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2009年3月前半
10時半頃起きる。だが眠い。一日のんびり過ごして、夜は21時半くらいには寝てしまう。お子様か! そして夜中に目を覚まして結局3時間くらい起きていたけど。
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仕事が忙しい。22時くらいまで仕事。疲れが取れていないので、夜は何もしないで寝る。
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仕事の忙しさは続く。が、昨日よりは早く終わって、夜は「トライアングル」9話を見る。あと残りは2話しかない。主要な怪しい人物は死んでいき、こうなったらやはり犯人は江口洋介しかいないんじゃないかと思う。
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『罪とか罰とか』をテアトル新宿で観る。
成海璃子が売れないグラビアアイドル役に扮し、警察の一日署長を引き受けた一日に巻き起こるハチャメチャな出来事を描く。
一日署長、元彼の秘密、コンビニ強盗などの話が、並行に、時には回想で入り乱れて話が進む。そして、あっちの話がこっちの伏線、こっちの出来事が原因でそっちの出来事を引き起こし、そっちの偶然があっちの説明になっている、というように複雑に絡み合っている。小ネタを満載しながら、これらの絡み合う話が笑いを誘う。最後には成海璃子が受けた様々な理不尽な出来事のウップンをはらし、事件も解決するというカタルシスもあってなかなかおもしろかった。
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『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥの女 上』(スティーグ・ラーソン 早川書房)を読む。
主人公ミカエルは、雑誌『ミレニアム』の発行責任者であったが、実業家ヴェンネルストレムの不正を暴く記事を書き、逆にその信憑性に問題があるとして裁判で負け、記者生命の危機に陥る。その彼のもとに、やはり大企業の会長ヴァンゲルから、40年前に失踪した女性−−彼は失踪ではなく殺されたのだと信じている−−の調査を依頼される。一方、調査会社で得意な才能を見せていたドラゴン・タトゥをもつ女性リスペットは、ヴァンゲルの秘書からの依頼でミカエルが信用に足る人物か調査を依頼され、ミカエルに興味を持つ。まだミカエルの調査にはかかわっていないが、いずれ重要な役割でかかわってくるのかもしれない。
実業家の不正と、少女の失踪/殺人事件の謎、いずれもまだ始まったばかりでこれからどうなるのかわからないが、面白い始まり。1巻が上下で、『ミレニアム』自体は三部構成。読みごたえのありそうな物語の序章という感じだ。山のように広がった謎が、どう解決されていくのかが楽しみ。
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『フェイクシティ』を新宿武蔵野館3で観る。
キアヌ・リーブスがはみ出し刑事とでも言うのか、常軌を逸した刑事を演じる。犯人のアジトへ単身乗り込み、問答無用で皆殺し、死体に拳銃を持たせて発砲する。誘拐された少女を救い出すためだが、報告は相手が撃ってきたから殺してしまったという報告をするというオープニング。
フォレスト・ウィテカーが理解ある上司を演じている。キアヌ・リーブスのような刑事はなくてはならない存在なのだと。ところが元同僚の黒人刑事、かつてはパトロール時代にコンビを組んでいた相棒が、内部調査部署の刑事に彼らのやり方をちくったらしいという話が出てくる。構うなというフォレスト・ウィテカーの言葉に従わず、元相棒をつけるキアヌ・リーブス。相棒の入った店に、武装強盗がやってきて、キアヌ・リーブスの目の前で殺されてしまう。
状況からすると、調査部にちくられたキアヌ・リーブスが人を雇って強盗に見せかけて元相棒を殺したとしか見えないと言われ、組織ぐるみで隠ぺいに走るのだが、キアヌ・リーブスを守るために相棒を殺した強盗は野放しになりそうな状況だった。キアヌ・リーブスは仲たがいをしていたとはいえ、元相棒を殺した犯人に復讐を誓い、真相を追いかけていくが、その先には意外な秘密があった。
という感じで、ハードアクション一辺倒な映画なのかと思っていたが、むしろ隠された謎が明らかになっていくミステリ作品だった。エンドロールなどを観ていたら、ジェームズ・エルロイの名前とか出てきて、そういやそんなこと聞いたと思いだす。
邦題は『フェイクシティ』だけど、原題は『STREET KINGS』だった。最近カタカナタイトルだから英題をそのままカタカナ表記したのかと思うと、こういう全然違うケースがあってなんだろうなぁと思う。
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金曜日から『ダイング・アニマル』(フィリップ・ロス 集英社)を読み始める。映画『エレジー』の原作。小説では老教授の独白、いや読者に話しかける形でより直接的に心理が語られる。
三十歳以上年下の愛人を得たことにより味わう、欲望、嫉妬、意識させられた自らの老齢についての話は哀しさを超えて滑稽でしかない。
『ダイング・アニマル』を読み終わらないまま、週末は『起きていることはすべて正しい』(勝間和代 ダイヤモンド社)を読む。
というのも最近、土日は頭を使わずに、ながらでもサクサク読めるビジネス書を読むことが多い。勝間和代の本は何冊か読んだが、前向きな姿勢が好感を持てる。この本も、「起きていることはすべて正しい」という思想の元に前向きな考え方で書かれていて読んでいて元気が出る。
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『チェンジリング』を新宿オデオン座で観る。
行方不明になった息子が帰ってきたが、別人だった。警察に息子ではないというが、全く相手にされないばかりか、ついには精神病院に入れられてしまうという、ちょっと考えられないが実際にあった事件を映画化している。
ちょっと長めのはずなのに中だるみもなく、最初から最後まで緊迫感を持ってのめりこんでみてしまった。途中映画館にいることを忘れて観ていることに気づいたが、こういうのめりこみ方をする映画って久しぶりだと思った。
テーマがテーマだけに重くもあるが、ただひたすら悲しいのでもない。最後には「希望」ある終わり方をするのだ。
その「希望」は、歴史的事実として最後にでる「その後」に打ち消されることはない。謎めいた死刑囚の最後の行動の意味−−嘘をつきたくないという−−を、観終わってから、結局あの意味はなどと考えたりするうちに、「希望」が限りなく真実を示しているように思えてきた。そういう観終わってからの余韻も楽しめる映画だ。
ちなみに最初、新宿ピカデリーに行ったら、30分前なのにもう満席で次の回が21時だったので断念。他の映画にしようか迷って、調べたら18時40分から新宿オデオン座でやっていたのでそちらに行く。新宿ピカデリーは満席なのにこちらはガラガラ。開演までに多少埋まったけど、どちらかといえば空いている感じ。新宿ピカデリーが、建物の中が真っ白で近代的な感じがしたのに対して、昭和の香りが漂うレトロな映画館にいるギャップがすごかった。
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平日は仕事が何かと忙しい。23時まで仕事。帰宅して泡盛を飲んで寝る。
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昨日は読書の時間が取れず、今日から『ダイング・アニマル』を再開する。ようやく半分まで読む。
配達記録ありの郵便物の不在票が数日前に届いていて、今日が受け取り期限だったので、最寄駅のひとつ前で降りて取りに行く。昨日も今日もこんな遅くなるとは思わず予想外の出来事。
駅を降りるともう0時を過ぎていて、郵便局までの道のりには街灯も点いていない真っ暗な道が続く。しかもビル風で躰が吹き飛ばされそうなくらい強い風が吹いている。
駅に戻るまで往復15分近くかかり、戻るとあとは15分後の終電のみ。ホームにも冷たい風が吹きつけていて、待つうちにだんだん冷えてくる。死にそうに寒くなったところでようやく電車が到着する。
寒さのあまり、まずはポットの電源を入れて、お湯が沸いたところで泡盛のお湯割りを飲む。
市川準の追悼特集を日本映画専門チャンネルで放送中なので、毎日録画予約しているが、こまめにDVDに焼かないとHDの空き領域がなくなってしまうのでそのチェックなどをしたあと、即死的睡眠。
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『ディファイアンス』をシネマスクエアとうきゅうで観る。
寝不足で眠くてやばいと思いながら観はじめたが、始まったら目が覚めた。多くのユダヤ人を救った男の実話を元にした映画。予告で「もう一人のシンドラー」、「1200人ものユダヤ人を救った男」などの言葉があったので、なんとなく超人的な人物を想像していた。しかし結果として1200人ものユダヤ人を助けたことにはなるが、その途中ではむしろ自分のやっていることが正しいのか苦悩したり、肝心なところで諦めてしまったりしている普通の男だった。
そして、この男の元に集まってきたユダヤ人たちが、単純に無事に生き延びたというわけではなかった。避難した森の中で何度も危機があり、内部分裂も起き、そしてたくさんの犠牲者が出ていた。だが、生き残ったのが1200人だとしたら、それよりもずっとたくさんの人々がこの男の元に集まってきたわけで、すごいことには間違いはないのだが。
最後、活劇的な勝利で映画は終わる。それが歴史的事実とどこまで一致しているのか判らないけれど、重苦しい話の中で少しカタルシスを得られる結末になっていた。
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仕事絡みで飲み会。歓迎会と送別会と、これまでの仕事の区切りの打ち上げとこれからもよろしくという親睦と盛り沢山な趣旨の飲み会。
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特に悪いこともいいこともない13日の金曜日。
仕事場を出ると、雨が降っていてコンビニで傘を買う。そういう時、いつもビニール傘は買わないのだが、なぜかそこにはビニール傘しかなくて、しかもジャンプ傘になっているというチャチなのに高いという一番買いたくないような傘しかなかったが仕方なく購入。しかも飲んで帰る頃には雨がやんでいた。
このところ毎日、日本映画専門チャンネルで市川準の追悼特集で、市川準監督の映画を放送している。今日も録画をセットしておいたので、帰宅後録画を確認してDVDに焼く。追悼番組も途中まで観た。そんなことをしているうちに、やっぱり買っちゃおうと思って、追悼本の『市川準』(河出書房新社)をAmazonで購入する。
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今日から「ジュリエット・ビノシュ・レトロスベクティヴ」と題して、ビノシュの映画をユーロスペースで特集上映をしている。
夜、『汚れた血』の上映前には舞台挨拶をするというので、行きたいと思っていた。が、午後、寝るつもりもなくいつの間にか眠っていて、気がついたら18時だった。そのまま起きられず、さらに19時くらいまで眠り続ける。疲れていたのだろう、仕方がない。当日券は売り切れだったに違いない。と、心を慰める。
夜、『20世紀少年 第2章 最後の希望』をMOVIXさいたまで観る。
第1章が、よくここまで原作を映像化したと感激するほどよくできていたので楽しみにしていたが、第2章は若干盛り上がりに欠ける。現在と過去、いくつものエピソードが並行する物語の作りのため、どうしても物語が散漫な感じになるのと、最後に完結した感じがなくいかにも3章へのつなぎという感じがしてしまう終わり方だからだろうか。この終わり方は実は原作通りで、黒字に白いコマに文字だけで表した「人類滅亡」と見せ方まで同じだけれど、そうはいっても物足りないものはやっぱり物足りなかった。
ともだちの正体を明かさないのも物足りなさの理由の一つかもしれない。原作は逆に途中で正体がわかって驚くが、そのあとだんだん引っ張りすぎという気がしてくるのが難点だった。映画は全ての謎が最後に明らかになるように、第3章にともだちの正体を持って行ったということか。第2章で謎解きの面で見せ場が一つなくなってしまったので、どちらがよかったのか難しいところだ。
第3章は盛りだくさんになりすぎな気もするけど、第1章のときのように盛り上げてくれるのか。期待しすぎないように、観に行こうと思う。
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『少年メリケンサック』をMOVIXさいたまで観る。
想像していた以上に無茶苦茶な話で面白かった。
話のはじまり、インターネットにあがった少年メリケンサックのビデオを見て、宮崎あおい扮するレコード会社の新人発掘担当が佐藤浩市扮するアキオに会ってビデオが25年前の解散ライブだったと知る。その時点で、もはやこのパンクバンドの復活などあり得ない状況なのに、なぜかライヴにまでこぎつけてしまう辺りの展開が、すごく面白い。それでライヴが成功してしまうわけでもなくて、とにかく何もかもうまくいかないのに、話が続くのがすごい。やっぱりクドカンの話の作り方はうまい。どうしようもない、宮崎あおいの恋人も単なる笑いの小道具かと思ったら、最後の最後になって、これもまた伏線だった点に満足。
全体的にやり過ぎ感があるのに、この映画のノリでは全然不自然ではない。観ていて、何度も噴き出してしまった。
一昨日注文した『市川準』(河出書房新社)が届く。最初に追悼文が続く。今更ながら、市川準はほんとうに亡くなってしまったんだと思う。
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土日、躰を休めたはずだったのに、なぜか朝起きられない。躰を休めて逆に疲れが出てしまったのか。午前中は休養、午後から仕事。
読書は『ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女 下』(スティーグ・ラーソン 早川書房)を読み始める。下巻を読み始めて早々に、失踪した少女ハリエットをめぐる謎がようやく解け始める。というか、その糸口が見えてきて引き込まれる。
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