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2008年3月後半
『指し手の顔 脳男II』上(首藤瓜於 講談社)をまだ読んでいる。
脳男IIというくらいだから、当然鈴木一郎が出てくるのだろうと思っていたが、冒頭会話の中で出てきたと思ったらそれっきりで、怪力の持ち主が暴れる事件とその裏に潜む陰謀が垣間見える物語が続く。上巻の半分を過ぎてようやく鈴木一郎が登場するが、数ページで終わり。
ちなみにそのしばらくあとには、『刑事の墓場』(首藤瓜於 講談社)の動坂署の鹿内がカメオ出演する。あ、もちろんこのあと本格的に絡んでくる可能性もないわけではないが。
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『ダンシング・ヴァニティ』(筒井康隆 新潮社)が残り数十ページになっているのに放置状態になっていたのを思い出し、一気に読む。
150ページを過ぎた辺りからもの凄く面白くなったことは前に書いたが、残りの部分はまとまってきてしまい面白さのピークは前回中断した辺りまでだった。
結末辺りでは、未来に起こる犯罪を事前に裁くなんていう、P.K.ディックの『マイノリティ・リポート』みたいな話が出てくる。読み始め頃に『時をかける少女』みたいだなんて書いたけれど、またもやタイムパラドックスもののSFみたいな要素が出てきたなと思う。
しかし前半の反復は冗長な感じがし、結末の部分はまとまりすぎて中盤のような面白さがない。実験的な作品は、そのアイディアや手法には感心しても、実際読んで面白いかというとどうもそうではないと思う。少なくとも、自分には物語的な面白さか心理描写での面白さがないと楽しめないようで、『ダンシング・ヴァニティ』を本当に面白いとは思えなかった。これは自分のスキルの問題なのか、嗜好の問題なのか、いずれにせよ、小説に何を求めているかによるのだと思う。
最近ではペレーヴィンの『恐怖の兜』などそうだった。こちらはまだ読んですぐのころは、哲学的で意味深な部分が面白いような気がしたが、今となっては面白かったのかどうかよく判らない。
ソローキンの『ロマン』なんかも、前半の古典的なロシア文学的な世界から、後半のスプラッターホラーのような展開まではどちらも面白く読んだが、結末数十ページの実験的な部分はアイディアや表現手法としては面白さを認めるけど、読むのは苦痛だった。
なんていうことを思い出したりした。
『指し手の顔 脳男II』上(首藤瓜於 講談社)の方は今日は進まない。のんびりと過ごしてしまう。
「篤姫」、「佐々木夫妻の仁義なき戦い」をリアルタイムで見る。「佐々木夫妻の仁義なき戦い」は、見ようと思って見ていなかったため日記には書いてなかったかもしれないが、テレビが付いていると漫然と見ている。
録画で「エジソンの母」最終回を見る。今クールでは一番面白く見ているなぁ。ここしばらくでまとめてドラマを見て、ドラマって基本的にはいくつかのパターンの組み合わせだと思ったが、その単純な組み合わせに分類できない辺りが面白いのだと思う。
明日からまた時間に追われる日々が始まるのでさっさと寝る。
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朝9時から1時間刻みの予定が連続して慌ただしい一日。とか書いてももうこのところ同じパターンなので、書くまでもないか。とりあえず、3月を乗り切れば落ち着くはず。
読書は『指し手の顔 脳男II』上(首藤瓜於 講談社)を読んでいて、さすがに今日は上巻を読み終えて下巻に入るつもりだったが読み終わらない。いやはや情けない。
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読書は『指し手の顔 脳男II』上(首藤瓜於 講談社)をようやく読み終える。並行読みの本として、『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』(石田衣良 文藝春秋)も読む。
『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』はいろんな雑誌に載った短いエッセイを集めたものである。最初、これも小説だと思っていて、何気なくパラパラと捲っていて、これはどうも違うと気づいた。それぞれが本当に数ページの短い文章なので、細切れの時間に読むのに丁度いいと思って、並行読みに選んだ。
このエッセイ集の最初の文章は、「恋のメガネは焦点を甘く」というタイトルのものだ。恋のできな女性がよく言うこととして、同じ職場に素敵な男性がいないという主張することに対し、ちょっと視点を変えることをアドバイスするような内容だ。
これを読んでいて、エッセイの主旨と離れて、「女性は男性の働く姿を見ると、その男を嫌いになる」のではないかと思った。これは実際真理なんではないか。実例を探して、この仮説を補強していこうと思う。
夜、今サイトにあがっていない2001年以前の日記を再度サイトに上げようと思い、ディスクの中を掘り起こして、確認しつつ読んでいたら、予定外の夜更かしになってしまう。しかし、どういう形式で上げようか。
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だんだん疲れが溜まってくる。今日一日働けば、明日は休みだと言いきかせて仕事。
夜、もの凄い睡魔。睡魔が去るともの凄い空腹感。22時過ぎてもまだ仕事をしている仲間に「もう腹減りましたよ」とぼやくと、二人の人からさっと菓子が差し出される。なんか嬉しい。
23時半、終電がなくなるので帰宅。終電より一本くらい余裕があったが、電車は満員。3月という時期、送別会やら何やら飲み会の機会が多いのかもしれない。満員電車なのに、電車の中で吐いた人がいた。満員電車なのに自動的にできる空間。It's 嘔吐マチック、とか頭に浮かぶ。ばか。
読書は『指し手の顔 脳男II』下(首藤瓜於 講談社)を読む。いよいよ物語は脳男を巡る話へと収束していく。
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帰宅してWebを巡回して、アーサー・C・クラークの死を知る。このことについては、たくさんの人が触れていて敢えて書くまでもないことだが、やっぱり書いておきたい。
いつもこういう著名人の死の際に書くのを躊躇うのは、ショックではあるけれど、僕の十倍、百倍のショックを受けている人がいると思うと、自分は熱心な読者ではなかった、ファンではなかった、だから敢えてショックを受けたと書く資格はないのではないかと思うからだ。でも、そのショックの大きさの多少に関わらず、ショックを受けたという事実は残しておく方がいいのではないかと思ったので、書いておくことにした。
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コップに一杯になった水がこぼれるように、躰に収まりきらなくなった疲労があふれ出したようだ。
昨夜寝たのも遅かったとは思うが、9時過ぎまでぐっすりと眠る。そのあと、まだ疲れを感じて横になったら13時過ぎまで眠ってしまう。朝昼兼ねた食事を済ませたあと、やはりやる気が出ないまま、ちょっと横になったらぐっすり眠ってしまう。目を覚ましたら19時だった。
面白いようによく眠れる。ただし、眠りは浅いようで、妙な夢をたくさん見る。一体どうしてしまったのだ。いや、単に疲労が溜まりに溜まったのだろう。
昨日までは、休日だから映画でも観に行こうと思っていたのだが、この激しい眠りに外出する気はなくなり、泡盛を飲みながらテレビを見ることにする。
録画で「ハチミツとクローバー」最終回を見る。タイトルの「ハチミツとクローバー」の意味を示すらしきエピソードが最後にあった。でも、なんとなく唐突な感じがする。このエピソードに至る途中が抜けているように思う。ドラマ版「ハチミツとクローバー」は悪くない、結構好きだがこのエピソードには疑問を感じる。
それにしても、原作をいまだに1巻しか読んでいないのがもどかしい。大人買いしてがっと一気に読もうか。
続けて、「あしたの、喜多善男」最終回を見る。このドラマ、最初は見続けるつもりはなかったのだが、なんとなく見ているうちにやめられなくなった。結構面白かったということだろうか。
今回のポイントは、なんとドラマに原作者の島田雅彦自身が出演していたこと。あれっと思って、思わず再生を戻して確認してしまった。
原作の『自由死刑』(島田雅彦 集英社文庫)は未読なので、この機会に読んでみようかと思っている。
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基本的に普段は鞄を持たないことにしている。とはいえ、打合せで外出するとなれば大抵は資料があるので鞄を持たざるを得ない。しかしそれ以外の時は、本を一冊持つだけにしている。持ち歩くのが文庫本なら、ポケットに入れて手ぶらになる。
そんなわけで水曜日も仕事場から手ぶらで帰る。スプリングコートには単行本もギリギリ入るちょっと大きめなポケットがついていて、雨の降る中傘だけ差して帰った。
木曜日の休日を挟んでいたのですっかり忘れていたのだが、今日は打合せ場所へ直行予定だった。水曜日の帰りに資料を入れた鞄を持って帰ってくるべきだったのだ。配付資料などは自分の担当ではないので特に問題ではない。ノートくらい広げていれば格好が付く。が、問題は鞄がないことである。二つある鞄をどちらも仕事場に置いてあるのだった。
紙袋かなにか持っていこうかと思ったが、開き直って手ぶらで行くことにする。手ぶらで打合せにいくのって、「てめえ、なめてんのか!」って感じだが、別になめてないので怒らないでほしい。ちなみに、本には合皮の茶色のカバーをして持ち歩いているのだが、これを持ち歩いていると大抵の人は勝手にシステム手帳と勘違いしてくれる。というわけで、システム手帳を一冊持って来ているように澄まして打合せに臨んだ。
午後仕事場に戻り、今日はいつもよりずっと早めに19時半くらいにはあがる。『チーム・バチスタの栄光』を観て帰る。原作では男の田口役を竹内結子が演じるという時点でどうなのかと思ってたけど、期待以上にというか、期待しないようにと思った以上につまらなかった。
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7時半起床、朝食、朝風呂、コンビニにNTTの支払い、読書、昼食、読書、昼寝、ビール、夕食、昼寝、テレビ、読書、2時就寝。大体そんな感じの一日。
読書は『指し手の顔 脳男II』下(首藤瓜於 講談社)の続きを読む。上巻最後辺りから、鈴木一郎が活躍を始める。一方、犯罪の裏も見えてきて、鈴木一郎の好敵手ともいえそうな人物も明確になってきた。最初からちょっとスプラッター的描写があったが、だんだんエスカレートしてくる。加えてポルノチックな描写も出てきて、不必要なエログロな路線は嫌だなと思う。最後まで読み終えて、面白かったといえば面白かったが、あまりミステリっぽくないと思った。鈴木一郎の出自が明らかになることを除くと、事件そのものの面白さもどうだろうという疑問もある。
結末からは、脳男はまた次回作がありそうに思う。
並行読みの『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』(石田衣良 文藝春秋)の方も少しだけ読む。石田衣良のこのエッセイ、ときどき面白いと思う考えが出てきて、その考えについていろいろと考えたり、関連したことを書きたくなる。
amazonから『植物誌 1』(テオプラストス、訳小川 洋子 京都大学学術出版会)の案内が届く。翻訳が小川洋子だから届いたのだ。この『植物誌 1』ってどんな本なのだろう。いや、「植物誌」であることはわかる。小川洋子が翻訳というあたりが気になる。
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Quinka, with a Yawnライヴのインストアライヴが、『Field Recordings』のiTunes Store配信記念として、渋谷Apple Storeで行われるというので出かける。
少し前に着いたのでiPodなどを見る。Appleのコンピュータも触ってみるが、ほとんど触ったことがないのでおそるおそる触る感じであまりよくわからなかった。
ライヴは「Iron and Crayon」、「春の風」、「りんごの花びら」、新曲、「珈琲日和」を演奏。階段の下のスペースでレジと階段への通り道を開けて聴く人は集まる。まさに店の中で演奏している感じで、演奏が始まると他のお客さんの話し声も一回り大きくなる。この雑音が不快ではなく、『Field Recordings』のコンセプトにあっている気がして逆に面白かった。
ライヴのあとパルコ下のリブロを覗く。リアルの書店に足を運ぶのは久し振りのような気がする。見る本見る本欲しくなるが、特に何も買わなかった。
帰りに大宮でも本屋に寄ろうと思って、Lumineの中を行くとヴィレッジヴァンガードがある。本屋に行こうと思ったのにフロアを間違えてヴィレッジ・ヴァンガードに着いたのだと思って、ついでに覗いていこうと思う。
なんとなくヴィレヴァンらしくないと感じたのは、小綺麗にまとまって雑然とした感じが少ない気がしたからか。それとポップが少ない。独特のポップもそうだが、ポップ自体が少なかった。
普通の本屋に行こうと思って、エスカレータを上に上がるとレストラン街だった。そうなのだ、本屋の場所を間違えてヴィレヴァンについたのではなく、本屋がヴィレヴァンに変わっていたのだ。
これは結構ショックだった。この本屋は新榮堂書店で、自分が物心ついた頃にはあったと思う。この本屋はずっと新榮堂書店だったのだ。自分の本のほとんどのカバーには新榮堂書店の昔から変わらないカバーがついているくらいだ。店内改装は何度もあっただろうし、店員だって町の書店と違って知っている人がいるわけでもない。到底昔のままではないはずだが、それでも同じ書店という意識があった。それが閉店というのは、まるで子供の頃から知っている有名人の訃報を聞いたようだ。
夜、テレビは「篤姫」、「佐々木夫妻の仁義なき戦い」の最終回を見る。
読書は、『図書館内乱』(有川浩 メディアワークス)を読み始める。
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雨。折り畳みでない傘を持って出るが、外は思った以上に小雨。折り畳みにすれば良かった。損した気分。
珍しく目立った予定のない一日。それなのに追い立てられるように過ぎる一日。気がついたら22時を過ぎていて、まもなく帰宅するが、家に辿りついたのは0時を過ぎていた。
帰りの電車で『図書館内乱』(有川浩 メディアワークス)読了。面白かった。前作『図書館戦争』で感じた文章の引っかかりもなく楽しんだ。
帰宅して自室のパソコンの電源を入れる。しばらくして部屋に戻って画面を見たらブルースクリーン。ブートしておいて部屋に戻ってきたら、今度は黒い画面にno system disk。再びブートして、今度は立ち上がるのをじっと待っていると、ようやくWindowsが立ち上がるがチェックディスクが走るというのでスキップする。そうしたら、Windowsが立ち上がったところで、あるファイルが壊れて見つからない、チェックディスクをするようにというダイアログが出てくる。仕方ないのでもう一度ブートして今度は素直にチェックディスクを走らせる。ただ立ち上がるまでにこんなに時間がかかるとは思わなかった。
だいぶ調子悪い。いよいよ新しいPCを買うべきか、って前にもそんなこと書いたような。
チェックディスクが終わるまでの間に晩飯を食べる。そして服を着たまま、電気をつけたまま、パソコンをつけたまま、でも何故かベッドの中で眠る。
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疲れて起きられない。週の二日目にして既に今週が何日目か判らなくなるような混乱。特に予定が埋まっていない日だったのに、バタバタと過ぎていく。夜、飲みに誘われるが行くこともかなわず22時半まで仕事をする。
帰りの電車で『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)を読み始める。朝は眠くて読書する余裕はなかった。家に着くと0時過ぎになる。
パソコンを立ち上げるとまたもや、映るcomputer screenの中、チカチカしてる文字 no system disk。いつ立ち上がらなくなってもいいようにやっぱり準備して置かなくちゃ。
以前書いた『ヤン・シュヴァンクマイエル コンプリート・ボックス』の発売日だった。1000セット限定のせいか、もう在庫切れになっている。やっぱり予約しておけばよかったかなぁと激しく後悔。
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朝が辛い。しかし朝から打合せがあることが潜在意識に残っているらしく、目覚ましと関係なく目を覚ます。体内時計の不思議というしかない。朝食、朝風呂とメニューをこなしていくにつれて少しずつ眼が覚めてくる。電車の中で再び眠りに落ちて、打合せ場所へと歩く途中で躰の怠さを感じながらようようの思いで歩いていくうちにようやく、人らしい存在になる。
打合せ後昼食を外で食べて仕事場へ戻る。いくら読んでも、返信しても、終わらないメール処理は無間地獄のようだ。気が付けは23時を過ぎてしまう。23時半のギリギリまで頑張って帰宅。家に着くと1時を過ぎている。
読書は昨日に引き続き、『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)を読む。面白いよ、図書館シリーズ。
そしてまた明日に備えて寝る。4月になればこの生活から脱するはず。それだけを信じて、あともう少し頑張る。
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今日も盛りだくさんの一日。22時半に帰宅し、帰りながら今日は早く帰れたと思った。たぶん、それは間違っている。家に着いたらやっぱり0時近くだもの。
読書は引き続き、『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)を読む。行きの電車を睡眠に使っているので進まない。残りもう少しだが、家に帰ってからはひたすら早く寝ることに専念、残りわずかだが読み終えるのは明日に延ばす。
駅や電車の中吊り広告でニコラス・ケイジ主演の映画「NEXT」の広告をよく見かける。曰く、
「マイノリティ・リポート」「ブレードランナー」の原作者が描く、衝撃の危機管理超大作!
とあるのだが、当然その原作者ってP.K.ディックなわけだが、そのポスターのどこにもフィリップもKもディックも書かれていないし、その原作がなんなのかも判らない。
検索して公式サイトを探したら、『ゴールデン・マン』が原作だと判ったが、これって酷すぎないか。まあ、原作を読んでいないけど惹句を見る限りディックの原作の原型も留めない作品のように思える。P.K.ディックの一般への著名度の低さだけでなく、その違いが名前を出していない理由なのかもしれない。
大体、『マイノリティ・リポート』はまだしも、『ブレードランナー』に至っては原作といってもあまりに違いすぎる。考えてみると、P.K.ディック原作の映画って意外と多くて、他にも『トータル・リコール』とか『スクリーマーズ』とかすぐに思い浮かぶけど、出もないよう全然違うんだよな。原型留めていないのに、なんで原作なのかな。
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朝は家から近い場所で打合せ。12時に打合せ途中で退席、移動する。3本の路線を乗り換えて、13時に次の場所へ。乗り換え途中で10分の余裕が生まれたので、立ち食い蕎麦屋で昼食を摂る。立ち食い蕎麦って、そういえばかなり久し振りだ。食券を買おうとしたら、Suicaが使えることに気づく。そうかJRの改札の外ではあるが、いわゆる駅の立ち食い蕎麦屋なので、そういうところは早めに完備されているんだなぁと感心。
2つ目の打合せにはギリギリに到着。打合せは1時間の予定だったが、これも終わらないので、やはり途中退席で次の場所へ。今乗って来た路線で反対方向に戻っていく。
3つ目の打合せには少し余裕を持って到着したので、他の人が来るのを待とうと思って隣の公園に行くと、桜が満開で子供たちを連れたお母さん方で一杯。レジャーシートを敷いて、お花見状態になっていた。打合せ中に電話が何本かはいってきて、中座しては対応。別件で連絡のすれ違いがあった模様。
打合せが終わって建物から出ると雨が降っていた。一緒の人に駅近くのコンビニまで傘に入れて貰い、コンビニで傘を買う。仕事場に戻ると18時半。今日も遅くなりそうなので、パンを買ってきて珈琲を飲みながら食べる。
気がついたら22時半になっている。金曜日の夜なので、終電は避けたいので帰宅。せっかく傘を買ったのに雨は止んでいた。
今日持って出た本は、『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』(石田衣良 文藝春秋)。『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)は残り数十ページですぐに読み終わってしまいそうなので、家での隙間時間に少しずつ読んでいた『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』の方にして読了。
帰宅して週末なので酒を飲む。日本酒にしようか泡盛にしようか迷ったが、適当なつまみがなかったのとやや寒さがぶり返しているような気がしたのでお湯割りで泡盛を飲む。
ベッドのお供に『図書館か危機』を開くが、1ページと読まないうちに眠りに落ちていた。
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9時頃起きる。朝食を摂り、『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)を読み終える。
ノートパソコンが故障してから、iTunesとiPodの同期ができていない。iTunesをデスクトップに入れればいいのだが、新しいノートパソコンを買いたいと思っていたし、そこでまたデータの移行作業が発生するのが嫌だし、デスクトップの方もときどき不安定になるので心配だし、それより第一にはiTunesからiPodに同期しても、iPodからiTunesの曲が復活できないのではないかと思っていて、同期して4800曲以上の曲が消えてしまうのはちょっと耐えられないと思ったからだ。
その辺を、理論的に考えていたわけではなく、なんとなく同期してiTunesの方にデータが入ればいいけど、逆にiPodが空になったら嫌だな、という程度である。
それが、iPodがUSBディスクとして使えるのだと考えたらiPodからiTunesにデータを戻せるのではないかと思って、iPodを繋いで中を覗いてみる。ノートパソコン側にデータをコピーして、ファイルを開くと、iPodは一つのiTunesライブラリとしか同期できないというメッセージが出てくる。恐れていたiTunesによってすべてiPodが空にされてしまう現象をするかどうか確認している。それは困るのでキャンセルしたが、開いた曲はiTunesに取り込まれた。ということはすべてのiTunesファイルを開けばいいのではないか。
かくして全データをiPodからノートパソコンにコピーする。30分くらいかかった。それからファイルを開く。一個ずつ開いてたら4800回以上開かなくてはならないので、フォルダごとにCtrl+aで全部選択してから開くを選ぶ。開く毎にiTunesに曲が戻ってくる。よしこれだと、全フォルダで同じことを繰り返す。49フォルダで実行して終わった。だが問題はまだあった。曲の数が4000曲満たないのである。1000曲近く少ない。調べていくと、1枚のアルバムの曲でも、曲が歯抜け状態になっている。
どうやら、まとめてたくさんのファイルを同時に開くとすべては開けないようだ。その開けなかったファイルがiTunesに取り込めていないのだ。Exploreで、アクセス日時を表示するようにして、ソートしてみる。1フォルダに少ないときには数ファイル、多いと半分以上のファイルの日付がノートパソコン側にコピーした時間のままである。逆にその時間の変わってないファイルをもう一度開き直せばいいということだ。
アクセス日時の変わっていないものだけ選択して開く、そのあと表示を最新の状態に更新してすべてアクセス日時が変わっていることを確かめる、変わっていない場合はそれだけ選んでもう一度開く、ということを繰り返す。これで取り込めてなかった歯抜けのデータも取り込めた。
残念ながらプレイリストの取込方は判らなかった。そして各曲の再生回数や最終再生日時などの情報も同じ。でもデータがiTunesに戻っただけでもありがたいと思い、その後ついに同期をしてみる。プレイリストなどはすべて消えてしまった。しかしこれでiTunesとiPodが同期された状態に戻った。
もしかしたらもっといい方法があったのかも知れないが、とりあえず復活できたので良しとする。
コカコーラでiTunesとキャンペーンをしていて、1本に1曲もれなく貰えるというのをコンビニで見かけたので買ってみる。キャンペーンサイトに行って早速ダウンロードしてみる。キャンペーンはコンビニ限定で4月末まで。一人最大5曲までとのこと。コーラなんてほとんど飲まないが、あと4本買ってみようかと思う。
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『エロマンガ島の三人』(長嶋有 エンターブレイン)を読み始める。正確には読み始めようとしてストップしているという感じだ。というのは、わずか1ページ目で止まったままだからだ。小説がつまらないとかそういうことではなくて、読書と関係ないところで雑音があって集中できないというか。明日から本格的に読めるだろう。
ところでエロマンガ島という島が実在することは中学生くらいの時に知った。手塚治虫の『三つ目がとおる』の中の何巻だか忘れたが、その中で出てくるのだった。エロマンガ島を舞台に漫画自体がエロマンガみたいな話だというギャグが散りばめられている。『エロマンガ島の三人』も、「エロマンガ島にいって、エロ漫画を読もう」という雑誌の企画でエロマンガ島に行くことになった三人の物語というわけで、発想は似ている。その語呂合わせだけで、何か可笑しくなってしまう言葉なのだな、エロマンガ島は。
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朝が辛い。もの凄い寝不足感。一日は今日も盛りだくさんだったが、比較的落ち着いた感じ。19時には帰る。
読書は、昨日に引き続き『エロマンガ島の三人』(長嶋有 エンターブレイン)を読む。表題作の「エロマンガ島の三人」を読んだら、全体の半分くらいだった。あと4編収録されているのだが、他のずっと短い短篇なのだろう。
あんなに有名な「冬のソナタ」を見たこともなければ、あらすじも知らないが、今日からテレビ東京で放送していたので録画しておいた。録画をチェックしてみたら、吹き替えだった。何故か吹き替えの韓国ドラマって、間抜けな感じがする。ガッカリしたので見るかどうかわからない。
早くも今年の4分の1が終わった。
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読書
15.『ルピナス探偵団の憂愁』(津原泰水 東京創元社)(継続)
16.『楽園』上(宮部みゆき 文藝春秋)
17.『ダンシング・ヴァニティ』(筒井康隆 新潮社)
18.『指し手の顔 脳男II』上(首藤瓜於 講談社)
19.『指し手の顔 脳男II』下(首藤瓜於 講談社)
20.『目覚めよと彼の呼ぶ声がする』(石田衣良 文藝春秋)
21.『図書館内乱』(有川浩 メディアワークス)
22.『図書館危機』(有川浩 メディアワークス)
23.『エロマンガ島の三人』(長嶋有 エンターブレイン)
映画(劇場)
5.『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
6.『チーム・バチスタの栄光』
ライヴ
2.Quinka, with a Yawn(3/23 インストアライヴ@渋谷アップルストア)
テレビドラマ
「あしたの、喜多善男」
「ハチミツとクローバー」
「篤姫」
「交渉人」
「エジソンの母」
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ムネカタさんの小心者の杖日記:エイプリルズが3人組テクノポップアイドルユニットとして再デビュー決定で知ったエイプリルズのサイトの遊びを楽しんだ。秀逸。だが今夜、0時を過ぎたら元に戻っていた。PVは小心者の杖日記の上記のエントリからもリンクしていて今も見られる。
そういえば、今年はエイプリルフールのサイトをあまり見なかった。何故だろうと思ったが、単に紹介しているサイトや日記を見なかったからだろう。日付が変わってからまとめサイトで知ったが、特に印象的なのはなかった。
録画で「世にも奇妙な物語 傑作選」から「過去からの日記」(2004年)を見る。蒼井優出演というので録画チェックしてあった。クレジットは西島秀俊で、二作目が書けないまま小説家を諦めそうになっている男(西島秀俊)が偶然手に入れた日記で、病気の少女(蒼井優)と時をこえた交換日記をするというもの。結構よかった。
『エロマンガ島の三人』(長嶋有 エンターブレイン)読了。最後に収められた「青色LED」がよかった。登場人物は、HとかIとかSとかKと、イニシャルで出てくるが、「エロマンガ島の三人」の登場人物であることがエピソードの端々から判る。「エロマンガ島の三人」の出来事の裏で、Hにはこんな過去があったというのが面白い。
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