るつもりでいたのに忘れて乗ってしまい、電車の中で本を読んでいたら「次は池袋」というアナウンスに茫然とした。仕方がないので池袋から山手線でぐるっと回って東京駅へ。東京駅からも京橋と反対方向に少し歩いてから逆方向だと気づいて戻る始末。おかけで予定より30分以上遅く着く。
リニューアル前のモリイチ京橋店は行ったことがなかったので、違いはわからないけど、結構面白い店だった。普通の文具から、ちょっと大型文具店や個性的な文具店にしか置いてないような珍しい文具まで置いていて、そんなに大きな店ではないのに守備範囲が広い。棚と棚の間のスペースがゆったりしている印象を受けた。ゆったりしていると、いろんな文具をじっくり見られる感じがしてとてもいい。2フロアからなるのだけれど、2階の一部には「八重洲文具堂」というオープンスペースのギャラリーがあって定期的に文具系の展示をするみたいである。
今日は「八重洲文具室」イベント第一弾で『記念日マグネット展』というのをやってた。 「記念日マグネット展」は、10月20日(月)までやってるみたい。そのあともいろんな文具関係の展示が続く模様。これを見に行くだけでも楽しいと思う。
この日はイベントやってたので、帰りにおみやげをいろいろ貰う。『記念日マグネット展』主催のmagsterさんからは食べ物プレートのマグネットを一個いただいた。
帰りには、半月ぶりに都内に出てきたので、以前行きつけだったバーに行く。このバーに行くのもなんと3か月ぶりくらい。ビール一杯とマッカランのロックを飲んで帰宅。酔って帰るのも久し振りで気持ちいい。昼間、昼寝をしていないので睡魔も極限状態で、2時半くらいにベッドに入ったら瞬時に眠る。
テレビは、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「夏目友人帳 参」8話、「アイアンマン ザ・アドヴェンチャーズ」を見る。今日は夜出かけたので、ドラマとアニメだけ。
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「フリンジ」シーズン3、22話を見る。
最終回だが、未来の話になってそれが延々と続く。これでちゃんと終わるのか気になるが、唐突に解決。いや、でもこれは本質的な意味での解決じゃないな。むしろこれからどうするかじゃないのかと思っていたら、さらなる衝撃的な事実に驚いたまま終わり。これ全然納得できないぞ、というか続きはどうなるんだ。と思ったが、そういえばこれがアメリカの連続ドラマ終わり方だったと思い出す。最終回に事件が起こって続きは次のシーズンっていうパターン。
そしてテレビでも次回からシーズン4の再放送の案内。結局、最終シーズン(シーズン5)の放送に合わせ、シーズン4まで再放送する予定だったのか。テレビ局の作戦にそのままのって最終シーズンまで見るか。
「ブリッジ」シーズン2の5話。
前回まで犯人グループのことがいろいろと判明してきていよいよ犯人グループに辿りつきそうだったところから突然ふりだしに戻るような展開になる。そして主人公サーガにも魔の手がおよぶところで、「つづく」となる。
アニメで「山賊の娘ローニャ」を見る。
宮崎吾朗監督のアニメで、原作がリンドグレーン。子どもの頃、リンドグレーンといえば『名探偵カッレくん』が好きだった。ピッピは読まなかったけど、リンドグレーンの作品で『山賊の娘ローニャ』なんて知らないと思ったら、1982年の作品だった。リンドグレーンってもう古典だと思っていたけど、現代の作家だったのか。ローニャが書かれたのは、自分がすでに児童文学を読まない年齢になったあとだった。
第1話はローニャが生まれるところから始まる。山賊たちの動きなど面白いと思って見ていたが、それより面白いのが「鳥女」という生き物。頭が人間の女の顔をした鳥で、 姑獲鳥みたいな生き物だ。ほかにトトロのススワタリみたいな生き物も出てきた。変わった生き物はまだこの二つしか出てこないが、ちょっとファンタジーの世界なのかも。
主題歌は手嶌葵でジブリというか宮崎吾朗つながりか。作曲は谷山浩子。で、エンディングの「Player」が歌は夏木マリなのだが、作詞・作曲が斉藤和義だった。夏木マリが歌っているせいかあまり斉藤和義っぽく感じなかったけど。
昼間実家に出かけて今日も昼寝をしなかったので、夜も22時を過ぎると眠くなってくる。ローニャを見ているうちから睡魔が襲ってきて、なんとか見終えた後、たまらず0時半には眠る。
今日のドラマは他にいつも通り「梅ちゃん先生」、「マッサン」。
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ゴジラ10作目『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』を観る。
ガバラというのは新しい怪獣で、主人公の男の子をいじめるガキ大将のあだ名。主人公の夢の中で、いじめっ子と同じ名前の怪獣ガバラが出てきてミニラをいじめるのだ。というわけで、この映画でのゴジラは子どもの夢にしか出てこない。「オール怪獣」というのにふさわしく、いろんな怪獣とゴジラの格闘シーンは出てくるのだが、これが全部夢というのが残念。映画自体が架空の物語なのだがら、それが夢でも同じという考え方もあるかもしれないが、一部は夢でも現実にも怪獣が出てきてほしかったと個人的には思う。
現実の物語の方は、主人公の男の子といじめっ子との話、それと逃走中の現金強奪犯との話があって、これが夢の中のゴジラやミニラの話に呼応する。少年の物語として見れば悪くはないのだが、怪獣映画として見てしまうと怪獣はすべて夢の話というのは寂しく感じる。
CSでかなり以前のドラマで、陣内孝則が明智を演じる「名探偵明智小五郎」を2編見る。第1話「地獄の道化師」、第2話「吸血カマキリ」(「幻人幻戯」のドラマ化)の2本。「地獄の道化師」はわりと面白かった。相変わらず、石膏像の中から死体が出てくる江戸川乱歩のいつものパターン、映像化に向いていたのか。「吸血カマキリ」は屋根裏の散歩者とトリックの融合みたいな話なのでいろいろ映像化しにくい部分があったのか物足りず。
夜は友人と飲み会。0時半に帰宅、睡眠不足で帰宅してすぐに眠る。
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10日分の日記にワイモバイルの機種変更について書いたけど、書き終わってからもしかして何か逃げ手はないかと思い、いろいろ調べてみる。そうしたら、スマホへの無料機種変更の案内メールからリンクされた先の留意事項に、このキャンペーンでは2台目以降無料キャンペーンの主回線を変更しても副回線の無料キャンペーンは解除されないという説明があった。なるほどスマホ乗り換えを推進するためなら当然の対応だと思う。それなら端末代も機種変更の料金もかからず、毎月の通信代も大きく増えないのであれば変更しない理由にはならない。
ただ自分の場合はスマホはiPodTouchで事足りているのでスマホに変えたいという要望はない。変えたいのは、モバイルSUICAを使えるおサイフケータイ機能がある機種というだけ。さらに今のケータイは名刺サイズでズボンのポケットにも適当に入れておけるのだが、スマホだと胸のポケットとかあまり圧力のかからないところに入れなければならず、iPodTouchと合わせて2台そういう場所を確保するのが面倒だ。
ケータイも何年か使っているので、スマホというより新しい端末に変えることで端末の使える期間が延び、また機能もよくなっているならば、端末を変える要素になるのだが、カタログスペックを見た限りではどうも利点が見られない。
いろいろ調べてみたけど、結論としてはやっぱり今のままかな。
ドラマ・アニメは、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「夏目友人帳 参」9話、「軍師官兵衛」、「LAW & ORDER | UK」、「蟲師」の特別篇「日蝕む翳」、「蟲師 続章」の1話「野末の宴」、2話「囀る貝」、3話「雪の下」を見る。いつも見ているものなので、特にコメントはなし。
ただ、「梅ちゃん先生」の梅子のダメっぷりに最近疑問を感じている。「梅ちゃん先生」ってどういう話かわかってなかったのだけど、何をやってもダメな梅子という女の子が女医さんになるまでの話なのかとだんだんわかってきた。女医になって終わりなのか、女医になってからの話もあるのかは知らない。
梅子は、家族からも周りからもダメな子と言われているのが今のところ。そしてここへきて医者になりたいと思い始める。みんなからダメと言われていた梅子が医者になると決めて変わっていく、それはいい。でもそれならみんなにダメと言われていても、本当はいいものを持っていたというのがないと説得力がない。
「花子とアン」でも子どものころの花子は英語は苦手だったし、大きくなってからもものすごいあがり症で失敗したり、お酒に弱いのにワインを飲んで失敗したりする。でも、子どものころから読書好きだったり、想像の翼を広げ、英語も好きになってからは女学校で一番だったという長所も併せて描かれていた。あがり症やお酒に弱いことによる失敗は英語に優れていたことと矛盾しないし、空想力がありすぎて失敗していることは逆に童話を書いたりする部分で利点になっている。まさに短所は長所として描かれている。村岡花子は実在の人物だったので、物語としての脚色はあるにしても、そういう短所も含めて実際のエピソードに基づいてたのかもしれない。
「梅ちゃん先生」を見ていて気になってしまうのは、梅子のダメっぷりが長所の裏返しとなっていないことが多い気がするのだ。人のことを思いやる気持ちが裏目に出て失敗するみたいなエピソードもあり、これはいい。だけど、ただダメな女の子っていうのがものすごく多く感じる。例えば、お客さんにお酒を出したらいきなりこぼしてしまいそれを拭くのにお客さんの帽子を使ってしまったとか、どんぐりの料理法を新聞記事で見つけてきたのはいいがレシピ通りに作ったのにまずくて食べられなかったとか。あるいは勉強が全くできないとかいうのも、勉強に今まで興味がなかったけど本当は頭がいいというような裏がなく、ただ勉強ができないとしか描かれない。
お酒のエピソードのようなものは、おっちょこちょいだということで、医者になってからも続くのであればいいかもしれない。でもレシピ通りに作ったのに料理を失敗するとか、勉強が全くできないとかいうのは違うんじゃないかと思ってしまう。
この辺どうなるのか、ちょうど今受験勉強が始まるところなので、もう少し見てみようと思う。
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『ホットロード』を観る。
原作は紡木たくの同名の1980年代の少女漫画らしい。この漫画は読んだことがなくて、というより存在自体を知らなかったのだが、根強いファンのいる伝説的な少女漫画だという。映画化のせいかわからないが、本屋で文庫化された原作を見かけたので手に取ってみるると、どうも絵柄が合わなかった。もちろん、絵が合わなくても内容が面白いこともあるし、そうして読むとむしろこの絵でなくてはならないと思うこともある。そう思ったけど、そのときは読みたいと思わせるものがなく、そのままになっていた。
映画は、「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈が主演なのと、主題歌に尾崎豊の「OH MY LITTLE GIRL」で、映画館で何度か予告を見て印象に残っていた。でも観ようと思ったのは、ひとつにはこの原作が伝説的な少女漫画で作者は映画化をずっと拒否してきたというエピソードと、この映画の編集が変わっているという話を聞いたからだった。
原作を読んでいないので、原作のイメージ通りに映画化されているのか、全く別物なのかそういうことはわからない。ただ、暴走族とその暴走族のリーダーに恋する女の子の話にしては、ヤンキー映画っぽくなくて純愛映画という雰囲気で、違うかもしれないけど、原作が愛されていた雰囲気ってこの辺なのかもしれないと思える映画だった。
能年玲奈は主人公なのにほとんどしゃべらないし、暴走族の春山も自分の気持ちを表すのが下手な男で、二人の会話はほとんどないのだけれどとても気持ちが伝わってくる。
そして二人の気持ちと関係ない部分は思いっきり省略される。原作もそうなのかわからないけど、何か大きな出来事があるときはそのことが起きるとわかったらももうそこで寸止めになって、あとはこの出来事のよって影響を受けた二人のことが描かれる。例えば、敵対する暴走族に春山が一人で殴り込みに行くシーンなら、彼が暴走族の待ち受けるところに乗り込むシーンで終わる。右手にガムテープで固定した鉄パイプを振り上げてかかっていくところで終わる。彼が敵のリーダーに一矢報いることができたのかすらわからず、その後の仲間との会話で想像がつく程度。春山を探す和希(能年玲奈)、二人の場面が続く。ヤンキー映画っぽくないのも、こういう省略の仕方だからだろうか。
ものすごく期待していたわけではないけど、なんとなくいい映画かもしれないという期待を持って観に行ったらそれ以上のものが返ってきた。なんだかとても静かな時間の流れる映画。終わりもハッピーエンドというより、幸せな未来を期待する終わり方。親に愛されず頑なな心をもった少女と暴走族の男の恋愛がハッピーエンドになるとは思えないのだが、物語最後の出来事でもしかしたら幸せになれるのかもしれない気分で終わる。なんだか懐かしい思い出のような時間を感じさせる映画だった。
その他のドラマ・アニメは、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「夏目友人帳 参」10話。「フリンジ」のシーズン4が始まりその第1話。「蟲師 続章」の4話「夜を撫でる手」、5話「鏡が淵」、6話「花惑い」。
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『Mother』を観る。
楳図かずおの初監督作品。なんと主人公が楳図かずお自身で、死んだはずの母親が甦ったという奇怪な現象が起こり、やがて次々と人が殺されていくという話。顔の恐怖皺や効果線が見えてきそうな映像で、楳図かずおの絵がそのまま映像になっているような気がした。楳図かずおの役は片岡愛之助、母親役を真行寺君枝が演っていたのだが、特に真行寺君枝は楳図かずおの漫画そのもので怖かった。
楳図かずおが監督すると聞いて、漫画がすごいからといって映画もいいとは限らないと一抹の不安があったのだが、冒頭のシーンを観て結構期待できると感じた。それは、楳図かずお役の片岡愛之助が病院でベッドに向かって座っている姿があり、カメラが左手の方をゆっくり映していくと、ベッドに横たわる母親がいるという場面である。楳図かずおの姿、母を見守る楳図かずおという2つの場面が、漫画で二つのコマであらわされるシーンが、ゆっくりと連続して映されているように感じた。つまり漫画という断続した静止画で描いていたものを、映画という連続した映像で見せている違いはあるけれど、この場面の切り取り方は楳図かずおの漫画そのものと変わらないと思ったのだ。
タイトルが出ると、タイトルのロゴが心臓の鼓動のように膨張と収縮を繰り返したり、血が噴き出したりして、怖さや不気味さより滑稽さを感じてしまった。妄想だが、楳図かずおがスタッフに「タイトルをこう動かして、血がこう噴き出して」と身振り手振りで力説する姿を勝手に想像してしまい、にやついてしまった。しかしこれもご愛嬌。動かない絵で表現する漫画家は映画という動く媒体を使えることでなんでも動かしたくなるのではないだろうか。
他にもそう感じることは多々あり、最初のシーンがモノクロからカラーになっていく紅葉だったり、エンディングで漫画の母親の絵が映画の真行寺君江演じる母親の顔に変わっていくシーンなど、ちょっとしたところに静止画を動かしたい思いを感じる。
それにしてもなかなかの傑作だったと思う。怖さもほどほどにあり、一回ビクッとし、三回以上は背中がザワザワッとした。今思い返してもゾクゾクする。楳図ファン必見だが、楳図ファンは当然観ると思うので、むしろ迷っているくらいの人必見である。
その他のドラマ・アニメは、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「夏目友人帳 参」11話、「蟲師 続章」の7話「日照る雨」、8話「風巻立つ」、9話「潮わく谷」。
家計簿をつけていて計算外の問題が発生した。それは交通費が意外にかかるということである。
今までは定期券があったので、どこかに出かけてもほとんどは定期券範囲内か200円弱の差額で済んでいたのだが、9月末で定期券が切れてその恩恵がなくなってからの交通費が馬鹿にならない。
定期券の期限が過ぎてからは、隣駅に行くにも片道133円(ICカード料金)かかり、都内、例えば有楽町に出れば片道550円かかる。映画程度なら隣駅のシネコンで済むが、友だちと会うと大抵都内でその度に往復1000円以上かかることになる。飲み会の費用が常に1000円以上余計にかかるってことだ。隣駅だって、5回往復したら1330円で映画がもう一本観られる金額になる。少額だからといって馬鹿にならない。
なので定期券でも買った方が得だろうかと思い、例によってExcelでいろんなパターンの定期券の購入と精算額を計算して、毎回切符を買った場合との違いをシミュレーションしてみた。
まずは単純に定期券と切符の金額の差を確認したら、JRの6か月定期だと月12日の利用でペイできた。月12回って、週3回である。隣駅ならそれくらいなら使いそうだし、定期券があれば都内に出かけるときにも隣駅からの差額で済むから、隣駅までの定期券を購入したらいいかもと思った。しかし、シミュレーションしてみると全然割り得にならないのだった。
理由は単純で月12回でペイするとしたら、割安になるのはそれ以上乗ったときという当たり前のことだった。定期券で割り得なら、月12回使ううちの何回かを都内に出ることにしてシミュレーションしたのだが、それだと逆に割り損になるのだ。得になるには定期券をまずペイする回数乗らなければならない。そのあとに使って初めて割り得になるわけだ。考えてみれば当たり前のことだけど、今まで定期券があるのが当たり前で、乗り越しで利用すると差額で済むので得という思い込みがあった。
となると月12回、週3回以上同じ場所に行くことがあるかどうかなのだが、今の生活だと地元でほとんどの用事が済んでしまうので、下手に都内に出かけるならば定期券を買わない方が得ということになる。ひたすら地元で過ごすか、多少の交通費の出費増は諦めるしかなさそう。いずれにしても予算変更が余儀なくされる。
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歌舞伎座に「十月大歌舞伎 十七世中村勘三郎二十七回忌、十八世中村勘三郎三回忌追善 夜の部」を観に行く。演目は「菅原伝授手習鑑 寺子屋」、「道行初音旅 吉野山」、「鰯賣戀曳網」。
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」は、松王丸に仁左衛門、武部源蔵に勘九郎、戸浪に七之助、松王丸の妻千代に玉三郎という豪華顔揃え。「寺子屋」は前に観たことがあって、割と話は憶えていた。やっぱり基礎知識として知っていた方が楽しめると思ったけど、情けないことに前に誰が演じてどうだったかまで憶えていない。その舞台ごとの違いとかわかるともっと楽しめるのだろうな。
「道行初音旅 吉野山」は梅玉、藤十郎、橋之助。
「鰯賣戀曳網」は、鰯賣猿源氏に勘九郎、傾城蛍火に七之助。これは三島由紀夫の作なのだが、滑稽な話で、普段思っている三島由紀夫のイメージとは違った。
歌舞伎のあと、以前よく行っていた寿司屋で飲む。3か月ぶりだった。以前は行ってた頃は、仕事が終わって電車もなくなった時間に、遅い晩飯代わりに飲みに行っていたので空いていたが、今日は21時半くらいに行ったので思ったより混んでいた。終電前にほろ酔い気分で帰宅。すぐに寝る。
ドラマ・アニメは、「梅ちゃん先生」、「マッサン」、「夏目友人帳 参」12話、「フリンジ」シーズン4」3話。
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