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2007年9月前半
5時50分起床。朝食後、「ホテリアー」19話を観る。残り2話というところで、いよいよホテル買収問題に片が付くのに、まだあと一回残っている。次回最終回は、恋愛の方の結末がつくのだろうが、一波乱あるのか。
午後、図書館に予約本を取りに行く。予約できた本が集中し、一度に8冊借りることになる。二週間で消化できるのか。そのまま買い物へ。
午後、15時から日本映画専門チャンネルで放送していた『ヒーローインタビュー』を観る。主演の真田広之と鈴木保奈美は若いし、若いという以前に鈴木保奈美ってものすごく久し振りに見たし、安達祐実なんて子供だし、いつの映画だと思ったら1994年の映画だった。13年前? いわゆるトレンディドラマをそのまま映画にした感じの映画。軽い気分で楽しめた。
夜、「受験の神様」7話を見る。
読書が停滞気味なので、他の軽く読めそうな本で勢いをつけようと思い、『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)を読み始める。以前読んだ『螺鈿迷宮』(海堂尊 角川書店)ほど軽すぎず、ほどよい読みやすさでまずは面白く読み始める。
読み始めてしばらくして、新聞記事の引用が出てくるのだが、その記事の署名が「別宮葉子」になっていてへぇと思う。『螺鈿迷宮』で主人公を事件に引っ張り込む役目を果たす幼なじみの新聞記者役で登場する人物だ。この『チーム・バチスタの栄光』でも新聞記事の署名だけでなく脇役で登場するのか興味を覚えた。この小説に登場しない場合、『螺鈿迷宮』でたまたまこの名前を使ったのか、それともこの小説を書いた当時から、のちのちに別の小説でなんらかの役目で新聞記者役として登場することを考えていたのか、それともすでに『螺鈿迷宮』の構想があったのか。
夜は2時過ぎ早めに就寝。
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7時半起床。朝食後、本を読んでは眠り、テレビを眺めては眠り、何をしても眠りに落ちる。溜まっていた疲れが出てきたのだろうか。
『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)では白鳥が登場。『螺鈿迷宮』(海堂尊 角川書店)で既に知っているが、『螺鈿迷宮』はむしろ外伝である。正伝一作目で登場する白鳥はなかなか面白いキャラで物語をぐんぐん引っ張っていく。白鳥がホームズ役、語り手の田口はワトソン役として物語が勢いを増す。白鳥の会話に、姫宮という部下の名前も出てくる。こちらも『螺鈿迷宮』では既に登場しているのだが、『螺鈿迷宮』を読んだときに、姫宮は『螺鈿迷宮』で初めて姿を現すようなことも何かでちらっと読んでいたのだが、『チーム・バチスタの栄光』ではコロンボのかみさんみたいに名前しか出てこないのかもしれない。
とにかく面白く読む。
夜、「新世紀エヴァンゲリオン」19話、20話を見る。MTVの一挙放送で、最初の放送に気づかなかったため、変則的な順番で見ていて、まだ19話と20話だけ見ていないと思っていたのだが、見てみたらすでに見ていた。しかし19話、20話をもう一度見たことで全部の話が繋がった。映画の方も昨日から始まっているので、観に行くとしよう。
夜、一日遅れの日記を書いて寝る。
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録画して見ていなかった「風林火山」、「電脳コイル」鑑賞。「電脳コイル」はお盆休みに続き、先週は「電脳コイル自由研究」という特番だったので再開を楽しみにしていたが、フミエの弟の目を通した一種の総集編だったのでガッカリ。新たな展開を期待していたのだが。
読書は『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)読了。いやはや面白かった。感想は別エントリで。
行きつけのサイトでは、ワールドコンに行ってきた話や『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の感想が目立つ。羨ましい。ワールドコンはもう終わったので羨ましがっていてもしかたない。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を早く観たいものだ。
パソコンの秋冬モデルの発売が決まってパソコンメーカー各社のサイトに情報が掲載され始めた。9月半ばから後半にかけて新機種が発売になる。我慢したかいがあった。発売までもう少しあるので、その間に買う機種を決めよう。
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米国から東城大学医学部付属病院に招聘された桐生医師は、拡張型心筋症に対する心臓移植に代わる外科手術、バチスタ手術を専門とするチームを立ち上げ抜群の成果を上げていた。平均術死率40%というバチスタ手術で半年間に渡り100%の成功を収め、その奇跡は「チーム・バチスタの栄光」と讃えられていた。ところが、術例が27例を超えたとき、異常が発生した。3例続けての術中死、しかしその原因は全く不明。
医学的に異常がないはずなのに痛みなどを訴える不定愁訴を扱う、通称グチ外来の担当医師田口公平は高階院長に突然呼び出された。外科手術とは学生時代以来縁のない田口に、チーム・バチスタの内部調査を依頼してきたのだ。30例中10例の術中死は、平均術中死40%のバチスタ手術では不運な偶然と十分考えられる数字である。だが高階院長は三つの可能性を挙げる。単なる不運、医療過誤、そして悪意によって引き起こされた事態−−すなわち殺人。成り行きから、田口は調査を引き受け、チーム・バチスタの調査を始めるのだった。
冒頭10数ページで以上が語られ、あとは田口の調査によりチーム・バチスタの実状が明らかになっていく。バチスタ手術に関する技術的などが緻密に描写される迫力はあるが、専門外の田口を語り手にすることで、専門的になりすぎてわかりにくくなることはない。さらに面白くなるのは後半で、もう一人の重要人物、厚生労働省の役人である白鳥が現れてからである。この物語、田口が探偵役かと思っていたが、白鳥の登場で役割がはっきりする。白鳥がホームズ、田口がワトソンというわけだ。前半のチーム・バチスタの専門性をかみ砕いて読者に読ませる辺りも、ワトソン役田口がいてこそだったと納得する。
この白鳥のキャラが強烈で、他の登場人物たちもそれぞれ個性的なのだが、白鳥に関してはほとんど漫画チックなくらいだ。嫌なやつでありながら、物語として読むと魅力的なキャラになっている。
白鳥の口から、彼の部下「姫宮」の名前が出てくるのだが、これは刑事コロンボの「うちのかみさん」の如く、会話にしか出てこないキャラなのだが、順番を逆に外伝的な『螺鈿迷宮』(海堂尊 角川書店)を先に読んだらこちらに登場してきた。また『螺鈿迷宮』ででてくる記者の名前が、『チーム・バチスタの栄光』冒頭に出てくる新聞記事の署名に書かれていて、どうもこの東城大学医学部付属病院を中心にした桜宮市は、海堂尊の物語の舞台装置の役割を果たすのかもしれない。
「このミステリーがすごい!」対象受賞作も納得の、リーダビリティの高いエンターテイメント作品だった。
[ 『チーム・バチスタの栄光』 海堂尊 宝島社 ]
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テレビは「探偵学園Q」。殺人事件の犯人がリュウ(山田涼介)であるかのような状況証拠の中、リュウは逃走。その後の殺人事件の現場でも目撃されますます不利になっていく。キュウ(神木隆之介)たちはリュウを信じていたが、無実を証明する方法が見つからなかった。そのまま次回に続く。
リュウが明らかに犯人ではないという雰囲気なのが緊迫感をそぐ。やっぱり信じたいけど、彼が犯人としか考えられない、という雰囲気がほしい。次回の展開を期待。
「新世紀エヴァンゲリオン」21話〜22話を早送りで見ながらCMをカットしてDVDに焼く。
読書は『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)を持ち歩いたが読み始められず。
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この夏、ものすごく暑かったのに冷やし中華を一度も食べていなかったことに気づいた。気がついたら無性に食べたくなって冷やし中華を食べる。折しもコンビニではおでんが始まっていた。遅すぎ。
朝は晴れ間がのぞいていたのに、いつの間にか曇ったと思ったら突然の激しい雨。その後も曇り、雨と続くが、ほんの十分の間に叩きつけるような雨が降り出したかと思えば、晴れ間がのぞく。外に出る度に激しい雨に遭う。超過敏な雨男になった気分。そして、雨で涼しくなるのかと思えば、ジットリした暑さに汗が噴き出る。湿度が高いことによるのだろう。
夜、打ち合わせのあと飲みに行く。軽く飲むといいながら、生ビール3杯飲んだあとに、ワインを二人で二本開けていた。夜は帰宅するなりそのまま眠る。
読書は今日も『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)を持ち歩いたが、結局読み始められなかった。
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二日持ち歩いても読み始められなかったが、三日目にして遂にページを捲る。『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)始めました。
冒頭、「前略」で始まる両親に宛てた手紙は次のように結ばれる。
「念願の図書館に採用されて、私は今−−−
毎日軍事訓練に励んでいます。」
うわー。冒頭半ページにしてわくわく。さて、これからどうなるのだろうか。
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シュヴァンクマイエルの13作品を一挙上映するという「シュヴァンクマイエル ナイト」なんていう企画があったことを今知った。今週の土曜日で、すでに前売完売。当日朝から立ち見席を販売するとか。
すごく魅力的だけど、すごく観たいけど、もうオールナイトで映画を観る気力も体力もないので別にいいさ。いや、負け惜しみじゃない。
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午前中で仕事を切り上げ、午後は私用で外出。近所の市の掲示板に「モンキー・パンチ原画展」のポスターが貼られていた。さいたま市には「さいたま市立漫画会館」というものがあるのだ。もう小学生以来行っていないけど、久し振りに行ってみようかと思う。「モンキー・パンチ原画展」は、9月8日(土)〜11月25日(日)まで。とはいえ、どの程度の展示があるのかちょっと心配。
夜は「ホタルノヒカリ」を見る。そのあと、明日の台風の状況が気になって、天気予報を見ようと思ったら、ちょうど夜のニュースの時間で、どこのチャンネルでも台風情報で持ちきり。京浜東北線、埼京線の両方が運転見合わせ中で、こんな日に夜遅く都内にいなくてすんでよかったと思う。
明け方から明日の午前中が一番酷そうだ。明日も仕事は休みだが、近所に所用があるので暴風雨の中をでかけなければならないかもしれない。なるべく濡れないことを願う。
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昨日のニュースで、今日は台風が大変なことになっているんじゃないかと思っていたのだが、6時に目を覚ますと雨はたくさん降っているものの昨日の夜より落ち着いている感じで、既にピークは過ぎたのではないかと思った。安心して二度寝したら寝坊。7時過ぎに慌てて起きる。
朝食後出かけるが、外に出るとそれなりに強い風は吹いているがそれほど酷くはない。しかし駅前に着いたら道路が混んでいて乗るつもりのバスもまだ来ていないようだった。タクシーで行くことにするが、渋滞して進まないこと。普段の二倍の時間をかけて目的地に着く。
昨日、読み始めてすぐにわくわくしていた『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)だが、わくわくした割には数ページで止まっていた。今日は一日密室で過ごすので、不可能犯罪に取り組むか、読書に勤しむのに相応しい。後者を選択し、面白く読み終えた。外に出るとすっかり台風の気配も消えていた。
夜は、成城石井で買ったスパイシーなポークハムなどをつまみにギネスを飲む。韓国ドラマ「ホテリアー」の最終回を録画で見る。ドラマが始まると、画面が右上に縮小して左と下にできたスペースに台風情報が出てきた。最終回にこれかよ。リアルタイムには重要でも、あとから見ると悲しいだけだ。
「ホテリアー」最終回は面白かった。登場人物のそれぞれのその後で締めくくるまさにエピローグ的な話。前回でヒロイン役のソン・ユナとホテル支配人のキム・スンウ、それと企業ハンター役のペ・ヨンジュンの三角関係についに結論が出て、ソン・ユナとペ・ヨンジュンがくっついたと思っていたが、最終回でアメリカに行くペ・ヨンジュンと一緒に行くのを止めてしまい土壇場の番狂わせがある。
最近、日本のドラマの一言感想を書いていて、結局は先が読めてしまうのが不満なのだと思っていたのだが、その点この「ホテリアー」はうまくできてるなと最終回を見て思った。
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ちょっとベッドに横になったらぐっすり眠ってしまい、気がついたら0時を過ぎていた。ところがものすごくたっぷり眠った気がして、時計を見て夜中なのか昼なのかわからなかった。むしろ昼ではないかという気がして、カーテンを開けるか、24時間の判別のつく時計はないかと迷いながらうろうろしてしまった。カーテンを開けたら外は真っ暗だったのが意外だった。23時少し前に眠ったので、眠ったのは1時間半くらいのことだったのに、そんなこともあるのだね。
せっかくなので、「山田太郎ものがたり」を見る。「山田太郎ものがたり」は毎回面白く見ているのだが、先ほど書いた意外性というのはない気がするのだが、何で面白いのだろう。次回は最終回。
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検閲が合法化された近未来の日本、正化三十一年。メディア良化法を根拠法に、あらゆるメディアを取り締まる権限を持ったメディア委員会と、図書館法を根拠法に持つ図書館だった。かつてメディア良化法設立当初、従来の図書館法に加え「図書館の自由法」を加え、図書館はメディア委員会の検閲に対抗してきた。以来三十年、両者はその抗争は激化し、その過程で武力強化してきた。今や、図書館は自衛隊にも劣らぬ図書館隊を組織し、日々軍事訓練を重ね、メディア委員会への対抗に備えていた。
という、無茶苦茶な(だけど、本好きにはたまらん)設定を背景に、作者あとがきに曰く「今回のコンセプトは、月9ドラ風で一発GO!」という恋愛ドラマになっている。主人公の女性笠原郁を中心に、郁とそりの合わない上官堂上、同期の親友柴崎、同じく同期だがエリートの手塚、そして郁が図書館隊に志願するに至った「王子様」のエピソードなどを交えて描かれる図書館隊の日常、そう訓練とメディア委員会の検閲への対抗などが図書館隊の日常なのだ!
シチュエーションは変わっているが、たしかに連ドラ風の要素はたっぷり、それでいて書物への愛と、メディア委員会との抗争というアクションも加わった盛りだくさんのエンターテイメント。確かに面白かった。
このあと、このシリーズは『図書館内乱』、『図書館危機』と続くので、続けて読んでいこうと思う。ただ、若干文章に引っかかるところがあったりして、それだけが残念。
[ 『図書館戦争』 有川浩 メディアワークス ]
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台風一過の晴天。最近テレビはドラマ中心で、以前のように音楽番組を流しっぱなしにすることがなくなっているが、何曲かヒットチャートにあがっているもののPVを録りたくて、久々に雑用をしながらヒットチャート番組を流してみる。一番の目当てはthe brilliant greenの「Stand by me」。他にも、東京事変の「キラーチューン」とか、TOKIOの「本日、未熟者」とか、中島美嘉の「LIFE」とかを録画する。「キラーチューン」以外全部ドラマの主題歌か。「キラーチューン」も何かに使われているのかもしれないけど知らない。
午後外出。帰りにバス待ち15分を嫌って30分歩いたら汗だくになる。途中、成城石井で出羽桜枯山水を買って帰る。一耕はもう並んでいなくて、ついに在庫切れみたい。まあ四合瓶10本は楽しんだので良しとしよう。まだ暑いけど、これから涼しくなることを考えると燗酒にもできる枯山水の方も魅力的。
テレビはまずは「電脳コイル」15話鑑賞。ようやく話は元の話に戻ってきた。新たな駅向こうの少年が物語に加わる。ヤサコの忘れていた記憶が少し戻ったり、その場所がどうやら駅向こうのどこかではないかなど、少しずつ過去の話が現在にリンクしてくる気配。
「受験の神様」8話を見る。受験の神様こと成海璃子の女子高生の真意がちらほら見え始めてから面白さが増してきた。でも、成海璃子を使って、あんなリアリティのない無感情なキャラを演じさせるというのはもったいない。たぶん、「ロボット女」という言葉が台詞に出てくるように意図的なんだと思うけど、鬼とかクールとかいう方がまだリアリティがある。その理由がだんだん判ってくると、受験の神様の本心が見え隠れしてくるのだろうと思っていたけど、秘密は少しずつ見えてきたけどキャラはあまり変わらない。今日の回で涙を流している姿を見せたが、それも感情は見せず終い。
他に「ファースト・キス」をまとめて見るが、井上真央の性格の悪い女の子だけどその本心はという、ちらっと見せる表情がツボで、ありきたりで結末も見えてるから見なくてもいいかと思いながらもとりあえず6話まで見てしまった。
夜、MOVIXさいたまで『ベクシル 2077 日本鎖国』を観る。劇場に着く前には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観ようか迷っていたが、そもそも満席で観られなかった。恐るべしエヴァ。
『ベクシル 2077 日本鎖国』の方は、フルCGアニメーションでここまでできるのかというのには驚いた。費用とか人材にもよるけれど、ここまでできるのならもうセルアニメはどんどんなくなっていくことになると思った。逆に普通の映画にCGがたくさん使われていることを考えると、もはやアニメーションと通常の映画の境界はなくなったのかもしれない。実際、曽利監督は『ピンポン』などの実写を撮っている監督なわけであるし。
読書は『本泥棒』を読み始めたけれど、ほとんど進んでいない。やっぱり、読書には密室が必要だ。
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9時頃起床。朝食後、なんとも疲れている気がするのでちょっと休むつもりでベッドに転がっていたら13時まで眠り込んでしまった。何がそんなに疲れていたのか。
近所の焼きたてパン屋が日曜日にすべて100円均一のセールをしているので、買ってきて昼食にする。午後は所用で出かけ、そのまま原宿へ。
ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展がいよいよ12日まで。行くとしたら今日が最後の休日。平日の夜は厳しいと思い、重い腰をあげて足を運ぶ。久し振りに原宿で降りたら、ラフォーレの場所がわからなくなった。駅前通りを降りてすぐだと思って、歩き出したがもっと近い気がしていて、途中で不安になる。地図を探していろいろ見るがどこにもラフォーレの言葉はなく、開き直って真っ直ぐ歩き出す。絶対この先にあるはずだと思って歩いていくと、ラフォーレが見つかる。そして交差点のところにあったのだということも、着いてようやく思い出す。会場に行くと、驚いたことに行列ができていた。30分弱並んで中に入る。
展覧会のあと、新宿で降りて、新宿ミラノで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観る。期待を裏切らない出来だったが、むしろラストクレジットのあとの予告を観て次作にさらに期待。この映画はリメイクではなくて、続編だ。
テレビは「ファースト・キス」の録画消化。
合間に『本泥棒』(マークース・ズーサック 早川書房)を少し読む。
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ラフォーレ原宿での「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 〜アリス、あるいは快楽原則〜」を観に行く。日曜夕方とはいえ、入るのに行列に並んで30分待ち、中も適度に混雑していた。実は意外だった。そんなに混雑していないのではないかと思っていたのだ。
作品は、オブジェ、コラージュ、油彩等多彩だが、一番嬉しかったのは、映画『アリス』、『ファウスト』、『悦楽共犯者』で実際に使われた人形などが展示されていたことだった。特に『ファウスト』の人形たちは大きさも人よりもちょっと大きめで、こんなに大きかったのかとしげしげと見てしまった。アリスの家も、トランプたちやボートを漕ぐ兎も、帽子屋と三月兎のお茶会も、生で見られたのは感激である。
それとオブジェが、やっぱり面白い。骨や貝や別の生き物のパーツが組合わさって、何か奇妙なものになっている。グロテスクで緻密でなんだかすごくわくわくする。
展覧会を観て、シュヴァンクマイエルの映画を無性に観たくなった。
[ ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ラフォーレ原宿 ]
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予想以上に評判がいいし、実際土曜日の夜に近所の映画館に足を運んだ際には満席で入れなかったというのもあり、期待してもいいと思っていた。その前に、予告編を観た際にも、透過光を多用したようなテレビ版よりかなり凝っている印象があったり、使徒シャムシェルの腹部に海老の腹にあるような足を忙しく動かしているのを見たときに、映像的にはかなりグレードアップしてそうだなと思っていた。
実際期待に違わぬ出来だった。ストーリーは、細々としたところでテレビ版と違うところもあったが、基本的にはテレビ版を踏襲している。かなり時間的には圧縮されているはずだが、それほど違和感なく観られた。そして、やはり映像的にはかっこいいところがよりかっこよくできていたという気がする。個人的に一番好きなのは、第三新東京市のビル群が地下に収容され、逆に要塞として各種砲塔などが出てくるところ。
もちろん、大きく変わった使徒ラミエルの描写も感動ものである。テレビ版では、このラミエルとの戦い、ヤシマ作戦の際に日本全土の電気が消えていくシーンが好きだが、今回はそのあとの陽電子砲に電力を集中させていく辺りの描写がよかった。ラストクレジットで、取材協力(だったかな)に東京電力の名前が出てきたのを見て、この辺は東京電力に取材でもしたのだろうかと思った。
しかし、単純なリメイクで、映像がグレードアップしただけだったらそれほど感心はしなかったかもしれない。物語の最後に予想以上に早く登場する人物と、その人物の意味深な言葉、それとエンドクレジット後に続く「予告」のポイントが高い。これらで、「序」はほとんどテレビ版と同じなのだが、リメイクではないことを示唆していると考えられる。意味深な言葉からは、自然に解釈すれば今回の物語は繰り返された何回目かの歴史と捉えることもできる。であれば、リメイクでもなければ新ストーリーの新作でもなく、やはりテレビ版を前提にした続編ということができる。「予告」によれば、テレビ版に準じていた「序」と違い、ストーリーもかなり違うものになりそうだ。
短い時間の中で、旧作のストーリーをうまくまとめていると感心した反面、エヴァンゲリオンがアンビリカルケーブルからの電源供給で動き、アンビリカルケーブルを解除すると内部電源に切り替わり、5分しか活動できないという基本的な設定がなぜ説明されないのだろうと思っていた。しかし、続編であるならば、それも理解できないことではない。そういえば、使徒の名前も出てこなかったように思うが、残り三作のどこかで名前が出てくるのかもしれないが、むしろ映画だけで完結しないことの表明のような気がする。
いずれにしても、「序」については期待通りの出来、そして「破」に続く残り三作により期待をしている。
[ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 総監督庵野秀明 新宿ミラノ ]
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月曜から疲労気味。夜は早めに帰宅する。ギネスのち夕食。
テレビは、『輪違屋糸里』を録画していたため、「ファースト・キス」をリアル鑑賞。録画したまま見ていなかった「去年、ルノアールで」を3話分まとめて観る。昨日、書きそびれていた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の感想を書く。
一昨日から読み始めた『本泥棒』(マークース・ズーサック 早川書房)はだんだん面白くなってきた。
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「プロダクト・プレースメント広告」という言葉を初めて知った。
最近、日記にも書いたけれど、例えば「ホタルノヒカリ」でサントリープレミアムモルツがドアップで映ったり、ドコモのテレビ電話機能を使っていたりするのがわざとらしいと思っていたが、つまりこういうドラマなどの中で広告することを言うらしい。
「山田太郎ものがたり」で「世界陸上」を宣伝したり、今日は「ファースト・キス」で「auお留守番サービスです」と留守電の受付メッセージがはっきりと聞こえたりするのは、みんな「プロダクト・プレースメント広告」だったということか。
『FREEDOM』は、日清カップヌードルとタイアップして作られて、ドラマ中にもカップヌードルが出てくるが、この間宇多田ヒカルの歌う主題歌「Kiss & Cry」を通して聴いたら、サビで「日清カップヌードル」と歌っていた。こういうのも「プロダクト・プレースメント広告」っていうんだろうか。しかし、なんだかこれはやりすぎな気がするんだが。
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なぜだか疲れが取れない。そもそも何故疲れたのか、そんなに疲れるようなことをしたとも思わないのだが、気候のせいもあるのかもしれない。
久々にリアル本屋で買い物。『今日の早川さん』(coco 早川書房)。いわずと知れたcoco's bloblogのcocoさんのWebで描いていた漫画の書籍化である。本ネタの漫画ってだけでかなりツボだけど、着ているTシャツのロゴなんかにやられる。というわけで、帰ってから早速読みはじめたけど、もったいないので半分までにしておく。
本屋のあとは、酒屋によってビール6缶パックを2つ購入。普通一番絞りと、久々にエビスを購入。
帰宅して日曜日の「風林火山」を見て、そのあと「探偵学園Q」の最終回を見る。「探偵学園Q」は結局あまり驚きもなく無難に完結。エピローグ的に団探偵が最後に姿を現したとき、実はキングハデスが団探偵になりすまして生きていてニヤリと笑って終わるとか、そんなダークな展開を期待してしまった。けど、もちろんそんなことはなく、物足りない。
あとは明日の録画用のスペースだけ確保する。テレビも見すぎて飽きてきた。
読書は『今日の早川さん』のほかに、『本泥棒』(マークース・ズーサック 早川書房)。すごく面白くなってきた。こちらも読むのがもったいない感じがする。
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ところで、本物のモアイが来るというポスターを見た話を少し前に書いた。実は既に4日から来ているのだが、展示は17日までらしい。モアイが帰っちゃう前に、見に行きたいなぁ。
日本・チリ修好110周年記念事業「モアイ像展示」
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モアイは偽物という情報をいただいたので、ぐぐったら、Tomotubby's Travel Blog - 丸ビルに来たモアイは「レプリカ」だったがヒットした。
レプリカかぁ。と思ったら、モアイが襲いかかってきて、暗転、そこは映画館だった。夢から夢へと慌ただしい場面転換。一体何が起こったんだ! って、それは「パプリカ」。
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朝、ケータイを持って出かけるのを忘れた。メールの受信とインターネットのブラウズができないのはちょっと歯がゆかったが、別に死ななかった。ケータイがなくても生きていけることがわかった。
夜、ビールのち枯山水。飲みながらテレビを見る。ビデオ録画の空き領域を確認しようとしたら、昼間放送していた「Dr.コトー診療所2006」の録画に異常を発見。今日は10話、最終話の2話を連続放送していたのだが、10話の前半が「安倍首相辞任表明」のニュースに変わっていた。ということは最終回は途中でブチ切れてるのか。と思ったら、10話は半分までになっていたが、最終話はまるまる収まっていた。不思議な気がしたが、最終話は放送時間がずれなかったようだ。
ところで、Dr.コトーって今の今まで気づかなかったが、amazonにリンクしようとして「孤島を舞台に」云々という説明を見て初めて気づいた。「ドクター孤島」だったのか。
「Dr.コトー診療所2006」は録画のみ、いつ見るのかわからない。そもそも最初のシリーズを見ていないし。
今夜放送の「ホタルノヒカリ」最終話を見る。予定調和的に、予想通りの結末へとなだれ込んでいく。意外性はないのに面白い。もちろん、展開に予想がつかないことだけが面白さではないのだ。
読書は『本泥棒』(マークース・ズーサック 早川書房)。面白い。読めば読むほど残りのページが少なくなっていくのが惜しくなっていく。まだ半分残っているというのに。
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今週は月曜から疲れを感じていて、ついに今日は疲労が抜けないので午前中休養とする。
夜、今日もまた枯山水。録画したまま溜まっていた「ライフ」を、8話から10話までまとめて見る。原作は読んでいないが、いじめの話としてはかなりありえないくらい話がぶっとんでいるという噂を聞くが、テレビはなんとなく収束方向へと向かう感じ。7話くらいが頂点だったかもしれない。
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朝から外出。昼になったので、どこかで食事をしようと駅前で店を探していると、目に飛び込んできた看板の文字。「めしや宮本むなし」。「な、なんだろう、あれ」「行ってみよう」。
ただ、看板につられていって「めしや宮本むなし」に入る。しかし、「宮本むなし」って脱力系というか、むなしってマイナスイメージな言葉なのに、何故か興味を惹かれて入ってしまった。恐るべし、宮本むなし。
チェーン店の定食屋という感じ。入り口で食券を買う。席はテーブル席、ふと横を見るとおかわり自由のご飯の保温器。ガラガラだと思っていた店は、5分くらいの時間差でおばちゃんの一行、若者の一行と、次々と団体さんがやってきて、あっという間に食券機の前に行列が出来て、満席になってしまった。
メニューも魚などの和食あり、店内も明るいイメージなのでおばちゃんたちにも安心、リーズナブルな値段に、ご飯がおかわり自由、テーブルの漬け物も自由なので食べ盛りの若者にも人気ということなのか。しかも宮本むなしのクセに待たせない。
いや、宮本むなしの回し者ではない。妙な名前の店だと思ったら、ものすごく繁盛していたのでびっくりしたという報告。
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『魍魎の匣』公式サイトがリニューアルした。出演者の詳細も判る。気になっていた柚木加菜子役は寺島咲だった。匣の中を見るのが恐ろしくも待ち遠しい。
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テレビの視聴をなるべく減らそうと繰り返し書いているが、今日も見る。
途中で見るのをやめた「女帝」だが、最終回なので見てみる。なんかいろいろあったみたいだけど、加藤ローサは最後自分の店を持とうとしていたが、そこへライバルの酒井彩名の策略で、開店が出来ないかも知れない危機に。その策略は加藤ローサの失脚のみならず、加藤ローサが恨んでいたはずの実の父親である伊原剛志(しばらく見ないうちに総理大臣になっていた)のスキャンダルも絡み、伊原剛志総理は辞任の危機に。というのが、最終回の山場。まあ、物語なのでこれを切り抜けて終了。酒井彩名との確執の結末はガックリ。松田翔との結末はまあそんなもんか。やっぱり、途中で見るのをやめて正解だった感じ。
「山田太郎ものがたり」最終回。面白かった。途中ずっと泣いてた。バカか俺。マギーの脚本面白い。そして二宮和也、櫻井翔、多部未華子のコンビはなかなかいい。あと二宮の兄弟たちね。今クールはこれがベストだった。これだけ見てればよかった。
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昨夜も気がついたらいつの間にか寝ていて、外が明るくなる頃に気づいて寝直す。
朝から溜まっていた読書感想を二つほど書く。どちらも、日にちがだいぶ過ぎたので、読み終えた日のところにエントリしておく。書いたのは、『チーム・バチスタの栄光』(海堂尊 宝島社)と『図書館戦争』(有川浩 メディアワークス)。
午後、外出。夕方にはほぼ恒例となったミステリーナイトツアー2007 稲川淳二の怪談ナイトを観に行く。怖くて笑える怪談話と、心霊写真。相変わらず、毎回凝った舞台装置で、違う話をしかしちょっと不思議だなぁという話からだんだんと怖い話へと持っていくのはいい。最後の話のオチの後にバーンと大きな音が響く演出がなくなったのがちょっと残念。いつもこの最後の衝撃が、クライマックスという感じで好きだったのだが。その代わり、今回から話の途中で効果音が入る話があった。一緒に行った友人に言わせれば、効果音なんか使っちゃだめだと。確かに、稲川淳二の怪談話は、すべて語りで盛り上げていくのが特徴。効果音といえば、稲川淳二自ら、発する擬音でそれがまた怖かったはずなのだ。
最後の心霊写真コーナーは面白いといえば面白いが、毎回見せるもの以外のものはいまいちで残念。毎回見せるものは、楽しみといえば楽しみだが、いくつかは少しマンネリ化しているのは否めない。
怪談ナイトのあとは食事をして帰る。いろいろな本や映画の話などする。稲川淳二の怪談ナイトがいつの間にか恒例行事のようになってしまったせいか、これが終わるとなんとなく夏が終わった気がする。まだ今日なども暑い一日だったというのに。
読書は『本泥棒』(マークース・ズーサック 早川書房)の続き。もう残りわずか、100ページくらいだろうか。読み終わるのが惜しくなるので、無理に読み終えずにまた明日に続きを残す。
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特にたくさん飲んだわけでもないのに朝は目覚めず10時頃ようやく起きる。
朝食を摂りながら、昨日の録画消化。「受験の神様」9話を見る。正月、お試し受験、そして受験直前まで。次回最終回で、いよいよ受験本番と合格発表。一方、受験の神様が病院に行っている理由とか、彼女の秘密が明らかになったり、中学卒業後ハーバード大学に入学できる話が進む一方で中学の理事長交代で中学退学を宣言されたり、いろいろ。広の父親(山口達也)の口添えで、中学退学だけは免れそうだが。
次回がいよいよ最終回なので、子供たちの合否とか受験の神様のその後がやはり気になる。
毎朝少しずつ読んでいた『今日の早川さん』(coco 早川書房)を読了。面白かった。
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午後免許証の更新。新しい免許証では、ICが埋め込まれ免許証の内容がすべて写真を含めてICにデータ格納されていたり、本籍地は免許証上には記載されずICデータのみ格納になったり、いろいろと変わっていた。
帰りいつも利用する酒屋で、敬老の日のキャンペーンで萬寿を安売りしていたので買う。720mlで5000円、さらにカードを使用すると1割引になるので4500円。
帰宅してテレビ。「風林火山」を見る合間に、先週放送分の「さよなら絶望先生」10話、「電脳コイル」は見る余裕なくそのままDVDに焼くなどしてDVDレコーダーの空き領域を作る。
そんな調整をして、「ひまわり〜夏目雅子27年の生涯と母の愛」を見る。始まるなり、「脚本 佐藤嗣麻子」とクレジットが出てへぇと思う。佐藤嗣麻子、ホラーとかミステリ以外の脚本も書いているんだ。
仲間由紀恵が夏目雅子っていうのは、かなりイメージが違うと思っていたのだが、メイクなどもあるのだろうが意外と違和感がなかった。ある瞬間瞬間では、夏目雅子にすごく近い印象があった。独特の仲間口調も最初は気になったもののあとはそれほど気にならなかった。もっとも、夏目雅子にはあんまり思い入れがなかったので、夏目雅子ファンにいわせたらシビアな意見があるかもしれないが。
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