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2009年11月後半
「東京DOGS」第5話を見る。最初見ていなかったのだが、吉高由里子が出ているので3話から見始めたのだが、2話続けて面白くない。見るのよそうかと思ったが、録画だけはしておいた。食事をしながら適当に流して見るが、面白くない。でも今日の吉高由里子は可愛いかった。
twitterで田辺誠一(@tanabe1969)が、ぷっちんプリンを凍らせて食べると1.2倍美味しいと呟いていた。試してみようと思いつついつもプリンを買い忘れていたがようやく買ったので、早速冷凍する。アイスともちょっと違う食感で、2倍とか3倍美味しくなるわけでもなく、まさに微妙な1.2倍というのが頷けるように思った。美味しいというより、楽しい。とりあえず、食品を見たら凍らせてみるというのは一つの手かもしれない。
どちらも既にtwitterに呟いたことで、内容も大して変わらないというのはどうなのか。
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『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を新宿ミラノ1で観る。
ダンサーたちのインタビューのあとそれは始まる。ライヴの映像化をすると、日によってステージ衣装の違う映像をカット毎に切り替えて見せることがよくあるが、そんな映像に本当のライヴの映像のような気がした。曲の間に入る、スタッフとマイケルの会話がリハーサルなのだということを思い出させる。何曲か観ているうちに、ライブに惹きこまれる半面、冷静に観られるようになってくる。例えば衣装。マイケルの衣装はステージ衣装だが、ダンサーたちの衣装がリハーサルだからだろうTシャツなどのラフなものだ。本番であったら彼らの衣装はそれぞれの曲に合わせたものになっていただろうし、マイケル自身の衣装もまた違う工夫が凝らされたのだろうと思い始める。
結果的に公演が行われなかったがゆえに、行われなかった公演を想像で補わせる。それにより、実際に行われるはずだった本番の公演よりスゴイものを観客は観ているのかもしれない。公演が行われなかったために、このマイケル・ジャクソンは伝説となるのかもしれない。
「ライアーゲーム シーズン2」の第2話を見る。
やはり面白い。一つ目のゲームは完全に勝利を収めるかのように見えたところで一ひねりあり、二つ目のゲームでは秋山に対抗できる意外な強敵の登場かと引っ張るだけ引っ張って次回に続く。いわゆるどんでん返しの連続のようなドラマなので、内容に触れにくい。
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朝寝坊。徐々に早起き生活にシフトしようとしているが、なかなか叶わず。
夜、「横溝正史シリーズII 八つ墓村」の第5話(最終回)を観る。原作は結構忘れているので、今まではそんな話だったかなと思ったところもあったのだが単に忘れているだけだろうと思いながら観てきた。今日の結末の部分で、だいぶ違うような気がした。原作を引っ張り出してきてパラパラめくってみたが、気になったところはやはり違っていたが、それより根本的な違いに気がつく。金田一を早めに出しているのが違うところと思っていたので、それ以外は比較的忠実にドラマ化されていると思っていたのが思い込みだったことに気づく。だからどうということはないのだが。
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6時起床。風呂が沸くのを待っている間、少し布団でぬくぬくしていたが、どうも躰がだるい。昨日は0時過ぎに寝たから十分睡眠はとれているはずなのだが、もう少し眠ることにする。だが、それからどんどん調子が悪くなり起きられない。結局朝食も摂らずに16時くらいまで眠り続ける。16時頃、ようやく起きる気力が出てくる。少なくとも水分を取る必要があるだろうと水を飲み、プリンがあったことに気づいてプリンを食べる。熱っぽさは感じないが、念のため体温を測ってみると、36.5度。微熱にもならないが、あまり熱を出すことがないので36.5度は微熱の領域。明日に備えてとにかく眠ることにする。いくらでも眠れるのは体調が悪い証拠である。再び眠り続けるが、何も食べないのは良くないと思い、22時くらいに起きて食事を摂って、あとはまた眠り続ける。
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仕事をするが、完全回復ではないのでまっすぐ帰ってのんびりする。
「横溝正史シリーズII 不死蝶」第1話を見る。
原作の「不死蝶」は読んでいないと思う。洞窟の中の井戸、そんな雰囲気がだいぶ前に見た昔の金田一映画を思わせる。角川映画より前のモノクロで映画化されていた頃の映画。感想はまたしても、役者が若いということ。竹下景子が若い。
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昼起床。
今年のボジョレーヌーボーは、50年の1度の出来だとかいうが、2003年には100年に1度の出来とかいっていたとか、毎年出来がいいってどういうことなのか話題になっている。これが宣伝ではなくて、事実なのだと仮定して考えてみる。
すると、50年に1度の出来の今年のボジョレーヌーボーは、100年に2度の出来ということになる。2003年のが100年に1度の出来ならば、それよりは劣る。でも、50年に1度のものだとしたらそれはそれで飲む価値があるのではないか。だって、今20歳くらいの人なら今年と同じ出来のものをもう一回飲むチャンスはある。でも、40歳くらいより上の人は二度と飲めない確率が高いことになる。来年あたり、10年に1度の出来とか言われるかもしれないが10年の出来なら40過ぎでも3回くらい飲めるかもしれない。そんな風に考えると、50年に1度なら飲んでみたっていいんじゃないかとか思った。
夕方、まだ微妙に復調していないようで、ちょっとのつもりで寝たら4時間くらい眠りこむ。
「外事警察」第2回を観る。
先週から始まったが、気になっていて録画するつもりがすっかり忘れていて、第1回は観逃した。最初から見られないのはすごく嫌なので、どうしようかと思ったのだがとりあえず録画だけしておいた。その録画中の場面をチラッと見てすごく面白そうだと思ったので、珍しく途中からだけど観てみる。渡部篤郎がものすごく憎たらしくて、すごくいい。映像もちょっといい感じだ。
『眠狂四郎 円月斬り』も観る。
市川雷蔵は渋いし、面白い。しかし、もの凄く好きとか、もの凄く面白いというには何かが足りない気がした。
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6時起床。入浴と掃除、雑排水管清掃の業者が来るのを待つ。10分か15分の作業で終って、今日の気がかりなことは終了。というわけで、朝から猟奇なtwitter小説を書く。書いたものは日記の最後に載せておく。読書したり、図書館に行ったり、昼食を食べたりして、夕方は外出する。
『断る力』(勝間和代 文春新書)読了。
「第1章 総論「断る力」の圧倒的な効用を理解する」では、「断る」ことについて、そのメリットとデメリットを述べている。断ることで「コモディティ(汎用品)」から「スペシャリティ」になれるというのが趣旨で、具体的な例を挙げての繰り返し。この第1章で本書の約半分を占める。ここを読めばほぼこの本を読んだことになると思う。「断る」というとマイナス的なイメージがあるが、わざとそれをタイトルに使っているだけであって、いつもながらの前向きな考え方が根本にある。
「第2章 ホップ 自分の揺るぎない軸を持つ」以降は1章ほどの内容がないように思う。ここでは、適切な「自己評価」と「客観的評価」の捉え方について説明している。自分の軸を35代前半までに持つことが理想というのが勝間和代の主張。
「第3章 ステップ 相手への建設的な影響力を発揮する」で主張をすることの重要性を述べ、「第4章 ジャンプ「断る力」で、自分と周囲の好循環を作る」で、自分の軸を持った人たちとの交流を薦める。
新書なのでさくっと読めた。
『空気人形』を銀座テアトルシネマで観る。
空気人形が心を持ってしまうが、その理由などは何の説明もなく、また心を持った空気人形を見ても誰も不思議に思わない。心を持った空気人形をペ・ドゥナが演じていて、ペ・ドゥナが歩いていたからといって誰も不思議には思わないだろう。だけど、空気人形の持ち主は動かないペ・ドゥナを見ても何の不思議も感じない。つまり外見は空気人形のまま変わっていないのではないかと思う。この映画を本当にリアルに撮るとしたら、きっと空気人形はフルCGで人形そのものが動くようにするべきなのだ。ただ、それを古臭い特撮のように人間が人形の代わりを演じている。だけど、そういうわざとローテクな撮り方を監督はしたかったのだ、と思っている。そうでなければ、ペ・ドゥナには全身の横にビニールを接着した線が残っていることもないはずだ。
だとすると、人々は一人で歩いている空気人形を見ているのか? 答えはイエス。だけど、空気人形が歩きだしても誰も驚かない。これをファンタジーと言っていいかわからないけど、ファンタジーと同じく、喋るはずのないものが喋ったり動くはずのないものが動いたりすることが受け入れられる物語ということだけなのである。
そこで描かれるのは、心を持った空気人形が、自分はからっぽで、代用品でしかないことに苦しむ姿である。しかし空気人形は知る。他にもそんな空気人形みたいな人間はたくさんいるのだということを。そして自分が誰かの代用品でも構わないと思った時、自分でなければできないことを求められる。つかの間の幸福を味わう空気人形だが、しかし人の空虚を埋めることはできないのだった。
『なくもんか』をMOVIXさいたまで観る。
良くも悪くも阿部サダヲの笑いに満ちた作品だった。ゲラゲラ笑っている人もいたけど、そこまでは可笑しくなかった。これは笑いの好みの差かもしれない。ラードで揚げたハムカツのようにこってりとしたギャグが好きな人にはいい。そうでないと、コテコテのギャグに疲れる。それでも3回くらいは思わず笑わされたが。
ただ良かったのは竹内結子か。彼女がいつもと違うキャラで、コメディエンヌとして活躍しているのは楽しかった。
最後に朝書いたtwitter小説を載せておく。
『猟奇殺人』胃袋に大量の石。喉に毒林檎を詰められた被害者。童話を模した連続猟奇殺人は犯人が見つかったときに恐怖のピークに達した。犯人は20代前半の保母さんで、類まれな美少女だった。あらゆる童話・おとぎ話の本、映画、テレビ番組はもちろん美少女アイドルも自粛された。
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勤労感謝の日。朝7時半に目を覚ますが、二度寝して昼まで眠る。昼頃起きて食事、入浴。出かける予定だったが、どうも乗り気になれない。ふと思いついて熱を測ると36.5度。平熱より少し高いのはやはり体調がおかしいのだろう。休養にしようと思って再び眠ると、それから6時間くらい眠り続ける。21時頃ようようの思いで起きる。熱を測ると35度台に下がっていた。食事をして、twitterのログを見るなど。
twitter小説、2題。
何かを書いている先生の横顔を見つめる。胸が苦しい。顔のほてりが収まらない。せんせい…、口に出そうとした言葉が喉に詰まる。ああ、これって恋なのかしら。「風邪ですね。インフルエンザの心配はありません」
『親殺し』「俺は50年前に戻る。実験が成功したら父親を殺してみる」刑事は日記から目をあげる。「博士の最後の日記ですか。博士はタイムマシンを作ったと信じていた。息子のあなたを父親だと思って殺そうとして、揉み合ううちに暴発」刑事は信じて帰った。この時代も悪くない。
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寝坊。やっぱり調子は悪い。だが、頑張って仕事をする。夜、「ライアーゲーム」第3話を見る。
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ようやく体調が回復した模様。
『風が強く吹いている』をMOVIXさいたまで観る。
いきなり素人同然の大学生たちが、箱根駅伝に出場するという話。三浦しをんの原作は未読なので想像だけど、原作のディティールは落ちていそうだ。2時間程度の映画ではとてもディティールを描き切れるとは思えない。しかし映画は予想以上によかった。一人ひとりの登場人物のことをもっと描けたらとは思うけど、それぞれの特徴は印象付けて、メインのハイジ(小出恵介)、カケル(林遣都)を中心に描いている。最後のゴール前のハイジの膝の故障はもっとあっさり描いてもいいんじゃないかと思ったけど、さわやかな映画だと素直に誉めておきたい。
『スリーピング・ドール』(ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋)読了。
J・ディーヴァーのリンカーン・ライムもの『ウォッチメイカー』で、登場したキャサリン・ダンスが主人公で再登場する。逆にライムとアメリアもカメオ出演する。物語は、「チャールズ・マンソンの息子」と呼ばれる殺人犯が脱獄し、その犯人逮捕にキャサリン・ダンスが活躍するというもの。犯人がやはり知能犯で、脱獄犯とキャサリン・ダンスとの頭脳戦になる。いつもながらの目まぐるしい展開で飽きさせない。意外に早く着く結末は、意外な真相だったりする。そして残りの数章でもう一展開ある。キャサリン・ダンスというキャラも魅力的で、楽しめる作品だった。
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完全に日常生活に復帰したので仕事。しかし最近あまり仕事をしていないので、9時間半くらい働くだけで疲れた。
『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(マーシー・シャイモフ 三笠書房)を読み始める。
まだ読み始めたばかりだが、茂木健一郎が翻訳している本なので、脳科学に裏打ちされた本を期待して読み始めたのだが、なんだかスピリチュアル本みたいな感じであれれって感じ。原題は、「Happy for No Reason」でタイトルは全然違う。原題の方は内容を表わしているように思う。この邦題のニュアンスはちょっと違うのではないだろうか。
そういえば、最近、「〜をやりなさい」というタイトルの本が多いけど、なんなんだろう。
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誘われて飲みに行く。突然炎の如く飲む。18時から23時半まで。最初二人で、途中からもう一名合流して、焼酎を2本半空けた。飲み過ぎだ。
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どうも昨日の飲み過ぎがたたって、二日酔い知らずなのに、頭が痛いというか重いというか。なので昼間はぐうたらして、居眠りしたり、だらだらと過ごす。
今日書いたtwitter小説を二つ引用。
『兎と亀』兎と亀は山頂まで競争することにした。兎が半分走って振り返ると亀はスタート地点にいる。兎は寄り道して、狸の薪に火をつけ、鰐鮫を騙して丸裸、大国主命に救われ、月で餅をついたら、亀がゴール前。遅れちゃうと兎穴を近道するが、兎は亀に追いつけないパラドックス。
『パスワード』「別れるってなぜ?」「セキュリティ的に…。」俺はパスワードに女の名を使う。今まで3か月続く女はいなかったが薫とは半年。「源氏名なの、本名は由香」俺はパスを変え彼女と同棲、だが半年後同じ危機。「できたの」俺はまだ見ぬ子の名にパスを変え由香と結婚した。
二つ目の『パスワード』を書くまでの経緯を書いてみる。
最初、パスワードを彼女の名前にしている男が、彼女と3ヶ月と続かないのでパスワードが3ヶ月で変わるという一行小説だった。でもそれなら、パスワードを変えるために彼女と別れるという本末転倒がいいと思った。いや、いっそ3ヶ月に一遍、パスワードを変えるために彼女を殺すという猟奇ものはどうだろうか。そこから彼女側の視点に変わって、パスワードを変えるためだけに3ヶ月に一遍彼女を変える男を繋ぎとめるために名前を変える女という発想に変わり、名前が変わるパターンから彼女自身ではなくて子供の名前、そして結婚という話になったという。140字だと全然入らなくてごっそり削ったのがアップした最終形。
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『ゼロの焦点』をMOVIXさいたまで観る。
清張原作の映画ということで、暗く重い雰囲気を想像してしまいなんとなく観る気力をそがれていたのだが、実際の映画はそれほど重すぎず映像化しているのがよかった。時代も原作の時代のまま、都度都度時代を感じさせるシーンを出しているのに、そのわりに古臭い感じがしない。古臭さを感じないというのは、時代性を出しきれていないということかもしれず、賛否両論があるかもしれないが僕は肯定したい。
中谷美紀が女性の立場向上のためバリバリと活動する女性を演じていたが、彼女はその後狂気を示すことになる。この狂気っぷりがよかった。クライマックスで、目の動きだけで見せる動揺と混乱の表情とか。そして木村多江の不幸っぷりもいつもながら最高。中谷美紀のオーラを感じさせるような存在感と対照的に、木村多江の登場シーンでは彼女がいることに気づかないような地味な存在。
印象に残ったシーンでは古い家屋の中で起こる殺人事件がホラー映画のように怖かった。衝撃的だった。
『巡礼』(橋本治 新潮社)を読み始める。
溜まっていた日記を、とりあえず22日から25日分まで書いてアップする。
最後に今日のtwitter小説。
『亀の恩返し』浦島太郎が亀を逃がしてやった数日後、太郎は甲冑姿の老人を泊めてやった。深夜、老人の部屋からパターン、パターンという音が聞こえる。不思議に思った太郎は部屋を覗いた。すると、甲羅を脱いだ亀が腹筋していた。「竜宮城にお連れする体力をつけておりました」
人を殺して逃げました。そしたら先生に怒られました。猿の先ぞは人だったとか、地球の支配者は人だったとか、そんなデマは信じません。地球をだめにした知のうの低い害じゅうだから殺してしまえばいいのです。でもぜつめつきぐしゅなので保護しなければいけないそうです。反省文終り
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1週遅れの「東京DOGS」第6話で吉高由里子を見る。
溜まってた日記を26日分から今日の分まで書く。
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読書
66.『チャイルド44 上』(トム・ロブ・スミス 新潮文庫)(継続・読了)
67.『チャイルド44 下』(トム・ロブ・スミス 新潮文庫)
68.『スリーピング・ドール』(ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋)
69.『断る力』(勝間和代 文春新書)
70.『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』(マーシー・シャイモフ 三笠書房)
71.『巡礼』(橋本治 新潮社)(継続)
映画(劇場)
105.『ホワイトアウト』
106.『わたし出すわ』
107.『パンドラの匣』
108.『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』
109.『空気人形』
110.『なくもんか』
111.『風が強く吹いている』
112.『ゼロの焦点』
映画(DVD等)
15.『銭形平次捕物控 幽霊大名』
16.『眠狂四郎 円月斬り』
テレビ
・「横溝正史シリーズII 八つ墓村」2〜5
・「東京DOGS」3〜6
・「ライアーゲーム シーズン2」1〜3
・「横溝正史シリーズII 不死蝶」1
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「ライアーゲーム シーズン2」第4話を見る。
引き続き『巡礼』(橋本治 新潮社)を読む。どうして『巡礼』なのか、ゴミ屋敷の話。
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