|
|
2002年3月前半
月姫系図
駅構内で古本の小さな出店を広げてたりすると習慣で覗いていく。今日も所用で出かける途中、地下鉄の連絡通路でそんな店を見つけて覗く。角田喜久雄の『月姫系図』を見つけて購入。これは持ってなかったはずと思って買うが、若干自信がない。古本屋で手に入れた角田喜久雄で未読のものが増えてきているのでタイトルを見て自信がないときに中身を見ても持っているかどうか判らない。そろそろ未入手リストでも作るか。
アバウトな打ち合わせの後、二時過ぎに遅い昼食。喫茶店でスパゲティを食べ、ノートPCを広げて次の会合のための資料を作成、メールする。気の進まない会合だがすっぽかすわけにもいかない。会合は形だけの打ち合わせをしたあと飲みに行く。飲みに行くのがメインなのだが、結局飲んでざっくばらんに話をするのだと思っていたら、ただたわいのない話をするだけだった。全く会合の意味がわからない。
M:I-2
DVDで『M:I-2』を観る。ジョン・ウー監督で、今までのミッション・インポッシブルのイメージよりアクションものになったというイメージが強かったが、今回観ていて改めて思ったのはアクションがカンフーっぽいなぁという点。先週末には『マトリックス』を観たばかりで、香港映画系の監督や俳優がハリウッドに進出しているけれど、その影響度っていうのは結構大きいんだなぁと思う。って、今更いうことでもないか。
原マスミ
夜、原マスミのライヴを聴きにクラブ・クアトロに行く。時間をちゃんと確認しないで、7時半開演だと思って行ったら、7時開演で1曲目の始まったところに着いた。バンド演奏の原マスミは、普段とはまた違って楽しい。ほとんどMCなしでほとんど演奏のみで通す。ぼそぼそっというオフビートなギャグは弾き語りのときの楽しみなのか。
U5さんとさふちーさんも聴きに来ていて、ライヴの後遭って話をする。U5さんの友人とその友人と食事をするというので混ぜて貰うことにする。
会場では、小峰公子がコーラスで参加していたのでzabadakの『COLORS』を売っていたので購入。最近のzabadakの活動については全く知らなくて、去年の新譜でツアーもやってたとCDの帯で知る。買ったら袋などに入れてくれず、そのままCDを渡されたのでコートのポケットに入れる。なんか万引きみたいでやだなぁとと思ったので、PARCOの下でぶらぶらしているときに、CDをポケットから取り出して「万引きしちゃった」と言ってみたらさふちーさんが一瞬本気にして驚いていた。
IXY200
前から新しいデジカメが欲しいなぁと思っていて、ここ数週間くらいIXYを見ていたのだが、ついに買ってしまう。IXY200というやつ。
デジカメには必ず記憶媒体が絡んでくる。クリエでメモリースティックを使っていて、さらにDVもSonyを買ったので、やはりメモリースティックのCyber Shotというのが順当である。で、ずっとP1のシリーズを見ているのだが、最近のデジカメの大きさを見ていると、どうも大きさが大きい気がしてしまう。大きいというよりごついというのか。
IXY200はその点気軽に持ち歩けそうなのが気に入っている。いろいろ撮りまくって、最近ネタのない日記を少しは活性化できたらいいと思う。画像をたくさん貼るかどうかは判らないけれど、今までよりもずっと楽に画像貼れるはず。
しかし無駄にハイテク機器に金かけてるなぁ。
買いだめ
蕎麦屋で飲む。新しい店を見つけたわけではなくて、一月ほど前から、Hさんと今度飲みましょうという話をしていて、今日実現したのだが、そのHさんの案内してくれたのがたまたま蕎麦屋だった。純粋な蕎麦屋というよりは居酒屋系なのだが、蕎麦もうまかった。
ABCに寄り、文庫になっていた『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹 新潮文庫)と、コミックス版『すべてがFになる』(作画 浅田寅ヲ)を購入。
昨日、書き忘れたが、昨日は浦賀和宏の新作『学園祭の悪魔』(講談社ノベルス)、横溝正史の『七つの仮面』と『悪霊島』(上下二巻 いずれも角川文庫)を購入。買うばっかりで読書は進んでいない。
瞳子と憧子
吉野朔実の『瞳子』(小学館)を見つけて買う。「瞳子」と書いて「とうこ」と読む。貴志祐介の『十三番目の人格』で同じ名前の人物が出てくるように思ったのだが、確認してみたらこちらは「憧子」だった。最初の二編を読んでみて、もちろんホラーではないし描いているものも違うのだが、案外この『十三番目の人格』のキャラに触発された名前なのかなとふと思ったのだ。でも、記憶違い、人間の記憶なんて全く当てにならない。
他に『ピープルウェア 第2版』(トム・ドマルコ/ティモシー・リスター 日経BP社)を購入。このシリーズ三作目の『ゆとりの法則』を見かけてパラパラ見たら面白そうだったので、どうせなら一作目からと。帯には「ソフト開発の現場で多くの熱い共感を呼んだ名著 待望の復刊!!」とある。
余裕ができたせいか、本屋に寄ってはついつい新しい本を買ってしまう。読みかけ本がどんどん溜まっていく。
デザインを変えてみた。Netscapeで確認したらちょっとそっけないけどとりあえずよしとする。最近話題のOperaとかではどう見えるんだろう。
NAE-CHU-NEKOライヴにイッテキマシタ
いきなりワツニュのパクリ。っていうか、U5さんのイッテキマシタではいつもイベントの看板を載せているので、看板を載せたら思わずイッテキマシタ気分になって、パクリました。
で、NAE-CHU-NEKOとは裕木奈江と吉川忠英と斎藤ネコのこと。裕木奈江って、CDを2枚聴いたのだが、『森の時間』というアルバムが、台詞があって恥ずかしかったりするのだが、それを差し引いてもいい。斎藤ネコはKilling Timeとか小川美潮のつながりでライヴを聴きに行ったことはあるので、裕木奈江のライヴに斎藤ネコがサポートしているのを知って、前からちょっと興味を持っていたのである。というわけで、たまたま時間にも余裕ができたので、新宿ミノトール2の今回のライヴに行ってみた。
裕木奈江は自分がCDを出した歌ではなくて、人の歌を歌っていた。最近聴いていなかったのでどの歌という具体的なものはないのだが、『森の歌』に入っていた歌を歌ってくれたらよかったなぁと思う。
しかしなんと行ってもインパクトがあるのは斎藤ネコだった。ネコさんが登場したら、顔にペインティングしているのである! 京劇役者の隈取りとまではいかないが、結構派手にペインティングしていて会場から思わず笑いが漏れる。でもネコさんは全然笑わないのね。裕木奈江は見ると笑ってしまうからか、ネコさんに視線を向けないようにしている。しかしネコさんがヴァイオリンやピアノを弾いたりしてるとネコさんに注目してしまう。ネコさんいいなぁ。
例によって駅構内の古本コーナーの罠にはまる。買ったのは、『ハイブリッド・チャイルド』(大原まり子 ハヤカワ文庫)、『子宮の中の子守歌』(梁石日 徳間文庫)の二冊。『子宮の中の子守歌』は新古で流れてきたみたいで新品が何冊も並んでいた。値段は590円のところ300円。ううむ、未読本が増えてゆく。
書いてないけど、『夜歩く』(横溝正史 角川文庫)と『暴力恋愛』(雨宮処凛 講談社)は読み終えた。『ピープルウェア』と『瞳子』とコミック版『すべてがFになる』が今読みかけのもの。
今日もまたABCによったけど、何も買わずに帰ってきた。こわいこわい。
タイアップ企画
昔大学のときに心理学をやっていて、卒論を書くときには実験をした。実験の手順で、まず被験者の人の名前をパソコンに入力するところから始めることになっていた。当時PC-9801というNECの一番初期の頃のパソコンを使っていて、実験用にMS-DOSを走らせていたから、漢字変換がOS標準の単漢字変換しか使えなかった。それで、名前を入力するにしても漢字を一文字ずつ入力しなくてはならなかったのである。単漢字変換とかいっても今時の人はピンとこないかなぁ。つまり、「ろ」→変換→選択→「露」→確定。「じ」→変換……と続けて、「露地温」となるまで続けるわけである。
被験者として参加してくれた人に田中裕子さん(仮名)という人がいたのだが、「裕」の字を出すのに「ゆう」と入力すると、必ず田中さんは「私の名前はひろこです」と言うのだった。漢字を出すためなので、漢字が早く見つかる読み方で入力しているだけですと説明するのだけど、田中さんは数回やった実験で毎回この名前の入力のときに「ひろこです」と訂正をするのであった。
なぜ「ヒロコ」なのに「ユウコ」と入力するのか。そんなの神様が許しても私には許せない、とか思ってたのかなぁ。
話は全然違うが、今日仲間内で爆笑の渦になった似顔絵サイト。ツボにはまって笑いが止まらなくなってしまった。順番に見ていくと最初は普通の似顔絵なのだが、途中から過激な作品がでてくる。そしてまた後半は比較的まともな似顔絵に戻るんだけど。
ここなので、見てみて。斉藤美貴さんの作品。
うたたねの日々
極端な寝不足で、昼間は眠くて仕方なかった。というか体調も悪い。花粉症だと思っていたくしゃみ・鼻水は、風邪を併発しているのかもしれない。
夕方から秋葉原に出て、食事をしてさっさと帰る。7時過ぎに家に着いて、お茶を一杯飲むとすぐに布団を敷いて寝てしまう。妙な夢を延々と見る。11時頃起きて、ネットにアクセス。チャットなど。
ちなみに昨日の仮名田中裕子さんの話は、そんな人がいたなぁという思い出話です。でも、今思うと、仮名じゃなくてほんとに田中裕子さんだったような気がしてきた。やば。
体調不良
昨日、調子が悪いなぁと思っていたら案の定今日は全然ダメ。昼まで寝て、昼飯を食べた後も炬燵でゴロゴロしていたら天気の好いのもあって、ぽかぽかと日向ぼっこをしながら居眠りしてしまう。暑いくらいなのに鼻水は止まらない、布団で寝ないでそんなところで寝てるから余計悪いのか何もする気力なし。夜は、MANDALA-2に加藤千晶のライヴを聴きに行こうと思っていたのだが、全然そんな気にならない。
夜になって少しはましになってきたけれど、何もしない一日だった。
ネスケってどうよ
少し前に書いたけれど、Netscapeで自サイトを表示してみたら、思っていたのと違う表示になっていることに気づいた。確か大きく変えたときには表示の確認をしたはずなのだが、実際期待通りに表示されていないのだから確認し忘れているということだ。情けない。
今も期待通りにはほど遠いのだが、読めない訳じゃないから格好悪いのは我慢してまだ直していない。今、アクセスしている人の使用ブラウザの比率は、判っている限りではIE5が圧倒的に多くて60%近い。次がNetscape 4が35%くらい。それ以外は微々たるものになっている。Netscape愛用者もまだまだ多いんだから、やっぱり今のままじゃまずいなぁと思っている。
しかしそこで、参考に他のサイトもNetscapeで廻っていみて驚いた。Netscapeって迫害されていないか? 企業のサイトなどではNetscapeも比較的まともに対応されているけれど、個人サイトではNetscapeで正しく表示されないケースが結構多い。一見正しく表示されているかのように見えるが、画像があると画像が本文にかぶってしまい読めないとか、tableで左右に分けているはずが一列になっているとか、そういう見栄えがどうのというレベルではなくて全然違ってしまっているものがざらにある。
昔は、IEよりもNetscapeが正当、シェアがIEに負けてからも美しいのはNetscapeみたいな伝統があったと思うのだが、今やNetscapeは完全に無視されている感じ。そういえば、この間Macユーザの人にMacも今はIEの方が主流だと聞いて驚いたんだっけ。これはこれでショックだなぁ。
風邪は今日はやや快復。夕方、先日IXYを買った店で古いカメラを下取りしてくれるというので、古いオリンパスのデジカメを持っていく。壊れてないのにもったいないかなぁと思ったが、スペックを見直したら35万画素だった。迷わず下取り。なんていうか、最近の技術の進歩は速すぎる。
Linux
一日、Linuxのインストールで遊ぶ。Linux自体はそんなに時間はかかってなくて、さらにPHPやら何やら入れたりして一日。うまくいってるうちはいいのだが、よれだすと原因が分からなくて堂々巡りになったりしてだんだん嫌になってくるもんだが、今日は非常にすんなりいって面白かった。しかし、LinuxなんてUnixとコマンドは似てるから何とかなると思っていたが、そのUnixのコマンド自体を忘れていて苦労する。考えてみたらまともにUnix触ったのなんて、もう5年くらい前じゃないだろうか。ここ10年くらいはむしろNTを触っているので、その前の5年だって大したことやっていないのだ。
なんていうか、時の経つのは速いと思う。
新宿MYCITYのHMVとLUMINE2のABCをぶらぶらする。どちらでも何も買わずに帰る。帰りの電車で、『学園祭の悪魔』(浦賀和宏 講談社ノベルス)を読む。初期の作品のような読ませる勢いが足りないように思う。自分の読書意欲が落ちてるだけか。そうとも思えないんだが。
花粉症に効く酒
いつからか花粉症である。大学の時、友人が「目玉を取り出して洗いたくなる」と表現しているのを聞いて笑っていたのたが、あるとき目がかゆくてホント洗いたいくらいだなと思ったら、この目の痒みはこの二年くらいいつも春に感じていたことに気づく。「あれ、もしかしてこれは」と思いながら鼻水を啜り、「鼻風邪だと思ってたけどこれはあれじゃないのか」と思いながらくしゃみをして、花粉症であることを認めたのが何年前のことだか。
僕は花粉症だと認めてからも、マスクもしないし薬も飲んでいない。でも今年は楽になる薬があるなら飲みたいと思っているのは、いつもの年より症状がきついのかもしれない。そのせいか、最近あちこちの日記や掲示板で花粉症に効くものが目に留まる。ヨーグルトに甜茶がいいとか、今日はシソにパイナップルときたもんだ。花粉症に効く酒とかないのか、と思いつつ今日もビールを飲む。
外出先で『学園祭の悪魔』(浦賀和宏 講談社ノベルス)を読み終え、手持ちぶさたなので手近な本屋で何か読むものを探す。『風刃迷宮』(竹本健治 光文社文庫)を買って読み始める。
『学園祭の悪魔』については、感想を書いておこうと思う。しかし、よく考えたら他の浦賀作品については、どれも感想を書きかけてそのままになっていた。書きたいことがいろいろあって、気合いが入りすぎて、長くなってまとまらなくなってしまったのだった。この書きかけのやつについては、そのうち何とかしようと思う。
『学園祭の悪魔』 浦賀和宏
黒の背景にソーセージが転がりその上に不釣り合いに大量にかかったケチャップという表紙。もちろん美味しそうとは思いもしない、むしろ血まみれの肉塊を思わせる。その表紙が暗示するようなバラバラ殺人が出てくるのだが、結論から言ってしまうとその事件についてはこの作品では語られない。
この作品は、浦賀和宏の安藤シリーズの第二幕と言っていいんじゃないだろうか。これまでの作品、『とらわれびと』までが安藤シリーズの第1シーズンで、『記号を喰う魔女』という番外編あるいは外伝と『眠りの牢獄』という別作品を挟んでその間にふくらんできた新たな安藤シリーズの幕開けというわけだ。ノベルズで200ページに満たない短い作品で、読んでいても三分の二になっても乗り切れない物足りなさを感じた。
ようやく浦賀らしさを感じたのは、三部構成の第二部の終わりである。その展開にちょっと驚くが、その展開にこれは倒叙ものなのかと思う。しかし、言葉のマジックですべてをひっくり返すことは無理なように思える。そう思って読んだ第三部は、やってくれるじゃないか浦賀和宏よ、といえるようなアンフェアぶりでありながらシリーズからすると当然とも思える結末になっている。しかも、あくまでこれはプロローグでしかなくて、ソーセージケチャップなバラバラ殺人についてはこれから始まるのだとなれば、反則と思いつつも次回作を待つしかないではないか。
安藤シリーズファーストシーズンは、一作一作がそれなりのボリュームと満足感を与えながら一つの大きなストーリーになっていたのに比べると、セカンドシーズンにも期待はできるものの、一作目がプロローグだけというのはどうしたものかとも思える。せめて京極夏彦のように次回作を予告するくらいのことはしてほしいものだ。
(『学園祭の悪魔』(浦賀和宏 講談社ノベルス) 2002/3/12)
眠れない夜のために
昨日買った『風刃迷宮』(竹本健治 光文社文庫)だが、結構面白い。半分くらいまで読んだところだが、複数の人物の別々の体験が、まだはっきりと見えてこない事件に微妙に重なり合っているようで、その事件の輪郭がぼんやりと浮かび上がってくるという展開がよい。先走って、解説を少しだけ読んでみると牧場智久シリーズのうちの一作であり、しかし牧場智久自身が脇役でしか登場しない異色作らしい。このシリーズは読んでないので、そういう位置づけの作品だったのは都合がよかった。
「好奇心、猫を殺す」は、好奇心−−余計な詮索はしぶとい猫でさえ死を招くという意味だったと思う。猫がしぶという生き物というのは、「猫は九つの命を持つ」という別のことわざがあってアメリカだか英語圏だか知らないが、あちらでは猫はしぶとい生き物ということになってるみたいだ。
記憶違いだと嫌なので辞書を引いてみたが、「Curiosity killed the cat.」は見つからず、「Care killed the cat.」が見つかった。意味は「(九生あるという)ネコでさえ心配のためには死んだ;心配は身の毒,元気を出せ,くよくよするな」とある(小学館英和中辞典)。
もしかして、元々のことわざは「心配、猫を殺す」で、それをもじって「好奇心、猫を殺す」というのだろうか。たとえば、マザーグースとかありそうではないか。
ちなみに、栗本薫の小説に、「好奇心、猫を殺す」の意味について語り手が意味の捉え方を二通りあげてなにやら語っていた作品があった記憶がある。たぶん、ぼくらシリーズの「時代」か「気持ち」、でなければ伊集院シリーズの初期のやつ、『優しい密室』かなにかだったと思う。本棚にはあるのだが、探すのは面倒なので未確認。
春眠ナルコレプシー
2月からもう1ヶ月半も6時半起床を続けている。夜、早く寝るようにしていたのは最初だけで、最近はまたなんとなく3時くらいに就寝するペースに戻ってしまった。おかげで毎日眠くて仕方ない。特に最近、季節も温かくなって来たので、春眠暁を覚えずというか、いや朝は起きられるのだが昼間がひどい。瞬間的に睡魔が襲う。一秒で記憶が飛ぶ。こういう生活は改めないと。
メールのウィルスがまた流行り始めたらしい。今度はタイトルが日本語で、「重要」とか「お久しぶりです」とか来るらしい。前からウィルスのタイトルが英語なのを、流行らせたかったらちゃんと日本語化するべきだとか思っていたので、ようやく改善されたかと思う。メールアドレスの国の属性を見て、日本語か英語(Importanceなど)に切り替えるらしい。これは素晴らしい。「お久しぶりです」なんてやられちゃうと、うっかり開く人はたくさんいそうだ。でも、今回のウィルスはメールを開いた後に添付ファイルの実行が必要らしい。これで、開いただけで感染するようにしてあったら完璧だったのに。
ウィルス作者の見方をする訳じゃないけれど、今までのウィルスって外国ものなのか受信時にタイトルや本文が英語で不審に思われるものがほとんどで、工夫が足りないと思っていたので。そういうユーザ心理をつくようなちょっとした工夫があるので、蔓延しそうだ。注意しよう。
昨日の「好奇心、猫を殺す」が出てくる栗本薫作品は『優しい密室』で正解と、友人の納富廉邦から掲示板に書き込み。『猫目石』にも似たような記述があるということだが、それは忘れていた。
登場人物の名前の作り方
イノミスさんで知ったのだけれど、『鏡の中は日曜日』の登場人物にそんな仕掛けがあったとは! って誰も判る分けない。殊能将之のサイトにperlというメニューが増えていて、「namemaker」なるソフトがアップされている。案外これがその仕掛けのネタになっているのかも。あとでダウンロードして試してみよう。Mac向けでWindowsで動くかどうかはわからないということだが。
|
|
|
|
|